Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

トップリーグ最終節@秩父宮

2007-01-14 | ラグビー
寒い冬に陽当たり良好の秩父宮バックスタンドは最高!というわけでトップリーグ最終節。今シーズン3度目の観戦です。今日は2試合とも好カードだったので、2試合丸々見てきました。内容的にはお腹一杯です。

第1試合はNEC×トヨタ。「今季のNECは調子が悪い」 前半はそんな風潮の通り、0-11とリードされたNEC。しかし後半の逆襲は見事でした。一時は15-11と逆転。プレーオフ進出が懸かっているトヨタはそこからもう一度引っくり返して終了間際のトライで19-15。ロスタイムのNECの猛攻も、トライまであと一歩のところまでいく白熱の攻防で、後半のせめぎ合いは本当に手に汗握る展開でした。

東芝×三洋電機も一進一退の攻防の連続。常に先手を取る東芝を必死で追いかける三洋。特に前半はトニー・ブラウンのまさに職人技の正確無比なキックが、ことごとく決まりました。三洋の流れるようなパスの連携プレーも見事だった。一方の東芝もパスワークが上手く決まっていました。両者のパスワークを見ていると、三洋が空いたスペースを突くという空間を巧みに利用して繋ぐのに対し、東芝は相手ディフェンスのタイミングをズラす間を上手く使って繋いでいる印象を受けました。

ただ後半の半ば過ぎになると、スタミナ・フィジカルで勝る東芝の前に息切れした三洋は成す術無く。バテてきたところに侍バツベイの突進は、相手からしたら本当にイヤでしょうね。結局最終的には66-30。三洋はプレーオフ進出を逃がす結果に。面白いラグビーを展開していただけに、プレーオフも見たかったな。東芝はやっぱり強かった。思えば観戦した試合は今のところ全勝でした。

2試合とも満足度の高い試合でしたので、心地よい気分で会場を後にしました。今週は実に密度の濃い週末でした。

東京体育館のVプレミアへ

2007-01-13 | スポーツ
世界バレーに行った時、予告した通り今日はVリーグに行きました。谷口が登場するとどろきに行こうかとも思いましたが、どうもカード的にJT×東レが面白いらしいので東京体育館を選択。

着いた時は既に第1試合「豊田合成×大分三好」の途中で、どうも豊田優勢の模様。結局3-1で豊田勝ち。2試合目がJT×東レ。

JTは社員の動員がかかっているのか、応援団席に人沢山居ました。チアスティックとビブスで緑色に染まっていた。応援席の通路にチアが常駐している光景は初めて見た。それと間合いで流れるBGMは応援席から流しているようですね。PA卓が置いてありましたから。この辺、応援の仕込みは実に手が込んでると思いました。

試合は3-1で東レ勝ち。4セットとも接戦で中身の濃い試合でした。全体的な印象だと、JTはディフェンス面でミスが目立った感じがしたのと、東レの方がチームワークが良くて組織力で勝っていました。JTのリベロの菅山かおるは日本代表だけあって、安定感があり拾って繋ぐプレーはさすがだった、決して人気先行の選手でない事がよく分かりました。あとは東レの木村が大事な場面でことごとく決めていたのが印象に残った。

今日は本当に良い試合が見れました。体育館は室内なので選手の声なども聞こえてきて臨場感ありました。また来ようと思います、日程を調べたら2月の3連休の東京体育館あたりが次回の観戦になりそう。その前に明日はまた神宮外苑です。といってもインカレ決勝は行きませんが、そのお隣の秩父宮に行く予定です。

07年鹿島の人事状況

2007-01-12 | 鹿島アントラーズ
羽田と深井のレンタル移籍で人の出入りは一通り終了でしょうか。深井は公式発表は出ていないけど、ほぼ決定と考えてよいでしょう。ようやくある程度の陣容が固まったようです。新加入組は監督含めブラジル人総入替。噂通り、ファボン・ダニーロ・マルキーニョスを獲得。マルキは毎年コンスタントに点を取っているので、今年も無事に稼働してくれることを期待。

