最近、携帯で本を読むことが多くなりました。
本などは私にとって消耗品なので、古本屋の100円コーナーのもので充分なのですが、それだと活字が小さくて苦労するようになってしまったのです。加えて、今までは旅行に何冊も持って行ったいたものですが、それも重い。重い本と老眼鏡をセットで持ち歩くのが辛くなったのです。
それに比べて携帯は、月々の払いで、移動中でも自由に本が選べるし、文字の大きさも調節できる。持ち運びの手間もない。
味気ないし、邪道だと思いますが、便利さに負けました。
「負けた」感じもしますが、最近はなんでも携帯でやることが、そもそも強制される機会が多すぎる。
昨日、山響の事務局から、保険証が廃止されることに伴って今後どうすればいいのかを説明した書類が配られました。
要するに、マイナンバーカードが、これからの保険証になるということですね。
私は、政府から言われても言うことをききませんが、ウチの奥さんに言われると即座に盲従するので、かつてポイント付与があった時に保険証との「ひも付け」は済んでいます。
…しかし、あの時も本当に面倒だった。ちまちまと情報を入力して、携帯で自分の顔を写して、しかもそれがズレているだのなんだので、なかなか先に進めない。
けっきょく、疲れ切った逃亡者のような写真のカードができました。
そんな作業をいろいろな場面でさせられると、こんな私でも、次第に携帯の扱いに慣れてくる。そして、慣れてくると、それで全部できてしまうので、今までのやり方が億劫になる。
…携帯に飼い慣らされてきてます。