中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

第20回

2021-03-21 21:50:00 | ヴァイオリン
 今日は毎年恒例の「つくしんぼコンサート」。山形Qメンバーの門下生による合同発表会のことです。とは言っても、最近は生徒の数も少なくなってしまって、私の所の数名と、Vc茂木氏の教室の数名のみ。

 他の山響メンバーと、さらに合同でやるという手もありますが、このご時世、少人数で短時間でまとめるのも有効です。会場費が安い山形ですから、少人数でもどうにかなるのが強みです。ということで、総勢9人での、こじんまりとした発表会になりました。

 …去年は見送りましたから、こうして開催できるだけでも、良しとしましょう。

 この「つくしんぼ」も、もう「第20回」。第1回は、まだ私の息子が小さ過ぎて参加できなかったぐらいですから、ずいぶんと時代が流れました。奇しくも、今回は、初期の頃と同じ会場。山形が全国に誇るラスクで有名な「シベール」本社併設のホールです。山形市の外れ、蔵王の麓の広々とした敷地にあるパン屋さんの2階。…なんとものどかなホールです。そして懐かしい。

 昔は、そこで終演後に会食をすることが条件で使用できるホールでした。お茶とお菓子を人数分注文して、それがそのままホール使用料になる仕組み。

 その頃は生徒もたくさんいて、盛大な会でした。息子などは興奮してお茶の席の間を走り回っていたものです。

 昨今の状況で、今はもちろん「会食しばり」は無し。その代わり、出演者全員分のお菓子を、お土産に購入する。

 いずれにしても、実に良心的なホールなのです。そして響きも良い。

 短時間でしたが、良い会になりました。人が本気で一生懸命演奏する姿というのは、見ていて気持ちの良いものですね。下は幼稚園生から、上は「お恥ずかしながら60の手習いなんですよ〜」という方まで。

 とにかく、楽器の演奏というものは、人に聴いてもらわなくては上手くならない。このご時世でもこうして集まって頂いた価値は大きい。

 きっと、良い刺激になったはずです。…上手くても、そうでなくても、こうして人が集まって音楽を演奏しそれを聴くのは、良いものですね。

 …心置きなくこういう会が自由に催せる日が戻ってくることを祈ります。

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