中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

ローリスク・ローリターン

2022-04-02 22:22:00 | 子育て奮闘記
 春休み。今日は、毎年恒例の仙台のバレエコンクールを観に行きました。今年は娘が受験のため出場しませんでしたが、たまには父兄でなく、完全な観客として観てみるのも面白い。

 野球ファンの中には、プロ野球より甲子園の方が好きだという人もいるらしい。

 一回しかない舞台に全力を注ぐ姿には、人を感動させる力がある。どんなに一流でも、職業としてお金のためにするプレーには、どこか日常の影がさすものです。それより、たとえ一流でなくとも、この一瞬だけに全てをかける姿に感銘を受ける。

 …これには自戒の念と共に、共感します。職業は生活そのものですから、どうしてもその「におい」がまとわりつく。お客さんがお金を払って見に来る「夢」と相容れない部分もあるでしょう。

 気をつけなければいけませんね。

 さて、そんな生活臭と無縁のステージが、コンクールです。そこに生活は無く、「闘い」のみがある。

 しかも、青春を削って臨む、本気の勝負です。特にバレエは、残酷なほどに見た目も重要ですから、ダイエットのあまり拒食症になってしまう若者がたくさんいる。まさに命懸けの勝負です。

 …そうまでしての出場ですから、自分ちの子供が出てると、親も緊張するもの。だから、一度ぐらい「外野」で観てみたいと思ったのです。

 結論から言うと、充分楽しめましたが、面白さ半分、物足りなさ半分。

 こんな事を言うと怒られそうですが、やはり競馬は馬券を買って見るもの。それも100円とかではつまらない。

 これは娘も同じだったようで、気楽な身分を楽しむはずだったのに、終わるや否や、早くも一月後のコンクールにエントリーすることを決めていました。

 …これからまた散財か。

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