次世代のために

　昨日まで五日間続いた、山形市中学校の音楽鑑賞教室が終わり、ホッと一息…

　…つく暇もなく、今日は天童でファミリーコンサート。主に幼児を対象とした、歌あり、手遊びありのイベントでした。

　このシリーズはかつて山形県の主催で毎年何度も県内各地でやっていたものです。保育士を目指して勉強中の学生さんたちが賛助出演して、手遊び（アルプス一万尺やパンダうさぎコアラなど）を、オケの演奏に合わせて会場を巻き込んでやってくれる。

　山響（とくに私などの古参）と、学生を率いる先生は何十年前から変わらず、学生だけは入れ替わってゆくのです。

　いや、むしろ、学生さんたちの若さと客席の幼児は変わらないのに、私たちだけが同じところに留まって歳月の侵食を受けているような気もする。

　「肩つら…」「腰いたた…」と思いながら、「手のひらを太陽に」などを楽しそうに弾き続けるのも、これはこれで、なかなか根性を必要とするものですね。

　学生さんたちには、立派な保育士さんになってほしいし、客席の幼児たちには、音楽を愛する大人になってもらいたい。…おじさんたちは、また、次の子どもたちのために演奏していますから。

　明日は新庄市で、企業局主催の名曲コンサート。急に寒くなりましたが、秋はまだまだ続きます。