羽田はC大阪へ。入団時は将来を嘱望された大器も、怪我に泣かされ続けて未だにレギュラーを取れない状況では、移籍を考えるのは当然か、でも惜しいですね。

深井は新潟に期限付き移籍ですか。結論が出るまで時間がかかったのはそれだけ悩んだという事ではないでしょうか。日刊のコメントによると鹿島愛を協調しているから、レンタル終了後はまた戻ってくるのかもしれないのでそれを切に願いたい。でも移籍先はホームスタジアムが常時満員で熱狂的な新潟、そこで今以上に愛されたら愛着が湧いて、もう鹿島には戻って来ないかも知れない。その可能性は否定できない。とにもかくにも一人の戦力以上の貴重な存在の深井を失ったのは痛い。本田も引退した今、誰がサポとの距離を詰めてくれるのか、それが今季の不安なところであり、他の誰かが台頭してくるのを期待するところでもあります。

深井は新潟での1年間の修行頑張ってきなさい!そして一回りも二回りも成長して08年、また鹿島に帰ってきてね。

2006 観戦のまとめ

2007-01-11 | フットボール全般
去年のトータル観戦数は104試合でした。前年比+1。自己記録をまた更新。但し去年はサッカー以外のスポーツもかなり見ているので、スポーツ全体の総観戦数でいくともっと増えていると思います。内訳は以下の通りです。

J1:41試合
J2:20試合
カップ戦:17試合
代表:5試合
学生年代:5試合
A3・ACL・クラブW杯:7試合
その他:9試合

チーム別だと鹿島が30試合、川崎は29試合行っていました。色々な試合がありました。そんな1年の勝手な私的記録です。お暇でしたら以下もどうぞご覧下さいな。

◆ベストゴール
第1位  1月8日 高校選手権決勝 鹿児島実業×野洲(国立)
野洲・瀧川のゴール
*流れるような華麗なパスワークからのゴール。個人的に大好きな得点の形でした。

第2位  9月16日 J1第23節 清水エスパルス×鹿島アントラーズ(国立)
鹿島・野沢のループ
*ミドルレンジから狙い済ましたループは、GKをあざ笑う野沢らしい一発。
※他にも野沢のゴールは素晴しいものが多かったんですが、その中からこのゴールを一つピックアップしました。

第3位  3月21日 J1第4節 川崎フロンターレ×FC東京(等々力)
川崎・中村憲剛のゴール
*憲剛・ジュニの二人だけで中央を切り裂いた鮮やかなパス交換はお見事
※ケンゴに関しては、この他にもミドルで何本か選びたいゴールがありました。

第4位  10月22日 J1第28節 FC東京×ガンバ大阪(味の素)
東京・鈴木規の弾丸
*強烈な弾丸シュート。強い衝撃を残す一撃だった

第5位  9月20日 ナビスコカップ準決勝第2戦 横浜Fマリノス×鹿島アントラーズ(日産)
鹿島・柳沢のヘッド
*ゴールの質よりも、劣勢の試合をワンチャンスで決めたシチュエーション・貴重なアウェーゴールを叩き出した価値の大きさを評して選出。


☆ベストゲーム
第1位  12月23日 天皇杯準々決勝 鹿島アントラーズ 3-2 清水エスパルス(熊本KKウイング)
*負けたくない気持ちの強さが逆転を呼び込んだ一戦。0-2からの試合展開は最高。06年一番印象に残る試合だった

第2位  1月9日 高校サッカー決勝 鹿児島実業 1-2 野洲(国立)
*野洲の持ち味・名門鹿実の意地が激突し、お互いに良いところを全面に出し合った決勝らしい好試合

第3位  6月7日 ナビスコカップ準々決勝第2戦 川崎フロンターレ 2-1 浦和レッズ(等々力)
*一つの壁を突破した重要な一戦。先手必勝でペースを掴む試合運びと強いメンタルが勝利を呼び込んだ。

