Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

山田卓也の悲愴な決意

2006-01-16 | Jリーグ
J2に降格した東京ヴェルディ1969の山田卓也選手がチームを去る決意をし、その経緯などが自身のブログに掲載されました。
これを読んだ時、山田選手の『ヴェルディ愛』を強く感じさせられました。退団を決意するまでの彼の苦悩や葛藤が伝わってきます。

私はヴェルディサポでなければ、特に山田選手のファンというわけでもありません。しかし、このブログに書かれている山田選手の叫び(あえて叫びと表現させていただきます。)を聞くと、とても悲しくなりました。選手の役割はピッチでプレーする事。それは当然です。しかし、一歩グラウンドから出れば、ただの一社員としてスーツを着たお偉方(フロント)の言いなりになるしかない現状。そしてそのお偉方が間違った方向に進もうとしても、異議を唱える事すら、ままならない。仮に自分の意見を言ったとしても、結果的には、聞き入れられる事もなく。

これほどまでに、チームを愛していた山田選手を引き留められず、ブログ内で出てきた先輩・後輩(米山・林の事でしょうか)のクビを切ったフロントの責任は非常に重いと思う。
選手の立場は弱いものです。山田選手のブログを読むと、選手の非力さを痛感させられ、空虚な気分になりました。


インカレ決勝 駒沢大×順天堂大

2006-01-15 | フットボール全般
2週連続で国立へ。
先週の高校サッカーとは違い、千駄ヶ谷から国立へ向かう人の流れは少なく、そこに早くも大学サッカーの置かれている現状が感じられたんですが、入場すると開放しているスタンドは、バックスタンドだけとの事。おそらくその程度の集客しかないのと、テレビ映りをよくするための措置だと思うのですが、改修してから一度も座っていないメインスタンドで観たかったので、ちょっと残念でした。公式入場者数は7000人強だったと思いますが、バックのみの開放だったんで、それなりに埋まっているようには見えました。学校関係の人たちが大多数だとは思いますが。

それから、スタンドの改修工事が再び行われる様子でした。メインスタンドのホーム寄りからホームのゴール裏にかけての椅子が撤去されていました。ゼロックスまでには工事完了するのかな。

試合の方は、前半から主審が、流せばいいようなプレーをいちいち止めるから、試合の流れがブツブツ切れる。順大は典型的な、決勝戦の安全第一サッカーと言った感じで、ボールを持ったら全てロングキック。これの繰り返し。対する駒大の前半はほとんど見せ場なし。しかも終了間際に13番の菊池が、軽率な反則で2枚目のイエローを食らい退場。

後半になり、試合の流れがどう変化するかに注目していたんですが、意外なことに一人少ない駒大が3分で先制。その直後には、順大DFのミスを突いてあっさり追加点奪取。しかしその直後に、微妙な判定で得たPKを順大がキッチリ決めて1点差。その後は、小宮山を中盤に上げて押し込む順大に対し、駒大は巻をDFに下げて守備固め。攻める順大・守る駒大という図式で試合は進みました。順大は時折、3番の小宮山や10番の佐藤が細かなパス交換やドリブル突破を見せましたが、一人多い状況でも攻撃の基本は放り込み中心。それを駒大がキッチリ跳ね返すので、得点の匂いは全くせず。
昨年の高校選手権を湧かせた福士(盛岡商業出身)は前線で奮闘し、惜しいシュートを放っていましたが、得点には至らず。
結局そのまま逃げ切った駒沢が大学選手権2連覇を達成。

試合が終わる頃には、日も陰って寒くなりだしたので、表彰式などは一切見ずに、終了と同時にさっさと退散しました。


全国一斉日本語テスト

2006-01-14 | 時事ネタ
『ATOK 全国一斉日本語テスト』をやってみました。

日本語能力を問う漢字の読みや敬語の使い方など全30問。やってみる結構難しい。初めて聞いた表現もあったりした。

結果は、71点

メッセージは『よくできました』
寸評には【日本語力をもっと向上させよう。】と書かれました。それなりの点数は取れたみたいですが、まだまだ母国語を知ら無過ぎる事を痛感しました。日本語ってやっぱり難しい。



