中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

新番組とマエストロ

2024-01-16 22:17:00 | 映画・ドラマ
 今月になって、テレビでも新しいドラマがいろいろと始まりました。個人的に一番期待しているのは、大河ドラマです。紫式部が主人公の平安時代もの。視聴率でどうのこうの言われた「平清盛」もすごく良かったので、楽しみにしているのです。

 そのほか、今期もまたクラシック音楽系のやつがありますね。「さよならマエストロ」。面白そうだと期待するよりも、また「のだめ」のような、これをきっかけにクラシック音楽の名曲が人気を博すようなことになればと思うのです。

 ということで、とりあえず初回をチェック。主人公は引退した指揮者。ヨーロッパで活躍していたのですが、あることをきっかけに辞めて日本に帰る。そこで、潰れかけた地方のアマチュアオーケストラの再生に関わる感じなのでしょうか。

 初めは固辞していたものの、成り行きで指揮をすることになる。すると、それまでダメだったオーケストラの音が変わるのです。

 ドラマによくありがちな展開ですよね。

 指揮者が代わったぐらいで、そんなに簡単に音が変わるわけないだろう。医者が医療ドラマを見てバカにするように、音楽家が見たら吹き出すに違いない…

…と思うかも知れませんが、そんなことはない。指揮者が代わったぐらいで、違うオーケストラのようになることは現実にあります。そういう意味では、指揮者という存在は神の腕を持つ天才外科医よりもすごいのかも知れません。今後の展開を楽しみにすることにします。

 今日の山響は昨日に引き続き、県内の社会科見学に伴う小学生向けのコンサート。

 いつも県内外でやっている(やり飽きている)、お馴染みのプログラムですが、指揮は常任の阪哲朗氏。

 …これが、やはり違う。指揮者が違うと、ここまで変わるものなんだなと、自分たちのことながら驚きます。

 何が違うのか。弾きながら考えていましたが、ひとことで言えば、音楽性よりも、集中力の喚起の仕方なのだと思います。オーケストラは人数が多い。そのみんなの集中力が高まれば、それだけで格段に良い演奏になるのです。

 手前味噌かも知れませんが、山形県は、質の高い社会科見学をしていると思います。

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