第4位  6月10日 J2 第21節 柏レイソル 4-1 東京ヴェルディ(日立台)
*岡山劇場の真骨頂を見た試合。岡山のゴールでホームの熱気は最高潮に達し、サポーターがチームを後押しした。

第5位  7月26日 J1第15節 川崎フロンターレ 3-2 ガンバ大阪(等々力)
*前半劣勢で完全に負けパターンの内容。だが後半立て直して逆転勝利。このチームは本当に強くなってきたと感じた一戦。おそらくこの試合辺りから世間的にも「川崎やるんじゃないの」と認知され始めたのではないでしょうか。

私的な意見ですので極力客観的に見てますが、主観も大いに入っとります。そりゃそうですけどね。今後は2月末まで試合がないのでつかの間のオフ。といってもここぞとばかりに、普段行けない他のスポーツを広く観に行く予定なので、あっという間に新シーズンがやってくるでしょう。ひとまず2006年の観戦記録でした。

高校サッカー決勝 盛岡商×作陽

2007-01-09 | フットボール全般
一進一退の攻防は、息詰まる熱戦となり最後まで目が離せない内容。敗れた作陽も自分達の持ち味であるポゼッションサッカーがしっかり出来ていて、狭いエリアの使い方だとかパス回しの巧さが光っていました。

立ち上がりの15分は盛岡商の猛プレスに面食らっていた感じの作陽でしたが、それに慣れてくると徐々にペースを掴み始める。技術面では作陽が上手でしたから、パスを繋いで崩すスタイルが発揮されてきました。作陽のサッカーでもう一つ目を見張ったのは、サイドでキープしている時に必ず逆サイドも意識していて、サイドチェンジを効果的に繰り出していました。特に前半は左寄りでボール回ししている間に11番の小室が右を上がり、そこにボールが出た後に、小室の裏を13番の桑元が追い越していく展開がダイナミックでした。

後半開始から9番の村井を投入して勝負に出る作陽。するとすぐに成果は出ました。村井が鮮やかな反転シュートを放ち、バーに当たって跳ね返ったボールを桑元が押し込んで作陽先制。反撃に出る盛岡商は林がPKを失敗してイヤな流れに。

同点に追い付きたい盛岡商は13番の大山を投入。これで左サイドからの攻撃が活性化される。林が右に回って実質4トップのような攻撃的布陣はすぐに実り、左サイドを大山が突破し折り返したボールに合わせたのは林。一度は空振りしたものの(正直言ってこの時点で盛岡商の運は尽きたと思いましたが、1秒後に全く違う運命が待っていました。)再び目の前にこぼれたボールを押し込んで同点。

この後は完全に盛岡商がペースを握り押せ押せの展開に。体力的にキツくなる終盤の時間帯に盛岡商のスタミナは効果抜群。作陽は走り負けしていました。しかしそれはある意味仕方の無い事かもしれません。雪国で鍛えられた足腰の強さという大きな武器が、盛岡商にはあるのだから。また作陽は既に村井という大きなカードを切っていたので、流れを変えるための更なる選手交代の策が残されていなかったように感じました。

こうなると次の1点を取りそうなのは盛岡商という雰囲気になってきました。逆転ゴールはそれまで何度も前線からしつこくボールを追いかけたり、ウラを狙い続けて相手DFの手を焼かせた9番の成田から。強引に左サイドを切り裂いて中央へマイナスのラストパス。これを10番東舘がスルーし、後ろから飛び込んだ8番の千葉がゴール。これで2-1。そのまま逃げ切った盛岡商が初優勝。

盛岡商は技術で言えば作陽に劣るし、ミスも少なくなかった。でも球際の厳しさや1対1で負けない事、自分のミスは自分で取り返すこと。そういったフットボールのゲームで最も大切な事を忠実に実行していました。闘志が漲っていましたよ。それが勝因だと思います。ひたむきに一生懸命やった結果がついてきました。