歩いて健康

2006-01-13 | 日々のこと
ここ最近、新たな健康法・ダイエット方法の一つとして、ウォーキングが流行っているらしい。
サラリーマンの中には、一駅手前で電車を降り、そこから目的地まで歩いて行く一駅族という人もいるんだとか。目指せチョイ悪オヤジってか。

そんな自分も今、毎日ウォーキングしています。きっかけは去年の11月。愛用の自転車が故障してしまい、乗れなくなってしまった。新品を買いに行く暇が無いまま、止む無く駅と自宅の往復を徒歩にしたのがスタートになりました。距離にして約2km。これを往復するので1日約4kmのウォーキング。ちなみに徒歩にしてから、朝は10分だけ早く家を出るようになりました。

もともと歩く事自体は割りと好きなので、全然苦にはならず、今も自転車を買う事無く、徒歩通勤の日々が続いています。歩く際には、取り立てて健康を意識しているわけじゃないけど、外の空気を吸い、流れる風景を楽しみながら歩くのは結構気持ちいいもんです。
もうかれこれ2ヶ月位経ちましたが、ここ最近ズボンが確実に緩くなった気が。気づいたら少し痩せたみたいです。

この時期はあまり汗を掻くことも無く歩けるので実に快適です。暫く歩いている冷えていた体も暖まりますしね。今まで乗り物を使っていたところを、歩いてみると新しい発見があったりするものです。



【コラム】結果か、内容か

2006-01-12 | フットボール全般
オフシーズンの為、ネタ不足気味なのでこの期間を利用して、自分なりのサッカー観なんぞを、ライター風に書いていってみようかと思います。このテーマは週1位の割合で更新していく予定です。
では、記念すべき第1回目のテーマは、結果と内容について。

フットボールの世界において、永遠に議題となるだろうテーマ。内容と結果のどちらが大事か。
これは、大会や試合の状況などにより、どちらを求めるかは変わってくるでしょう。

まずトーナメント。これは負け=即敗退ですから、結果こそが最重要。だからトーナメントになると、安全策でつまらないサッカーを展開するチームは増えて当然。そう考えると、結果と内容を同時に両方求め、その通りになった野洲は相当凄いと思う。
次に親善試合や練習試合。これは試合に対しテーマを持って、練習の成果を試す事が主ですから、結果よりも内容重視でしょう。

最も意見が割れると思われるのが、長丁場のリーグ戦における結果と内容。
よく、結果よりも内容が大事と言う人がいます。汚いプレーや露骨な時間稼ぎで勝ち点3を拾うよりも、最後まで正々堂々攻撃して、それで勝てない方が賞賛に値するとか、つまらない専守防衛のカウンター戦法で1対0の勝利を収める位なら、打ち合いを演じて2対3で負けるほうがいい、などなど。
こればかりは個人の考えもあるでしょうから、やはり結論は出ないでしょうが、私の意見を言えば、重要なのは断然結果です。

最も印象に残っているのが2003年のJ2リーグ。その年は、広島・新潟・川崎による三つ巴の昇格争いが最後まで続いたのでした。この中で、J2戦法ともいえる放り込みサッカーと一線を隔したのが、プレッシングサッカーを展開した川崎。その年のJ2で最もレベルの高いサッカーと賞賛されたものの、結果は昇格圏内の2位に勝ち点1足りず、3位でJ1昇格できず。現実の残酷さを突きつけられたのと同時に、どんな素晴しいサッカーも結果に結びつかなければ全て水の泡となってしまう事を痛感したシーンでした。

内容は良かったが負けた。これも確かに拍手には値します。しかし、こんな試合が続けば勝ち点はついてこないから下位に低迷します。すると自信を失ったチームはやがて内容も悪くなる。最悪の場合、下のカテゴリーに降格となる。これでは意味が無い。
どんなにいいサッカーをやったからといって、「○○チーム降格」事実はこれだけです。公式データに『いいサッカーをやった』という補足は付かないのです。


金古、故郷へ移籍

2006-01-11 | 鹿島アントラーズ
金古聖司選手の期限付き移籍について

金古が地元福岡へと移籍する事に決まりました。これで、千代反田との東福岡コンビが復活しそうです。これに関しては凄く楽しみ。金古には故郷で活躍し、福岡を盛り上げて欲しい。是非頑張ってほしいです。

