中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

手取川「名流」

2023-03-06 22:02:00 | お酒の話(県外)
 石川県の銘酒「手取川」の大吟醸。もちろん頂き物です。

 石川県は北陸の中心地。仙台にも感じることですが、その地方の「中心地」のプライドがある。

 そのプライドはどのように現れるかというと、「首都に近い感じ」です。今であれば東京っぽさ。昔であれば京都。

 そういうことなのか、石川県の酒は京都の酒に味が似ている。しかもわざわざ「似せている」から旨いと思える酒がない。本来、北陸の酒の方が美味いのに、何とも残念だなあと思っていました。

 しかしそんな中、私の石川県イチオシの酒が「手取川」です。以前、山響の演奏旅行で感動した酒です。…他の石川の酒と全然違う。これこそ「洗練された北陸の酒」という感じ。

 そんなこんなで、頂きました「手取川」。しかも「大吟醸・名流」。

 「○○川」という日本酒は、そのグレードに「本流」とか「○流」というネーミングをつけたがるものだなと思いつつ開栓。

 …素晴らしい透明感。まさに北陸の雪解け水のようです。

 これでこそ「北陸を代表する」と言える。地方都市は、変に都会志向にならない方がずっと良いのです。「小江戸」とか「小京都」とか言われて喜んでいるようでは、未来がない。本当の東京や京都に行きたければ、すぐに行けるんですから。

 「美しい」北陸を堪能しました。ここ数年行っていませんが、また行きたくなりますね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新幹線ゲーム | トップ | パトラッシュ視点 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お酒の話(県外)」カテゴリの最新記事