今年の高校選手権は去年の野洲に続いてJクラブの無い地域の公立高校が優勝。徐々に全国レベルで差がなくなってきました。こうやって若年層の底上げが行われ、底辺が拡大していく事が日本サッカー界にとっても大切な事。今後もサッカーの輪が拡がる事を期待します。最後になりますが、盛岡商業の皆さん、優勝おめでとうございます。

盛岡商の優勝に心から拍手

2007-01-08 | フットボール全般
盛岡商業 2-1 作陽

準決勝とは打って変わって青空の元での決勝。有名校が出ていない決勝だけに客入りは少ないかと思いましたが、フタを開けてみれば35000人。よく入っていました。今日は少し早めに現地に到着したんですが、それで正解でしたよ。13:30位にコンコースから場外を覗いたら当日券の行列が出来ていたのはある程度予想通り。第2月曜を決勝の日程に決めてからは、毎年決勝は当日券売場がありえない行列になりますから。

試合前の審判紹介で「主審・家本」が告げられた時はゾッとしましたけど、今日のジャッジは問題なかった。去年研修受けて少しは更生したのか、それなら今後も今日みたいな笛で頼みます、いやマジで。

決勝は素晴しい試合でした。良い試合というよりも凄い試合。盛岡商の粘り強いディフェンスと激しいプレスは、フットボールの原点がシステム論云々の前に、まずは目の前の敵に勝つ事が重要だと知らしめてくれました。豊富なスタミナとフィジカルの強さが光りました。雪国で鍛えられた足腰が威力を発揮したのだと思います。様々な面で苦労を重ねてきただろう北国の勇者達は、最高のパフォーマンスを見せてくれました。良い条件で練習する事だけが、必ずしも勝利に結びつくわけではない。準決勝に続いてそのことを再認識しました。

長文になりそうなので、ここらで一旦切ります。試合についてはまた次の項で。

松坂大輔壮行試合

2007-01-08 | 野球
東京ドームへ行ってきました。マスターズリーグの東京×名古屋と、後座の横浜サムライ×茨城GGの2試合を観戦。一言で言って楽しかったですね、それに尽きる。

マスターズリーグは初めて観たんですが、江夏に村田兆治、屋敷に黒江などなど、往年の名選手達が想像以上に元気にプレーしていて驚いた。そしてこの試合、かなり客入りが良くて36500入ってマスターズリーグ史上最高の動員だったんだとか。松坂目当てで多かったのかと思いましたが、東京×名古屋が終わると席を立つ人が目立って、2試合目の方が明らかにお客さんが少なかった。

2試合目はサムライ×茨城ゴールデンゴールズ。契約の都合上、試合に出れない松坂は始球式で登場。粋な演出です。更には試合の締めで終球式まで行い、サプライズゲストは渡哲也。

この試合は欽ちゃん様様。そもそも、この舞台を整えて松坂を登場させた事が凄い。試合中は常にマイクを持ってベンチ前に立つ。ウグイス嬢をイジったり、場内アナウンスとの掛け合いがあったりと軽妙なトークで客席の爆笑を誘っていました。常に客席目線で客が楽しむことをやってくれる欽ちゃんは最高。このスタイルは賛否両論あるんだろうけど自分はアリ。イベント終了後も、1塁ベンチ前でずっと客席に向けてマイクで喋ってる姿を見て、この人はこうやって喋っているのが楽しくて、それをお客さんが聞いて楽しむことが嬉しいんだろうなと思いました。最後に松坂投手、アメリカへいってらっしゃい。

八千代×盛岡商業

2007-01-07 | フットボール全般
第2試合は千葉の八千代と盛岡商の一戦。関東勢の登場とあって第1試合よりも観客が増えたように感じられました。メインスタンドから対面のバックスタンドを見ていると黄色いポンチョがあちらこちらに見受けられましたが、あれは千葉サポの方々でしょうか。遠めだったのでハッキリとは分かりませんが。