一方で鹿島の選手層を見ると、金古が抜けたことにより、CBの手薄さは否めないと思う。昨年の夏にCBの退場者が連発した際、代役不足に嘆いていたのに、ここで金古を放出してしまっては、また同じことが繰り返されてしまうのではないか思う。ただでさえ、鹿島はカードが多いから、出停による選手の入替が少なくないのに。

今オフは監督が交代した以外では、選手の補強も特に無く、放出も今のところ阿部一人。海外への移籍による流出、また逆輸入による補強があるかもしれませんが、もっと動かなくていいのか!?という感じがします。監督が代わるから、補強に動けないという考えもできますが、フロントに選手獲得予定は無いのだろうか。
具体的には右SBとCBのバックアップは、必要不可欠な補強ポイントだと思うのですが、現状では選手獲得の噂すらありません。このままで大丈夫なんだろうか。



高校サッカー、優秀選手が決定

2006-01-10 | フットボール全般
昨日閉幕した高校サッカー選手権の優秀選手33人が発表。詳しくはコチラ
準優勝の鹿実からは最多の8名。優勝の野洲からは5名選ばれましたが、うち3名がMFというのは、チームのスタイルを象徴している気がします。多々良学園のハウバート・ダンが選出されなかったのは、意外な感じがしました。

昨日の決勝から世間的には、野洲を絶賛する声が多く聞かれますが、それだけ彼らが各方面に大きな影響を及ぼしたんだと感じます。また、勝つだけのサッカーよりも見ていて楽しいサッカーを好む方が、多いんでしょうか。そんな感じが致します。ただ、今回の野洲は内容に結果が伴ったから良かったものの、これであっさり負けていたら、ただのカッコつけ野郎に終わってしまうわけで、この辺の捉え方は非常に難しいものがあると思います。内容と結果のどちらが重要か。これは紙一重で良い面、悪い面は表裏一体だと思います。
私個人としては、一度普段の野洲の練習を見学してみたいですね。非常に興味深いです。



全国高校サッカー選手権決勝 鹿児島実業×野洲

2006-01-09 | フットボール全般
素晴しい決勝戦だった。まずは野洲高校、初の栄冠おめでとうございます。

準決勝の日は若干強めだった風も今日は緩やかで、あまり寒くなく、観戦するには絶好の気候。試合前にはコブクロが登場して大会のテーマソングを披露。決勝戦の雰囲気を高め、舞台が整い2時少し前に選手達が入場。

準決勝の鹿実を見る限り、おそらく立ち上がりから仕掛けてくると予想していました。そこでペースを掴んでしまえば、鹿実の思わぬ大勝もあるかもしれないと考えていました。そしてキックオフ。すると最初はどちらもやや慎重な試合の入り。野洲は自陣でボールを持った際には、いつもの繋ぎはあまりせず、まずは安全に長いボールを蹴る場面が多かった。そうこうしているうちに、試合が落ち着いてくると、徐々に野洲も本来のパスサッカーを披露し始める。そして23分。青木が獲得したFKの流れから野洲に先制点が生まれる。鹿実は今大会初失点を喫しました。
そのままスコア動かず前半終了。

後半に入ると一転して鹿実ペース。怒涛の波状攻撃が始まりました。しかし野洲も粘り強い守備ではじき返す。鹿実は幾度と無く野洲陣内に攻め入るが、ゴールを割れない。野洲のディフェンスは一人がチェックに行くと、必ずもう一人がカバーに入る。またシュートを打たれる前にブロックに入るので、攻め込まれてもシュートまで持っていかれるシーンがあまり多くなかった。お互いが助け合いながら、組織的で統率の取れたディフェンス網を張っていました。また、DFラインの前に位置するボランチの19番中川が、壁として立ちふさがり、まさにチームの心臓と言うべき活躍を見せました。これは個人的な想像の範疇ですが、時間が経過する中で、おそらく野洲には、守りのリズムが生まれてきたのではないかと思います。
それでも、そのまますんなりと勝たせてくれないのは、百戦錬磨の鹿児島実業。残り15分を切ってからの同点弾。

