山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『初秋の剣』=風野真知雄著

2014-02-05 08:18:48 | 読書

「大江戸定年組」なるシリーズの1巻目、『初秋の剣』を読んだ。作者は風野真知雄である。風野の「麻布わけあり酒場」シリーズを読み、早見俊の「居眠り同心影御用」など、これまであまり読まなかった作家のシリーズを漁って読んでいるところだが、次はどのシリーズを読もうかと思って、古書店に寄った際、本棚から選んでおいた1冊である。この話は、町奉行所の同心をやめた男、家督を息子にゆずった御家人、商売を息子にゆずった商人の3人の男が、「景色の良い隠れ家」を求め、それを確保した。退職後の暇をどうつぶすか考えたとき、町の人々の相談相手になり、可能なものは解決するそんな役割をしようと話し合う。時代を江戸時代に置いているが、定年後の「毎日が日曜日」となった時の隙間を埋めることのできない男たちの気持ちを代弁しているような気がする。幸い私は、ちょうど退職するころに義父が投げ出した田んぼがあって、さらに幸いに、生まれた家が農家で田んぼの作業も教えられなくとも人とおりできるという条件があり、時間の隙間ができずに済んでいるのでこうした悩みはないのだが、人生を終えるときまでいかに生きがいを持って生きるか、そのあたりに話が行くのかな?と思って読んだ。


立春寒波、めずらしくお肉のメニュー

2014-02-05 07:42:05 | グルメ

おはようがんす。昨日は「立春」だったけど、思いっきり気温が低く、零度を上回らないまま一日が過ぎた。午前中は、裏庭(といっても前には庭がない)の除雪を行い、畑からトラクターを持ってきて道路側の雪と宣伝カーの前にたまった雪を近くの田んぼに捨てた。春になれば溶けてしまうので、近所の人たちがみんなこの田んぼに雪を捨てる。もっと大量に降ると近くを流れる大野川の堤防までもって行き河川敷に捨てる。今年はその場面がまだないということは、やはり降雪量が少ないということだろう。寒さはまだまだだが、日の出が早くなり日差しも確実に強くなってきている。春の気配がただようまでもう少しだ。

寒さ対策でもないだろうが、今日は朝からお肉のメニューだ。豚肉の生姜焼き、ホウレンソウのシラス和え、煮付け、ハクサイの漬物(市販品)などである。味噌汁はエノキと豆腐。わが家は魚中心のメニューが多いのだが、魚がなかったのでこういうメニューになったらしい。

今日は、午前中は八戸に出て映画鑑賞。あまり前宣伝はされていなかった感じだが、山田洋次監督の「小さなおうち」が良いらしいので観ようと思う。妻といっしょにと思ったのだが、彼女は今日は議会運営委員会と全員協議会があるらしい。夜は別の会議ということで、今回は一人で行く。まあ、映画は一人で観る方が私は好きなのだが…。