この試合で際立ったのは盛岡商の堅い守備。しっかりと組織された粘り強いディフェンスは最後まで崩れる事がありませんでした。対する八千代は序盤こそ攻撃の時間が長かったものの、次第に相手にペースを握られる苦しい展開。千葉内定の米倉と磐田内定の山崎は確かに高い技術を持つ良い選手でした。攻撃は彼らを中心に組み立てられましたが、八千代は組織的に崩すプレーが少なく、攻撃は個人技頼りな面が目立ちました。これでは盛岡商の守備を崩すのは難しい。

盛岡商のもう一つ良かった点はシンプルなサッカーをした事。攻めに行く時、前半は9番の成田に楔を当ててから展開していましたが、後半になると成田をウラに走らせる長いボールを多用するようになりました。そして成田がキープしたところに11番の林を絡ませて簡単に速攻を仕掛ける展開。リスクを回避してリアリズムに徹する姿勢が窺えました。

どちらも得点まで至る雰囲気は無かったので、PK戦突入の様相を呈してきましたが、そんな中迎えたロスタイムの盛岡商の右CK、キッカーは林。こういう一進一退の攻防の時は、ラストのセットプレーで均衡が破れることがよくある。すると林が蹴ったボールは巻いてGKの方向へ。パンチングしたはずのボールは次の瞬間、ゴールの中へ。信じられません、普通じゃありえません。大雨が最後の最後に勝負の行方にイタズラをしました。GKにとっては不幸な失点だけど、決して誰も彼を責めることは出来ません。

このまま終了し盛岡商が初の決勝進出。癌を患いながらも指導を続けた斎藤先生は素晴しいと思うし、サッカーへの愛情が伝わってくる。また北国というのは都会に比べて本当に色々な面で不利で、冬になれば雪でまともな練習は出来なくて苦労も多いもの。そんな北国の盛岡商が都会の八千代に勝利した事が嬉しかったです。サッカーはタレントを揃えた豪華メンバーや有利な条件だけで勝敗を決めるものではない。どんなに苦しくても勝てる。そのことを盛岡商業から教えられた気がしました。決勝戦での戦いも期待しています。

作陽×神村学園

2007-01-07 | フットボール全般
前半にあげた虎の子の1点を最後まで守りきった作陽が勝利し決勝進出。どちらのチームもパスを繋いで崩していく攻撃的なスタイルを持つものの、雨の影響で思うようにボールがつながらず互いに苦戦する展開。特にセンターサークル付近の水溜りはボールをストップさせ選手を悩ませました。最少得点差での決着となりましたが、全体的には作陽のほうが一枚上手でした。それと前半のうちに先制して主導権を取れたのが大きかった。

先制点の場面はFKからのこぼれ球を押し込んでの1点。悪天候の時はシュートを打てばGKが弾くなど、何かが起こるもの。しっかり詰めていた事がゴールに結びつきました。確かあの場面、作陽は3人位詰めていたような気がします。その時点で勝負アリだったかもしれません。

作陽は先手を奪ったことで本来の繋ぐサッカーを見せつつも、引いて守るリスクの少ない戦い方を選択。これに後半から登場した11番の小室の突破がマッチして効果的にゲームコントロール。対する神村は後半から矢継ぎ早に攻撃的な選手を投入し、両サイドの高い位置にウイングをワイドに配置する攻撃的な布陣で反撃を試みましたが、あと一歩のところで得点を奪えず。もう少し中央で五嶺にボールが集まればチャンスが生まれたような気がしました。

これで作陽は決勝進出。初出場の神村も大健闘と言っていいでしょう。鹿実を破って全国に来た実力は伊達じゃなかった。願わくばピッチコンディションが良好な時に神村のサッカーを見てみたかったです。

豪雨の国立にて高校サッカー準決勝

2007-01-06 | フットボール全般
1月とは思えない大雨の中での準決勝。選手達の事を考えると「夢の国立」を最高のコンディションの中でプレーさせてあげたかったと感じます。現に雨がプレーに影響を及ぼした場面がたくさんありましたから。それでも選手の必死な姿勢が2試合とも競った試合を生む充実した内容。観戦した甲斐はありました。