1-1となり、もはや野洲もここまでかと思われました。並みのチームなら、鹿実に追いつかれた時点で、ガックリきて一気に逆転されてしまうか、もしくは自分達のサッカーを見失って闇雲に攻め、バランスを崩してしまうところですが、ここからの野洲は非常に落ち着いていた。普段通りのスタイルで攻撃して、客席を沸かせる。一方の鹿実も一気に畳み掛けようと攻撃を仕掛ける。そんな一進一退の攻防のまま90分は終了。決勝は2年連続で延長戦に突入しました。
個人的には延長戦に入ってくれて嬉しかった。なぜならこの素晴しい試合を、まだあと20分観る事が出来ると決まったからです。

延長戦に入ると、どちらかといえば、体力で勝る鹿実ペースで試合は進む。前半の10分間はあっという間に終了。後半も、ふと時計に目をやれば半分以上を経過。この間に鹿実は2本の惜しいシュートを放ちましたが、いずれも得点ならず。
そして延長後半7分。野洲の自陣からの、長いサイドチェンジが決まると、一気にボールと連動して人が動き回る。そしてその数秒後に、鹿実のゴールネットが揺れました。野洲逆転。
絶妙のサイドチェンジに始まり、ドリブルで中に切れ込みヒールパス、後ろからオーバーラップしてのプレゼントパス。ゴールまでの過程の全てが美しかった。完璧な得点シーンでした。

鹿実はロスタイムのFKで、GKまで上がってきて、最後の反撃を試みるも同点ならず。そしてタイムアップ。野洲が滋賀県勢として初の優勝を手にしました。その一方で、終了の笛と同時にピッチに崩れ落ちた鹿実イレブン。連覇はなりませんでしたが、彼らの持つ底力は十分に伝わってきました。「負けてなお強し」。そんな印象を残してくれました。


さて野洲の優勝で幕を閉じた今年の高校サッカー。今大会を終えて、確実に時代の波は変化していると感じました。全国各地のレベルが上がって、今回のように滋賀から初優勝チームが出てきたり、ネームバリューだけで勝てるほど、甘くないレベルになったと思いました。国見が3回戦負けし、静岡県代表が初戦敗退。こんな事は、数年前では考えられなかった。それだけ勢力分布が、全国均等になってきていると思います。
一方で年々増えていると感じるのが、悪質なファールや無駄な警告。国内だけでなく欧州のプロリーグの試合にも触れる機会が増えてきた昨今ですが、プロの悪い面は学んで欲しくないなと思います。

いずれにしても野洲のサッカーは素晴しかった。払ったチケット代の元が取れたどころか、おつりが来た感じでした。これから野洲のようなサッカーを展開するチームが増えたらいいなと思います。




野洲×多々良学園

2006-01-08 | フットボール全般
準決勝の第二試合は、両チームの持ち味が色濃く出た試合でした。野洲は華麗なパスワークのポゼッションサッカー。一方の多々良は前線のハウバート・ダンを中心に組み立てる攻撃を展開。

実は予備知識無しにこの試合を観戦したので、野洲のサッカーを見て驚きました。スタミナ・フィジカル主体のチームが多い高校サッカー界に、一石を投じるような華麗なサッカーでした。Jリーグ開幕当初のヴェルディを見ているかのような、高いテクニックと、鮮やかなパス回し。人とボールが連動する見ていて楽しいパスサッカーでした。このサッカーをここまで完成させるのに、相当な練習量を要したんだと思います。個人的に大好きなスタイルです。

試合のほうは、どちらもバー直撃のシュートや、決定的な場面でのシュート失敗などで、得点チャンスを逃がしたシーンが何度もありました。特に野洲はシュートまでの形は非常に美しいのですが、肝心のフィニッシュが決まらない。
野洲は攻撃に関しては100点ですが、守備は脆い印象を受けました。全体的にボールにつられてしまう傾向にあると感じました。そこを突いて多々良は、ダンを中心に何度かいい形を作りましたが、ゴールを決められず。
最終スコアは1-0でしたが、決めるところで、キッチリ決めていれば3-2くらいの展開になっていたでしょう。

