暑いです。リハーサル会場はもちろん冷房がきいていますが、休憩時間に一歩でも外に出ると「災害級の暑さ」という報道に納得。まさに「わざわい」ですね。
そんな暑い中ですが、今週は明日の演奏会のためにひたすら、シューベルト漬け。
暑い夏にぴったりの音楽…ではありませんが、どんな状況で聴いても憎めないのがシューベルトです。
シューベルトはすごく良い人…というイメージが私の中ではありますが、たぶん、それが形成されたのは「未完成交響楽」という映画のせいです。
小学校高学年か中学の時に、テレビ放送を、居間で母親が観ていたのを何気なく。
物語は創作ですが、その中のシューベルトはとにかく、貧乏で朗らかな青年なのです。
質屋の娘さんだったでしょうか。ちょっと仲良くなった女性が、家事をしながら鼻歌を歌っている。それが「野ばら」。
そこにいたシューベルトが
「それ、僕の曲だ」というと、
「え?これを、あんたが作ったっていうの?うそでしょ」
…ぼろぼろで質屋に通うような人が、こんな流行歌を作ったとは信じられない。
このシーンが一番記憶に残っています。
「野ばら」は、日本でもだれでも知ってます。だから、それを作った人が貧乏のどん底で若死にしたというのは、日本の子供でも信じがたい。そんな気持ちと、そのシーンが重なって印象に残っているのだと思います。
…著作権が守られることは確かに大切ですね。
さて、ここからは映画を観ていない人にはわからない話。
映画では、身分のある女性とシューベルトが恋に落ちるが、結局、身分が違いすぎて実らない。
「この恋が実らなかったように、この交響曲も完成する事はない」と書きかけの曲を閉じるのです。
うーん。そこには納得が行かなかった。観てる方はたぶんみんなが「質屋の娘推し」。ぜったいあの娘の方が明るくて気だても良くて、シューベルトのことを好きなんだし、結婚したら幸せになれるはずなのに…と思わずにはいられない。
その娘にはお構いなしで「失恋したからこの曲は終わり」って、そんな浮ついたやつが片手間に作った曲じゃないでしょう「未完成」は、と当時の私でさえ思いました。
でも、完成させてたらこんなに長くなるのか…とも思いつつ、明日の「グレイト」良い演奏になるように頑張ります。
そんな暑い中ですが、今週は明日の演奏会のためにひたすら、シューベルト漬け。
暑い夏にぴったりの音楽…ではありませんが、どんな状況で聴いても憎めないのがシューベルトです。
シューベルトはすごく良い人…というイメージが私の中ではありますが、たぶん、それが形成されたのは「未完成交響楽」という映画のせいです。
小学校高学年か中学の時に、テレビ放送を、居間で母親が観ていたのを何気なく。
物語は創作ですが、その中のシューベルトはとにかく、貧乏で朗らかな青年なのです。
質屋の娘さんだったでしょうか。ちょっと仲良くなった女性が、家事をしながら鼻歌を歌っている。それが「野ばら」。
そこにいたシューベルトが
「それ、僕の曲だ」というと、
「え?これを、あんたが作ったっていうの?うそでしょ」
…ぼろぼろで質屋に通うような人が、こんな流行歌を作ったとは信じられない。
このシーンが一番記憶に残っています。
「野ばら」は、日本でもだれでも知ってます。だから、それを作った人が貧乏のどん底で若死にしたというのは、日本の子供でも信じがたい。そんな気持ちと、そのシーンが重なって印象に残っているのだと思います。
…著作権が守られることは確かに大切ですね。
さて、ここからは映画を観ていない人にはわからない話。
映画では、身分のある女性とシューベルトが恋に落ちるが、結局、身分が違いすぎて実らない。
「この恋が実らなかったように、この交響曲も完成する事はない」と書きかけの曲を閉じるのです。
うーん。そこには納得が行かなかった。観てる方はたぶんみんなが「質屋の娘推し」。ぜったいあの娘の方が明るくて気だても良くて、シューベルトのことを好きなんだし、結婚したら幸せになれるはずなのに…と思わずにはいられない。
その娘にはお構いなしで「失恋したからこの曲は終わり」って、そんな浮ついたやつが片手間に作った曲じゃないでしょう「未完成」は、と当時の私でさえ思いました。
でも、完成させてたらこんなに長くなるのか…とも思いつつ、明日の「グレイト」良い演奏になるように頑張ります。
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