例年、国立の高校サッカーに行く時は自由席のチケットで聖火台下辺りに陣取るのが好きなんですが、今日ばかりはさすがに濡れたくない気持ちが強くて、屋根代1000円を追加したつもりで奮発して2500円のSS席を購入。屋根のあるメインスタンドで雨を凌いで観戦。盛岡商の決勝点を見て、フットボールは何が起こるかわからない怖いスポーツだなあと改めて実感しました。明後日の決勝は天気が良いようなので一安心。最高のコンディションで最高の決勝を見たいです。

高校サッカー、ベスト4出揃う

2007-01-05 | フットボール全般
今日は仕事始め、と言っても一日行ったらまた3連休。何だかなあ・・。というわけで本日の準々決勝は観戦に行けてませんがベスト4が出揃いました。準決勝は

作陽×神村学園
八千代×盛岡商

となりました。作陽に関しては3回戦で対戦相手の静学を見た時にちょっと危なっかしい感じだったので、勝機ありかと思っていましたがその通りになりました。盛岡商は昨年の遠野に続いて岩手県勢2年連続の国立、盛岡商は一昨年はエースの福士を擁してベスト8でしたね。名門校、名の知れた学校が続々敗退していますが、決勝に進むのはどこになるんでしょう。

明日は国立行きますけど、東京地方は雨で大荒れの天候になる模様なので、果たして大丈夫なのか不安です。

青森山田×静岡学園

2007-01-04 | フットボール全般
会場に着いてから周りの観客を見渡していると、千葉サポが所々に居て妙に目に付くなあと感じました。駒沢会場に出場する4校の中にジェフ内定者はいたかと考えていたですが、よくよく見てみると実はそれは静学の関係者。マフラーの色・柄がジェフにそっくりだったから、本気で間違えてました。

前置きはさておき、静岡代表の名門、静岡学園と青森山田の試合です。ゲームを支配したのは静学。それに対して青森山田がカウンターを狙う展開。静学は相手より個人技が高い分、細かく繋ごうとする意識が高くて、それ故にシュートを打つ前に余計なワンプレーを入れたり、単純にサイドを使えばいい場面で無理矢理中央をこじ開けにいくなど、テクニックのあるチームが陥りやすい格好つけたサッカーに走っていました。それと前半見ていて杉浦は右サイドではなく真ん中に配置すればいいのにと思っていましたが、後半になったらやっぱりトップ下にポジションチェンジされました。

青森山田はシンプルにしっかり守ってからのカウンター狙いが徹底されていて、やろうとしているサッカーを明確に体現できていました。耐える時間が長かったので後半の半ば過ぎになるとやや足が止まってきたので、終盤は速攻が繰り出せず攻め込まれました。この辺りからは静学も必死になってきて、前半見せたような格好つけのサッカーは見せずに、ただひたすらゴールに向かってきました。また終盤は山田の方がファールでしか止められない場面が目立ってきて、我慢が限界に達する予感はありましたが、ロスタイムに均衡を割られて万事休す。しかし全力で戦い抜いた姿勢には大いに拍手。本当に素晴しい戦いでした。余談ですけど1000円で売ってた青森山田のタオマフを買えばよかったかなと少々後悔。

川崎フロンターレに入団が内定している杉浦には注目して見ていましたが、足元のボールコントロールが正確でキック力もあり基礎技術のしっかりした選手でした。確かに静学で10番を背負い、プロからお声がかかるだけの実力があるのは頷ける。ただこの試合では厳しいマークを受けたこともあって、プレー回数が少なかったので、どんなプレーをする選手なのかという特長が今ひとつ把握できませんでした。もっとボールに絡む場面が見てみたかったです。

高校サッカー3回戦 室蘭大谷×作陽

2007-01-03 | フットボール全般
駒場とどちらにしようか考えた末、駒沢に行ってきました。カード的には名門校が残っていてそれなりに粒揃い。試合も2試合とも接戦で良い試合でした。

