寒くて、なかなか外での活動ができない。かといってテレビも見たい番組が少ないので、どうしても冬の間はＤＶＤをレンタルして鑑賞することが多い。今回は宮尾登美子原作の『櫂』を鑑賞した。五社英雄監督作品で、主演が緒方拳、十朱幸代である。宮尾登美子の小説『櫂』はかなり以前に読んでいる。宮尾作品はドロドロした人間関係を描いて、私には少し重たい感じのする作品が多いのだが、映画ではどうなっているのだろうかと思って鑑賞してみた。渡世人で女衒である富田岩伍に15歳で嫁いだ喜和が人身売買に手を染める岩伍の生き方になじめず、最後には離縁するのだが、まだ「娘身売り」などの形で人身売買が行われていた戦前（大正期）の日本（高地）を背景にしているだけに、なかなかしんどい映画だった。
おはようがんす。今朝はどんよりと曇っている。気温はやはり低く、台所においた急須の中まで凍っていた。今日は私が食事当番なので、妻が出発時に火をつけていった薪ストーブに薪を放り込んで、まず室温をあげる。それから1杯分のお湯を沸かして緑茶を1杯飲んでから、食事の準備にかかる。
期さは、塩マスを焼き、いつものようにコマツナを辛し和え（今日は焼いた油揚げ入り）、マカロニ入りのサラダ、焼きそばをつくった。味噌汁はダイコンとニンジンに油揚げ。デザートに伊予かんをつけた。これに食後用にコーヒーをドリップで入れる。これで、一応朝ごはんが食べられるだろう。私は、たいてい朝はパン。大野には「パン工房」というのがあって、雑穀（イナキビ）の入ったパンを地域の主婦たちが手作りで焼いている。結構おいしいのだが、1個300円もするのでいつもというわけにはいかない。でも、地元の産品を加工するこうした事業は大事だと思うでの、できるだけ購入するようにはしている。
ところで、今日は「南岸低気圧」が発達しながら北上する。東京では20年ぶり位の大雪になると騒いでいるようだ。コースにもよるが東北の太平洋側にドカ雪をもたらすタイプだと思う。私も山歩きをする関係で、天気の動向にはいつも気を付けている（別に山に行かない時でも）。春先のこのタイプの低気圧と、冬の入り口でやってくる「2つ玉」と呼ばれる低気圧は要注意だ。大学1年生の時、岩手山でワンゲルの仲間が遭難死した記憶がまたよみがえってきた。今回の低気圧が週末に重なることから、山岳遭難がおきないと良いがと思うのである。