第一試合は北海道の名門、室蘭大谷と岡山の作陽の一戦。展開としては作陽が押し気味で、室蘭大谷がカウンターを狙いにいく。室蘭大谷の方が速攻から決定機を掴んだけど得点できず。作陽は攻めているものの、ゴールを割りそうな雰囲気は無かった。室蘭はGKがなかなか良かったので、PK戦に持ち込んだら有利だと思っていたんですが、残念ながら軍配は作陽。PK一本止めたんですけど、逆にキッカーが外した2本はポストとバー、惜しかったです。

勝った作陽は選手の個人能力が高かったで次の静学戦も楽しみ、ただフィニッシュに関わる局面でのプレー精度の低さは課題になりそう。室蘭で印象に残ったのは、7番遠山・8番柴田・10番宮澤の3選手。この3人は技術がありましたしプレーに落ち着きがあった。室蘭は上記3選手のセンターラインがしっかりしたチームという印象を持ちました。プログラムでチェックしたら遠山と宮澤はまだ2年生なんだとか。来年の選手権でどこまで成長しているのか、また見てみたい選手です。

応援団の応援を聞いていて思ったんですが、地域によって特色ありますね。どこの学校の応援団もJの応援取り入れてやってますけど、室蘭大谷の場合だとコンサドーレの応援を幾つかやってたり、第2試合に登場した青森山田はベガルタの応援を取り入れたりと地域色が出ていて興味深かった。室蘭はそれ以外にも鹿島の応援も少し採用していて、個人的には深井のチャントをやっていたのがちょっと嬉しかったりして。そんな一幕も高校サッカー観戦の楽しいところです。

天皇杯決勝 浦和レッズ×ガンバ大阪

2007-01-02 | Jリーグ
一方的にゲームを支配していたのはガンバ。しかし勝ったのは浦和。攻め続けても点が入らない時は入らないしガンバは空砲が多かった。攻めている方が点を取れないでいると、最後に守っていた側がワンチャンスで決める展開はよくあること。これはこれでまたフットボールです。

ガンバの攻撃は見ていて面白かった。タクトを振るう遠藤は、替えのきかない素晴しい選手だと再確認しました。遠藤が中盤でタメを作る事で速攻と遅攻の使い分けや、長短のパスの織り交ぜ方が効果的に展開されていました。それだけに播戸とマグノが不発だったのが残念。あとは西野監督の全く動かぬ采配には疑問。ただそれを差し引いても良いサッカーをしていました。トーナメントの決勝ですから最終的に勝った浦和が王者であり称えられるべき対象になりますけど、決勝戦の大舞台でも自分達の持ち味である攻撃サッカーを、最後まで見せてくれたガンバの戦いには拍手を送りたいです。

07年は『ストップ・ザ・浦和』が合言葉になりそう。もうしばらく絶頂期が続くでしょう。ガンバの宮本はこの試合を最後に海外移籍。ラストを勝利では飾れませんでしたが、天皇杯の勝者はたったの1チームだけだから、移籍前や引退のラストを勝って終われる選手は本当に少ないものです。

あけましておめでとうございます

2007-01-01 | Jリーグ
浦和×G大阪の天皇杯決勝へ行ってきました。さすがに決勝だけあって、人で溢れ返ってましたね。ハーフタイムのトイレ並びが異常な行列だった。ガンバは遠藤が居るとバリエーション豊かな攻撃を展開して、見ていて楽しかった。浦和の勝ち方が自分が観た福岡戦・鹿島戦と同じような展開だったので、ガンバがあと一歩で点を取れそうなのを見て、3日前の敗北を重ね合わせたのと、自分達が決勝の舞台に立てなかった悲しみがふつふつと湧いてきました。やっぱり決勝戦は第三者としてではなく、当事者として参加したいと改めて実感しました。07年はたくさん笑える年にしたいですね。そういうわけで(どういうわけだ?)今年もよろしくお願いします。