後半30分を過ぎたあたりから、風が強くなり急激に冷え込みました。すると、偶然の一致だとは思いますが、この風の強さを合図にしたかのように、多々良が猛攻を仕掛けていきました。しかし決め手を欠き同点ゴールはならず。逆に終了間際にボールを奪った野洲は、敵陣での時間稼ぎのボールキープに入る。しかも簡単にコーナー付近には持っていかず、テクニックを見せ付けるように、魅せるキープを披露して客席をどよめかせる。そうこうしているうちに試合終了。野洲が初の決勝進出を決めました。
野洲のサッカーを見ていると、『攻撃は最大の防御』という言葉がピッタリだと感じます。この試合もそんな勝ち方だったと思います。

野洲高校には、是非決勝戦でも自分達のスタイルを貫き、王者鹿実相手に「魅せるサッカー」を存分に展開して欲しい。それを期待しています。


鹿児島実業×遠野

2006-01-08 | フットボール全般
下馬評だけ見れば、鹿実の圧倒的優位は揺らがない。また遠野は主力が三人出停とあって、鹿実有利の展開は、試合前から容易に想像がつきました。
そしてキックオフ。すると開始からハーフコートで試合をしているかのような、鹿実の猛攻が始まりました。何度もゴール前まで攻め入り、チャンスを作りました。それでもシュートミスやキーパーの好セーブで何とか凌ぐ遠野。鹿実は少なくとも3点は入ってもおかしくない展開だと思って、ふと時計に目をやると、まだ10分も経過していなかった。

この時、東福岡の初国立を思い出しました。国見との準決で開始8分あまりで3点を献上し、最終的には大敗でホロ苦い国立デビューとなった事を。この日の遠野は、あの時の東福岡と同じ運命を辿る状況下に置かれましたが、攻め込まれてもゴールを許さなかったため、そうはならなかった。そんな遠野は、序盤はやや緊張しているような印象を受けました。しかし鹿実の攻撃を凌ぎ、初シュートを放ったあたりから、徐々に肩の力が抜けて、本来のプレーを取り戻していったように思いました。

それでも鹿実の優勢は変わらず。引いて守る遠野は、前線に張る9番の菊池を基点にしたカウンターを狙いますが、チーム全体が低い位置でプレーしているため、菊池にボールが入っても、そこへのフォローが遅くなってしまう。菊池はDFを背負いながら、キープ力の高さを見せていましたが、鹿実はすぐに囲んでボールを奪うと、すぐにそこから敵陣へとアタック。また鹿実は、一度ボールを取られても、素早い寄せでプレッシャーを掛ける姿勢を見せました。それがジワジワと相手に圧し掛かっていき、遠野はボールを奪っても、繋がずにとりあえずは大きく蹴りだすというプレーが増えていきました。

そのような鹿実ペースの展開ではありましたが、肝心のゴールは決まらず。前半は風下にいたのが遠野だったので、このまま0-0で折り返して、風向きが変われば、番狂わせも有り得るのではないかと考えていました。しかし、ロスタイムに鹿実が先制して前半終了。この1点は大きかった。

後半に入ると、遠野にも繋ぎながら攻めるプレーが出るようになる。一方の鹿実は後半になると、向かい風も計算に入れているかのような、サイドのスペースへの斜めのロングパスを活用し始める。そこに長短のパスを織り交ぜ、効果的にサイドを突く攻めを展開。するとサイド攻撃が実を結んで、左サイドからの攻め2点を追加。後半途中でスコアは3-0になりました。こうなると、鹿実が完封記録を継続するのかという点が注目の的になりました。結局、残り時間を危なげなく守りきり、また敵陣では、コーナーポストキープで時間を消費しながら、このまま3-0で終了しました。

終わってみると、鹿実の強さが光った試合というでした。決勝戦ではエースの栫が出られませんが、それでも2連覇へ向け、磐石の態勢であることに変わりはないと感じました。



高校サッカー選手権準決勝

2006-01-07 | フットボール全般
寒風吹く国立で2006年初の生観戦。やっぱり現場で観るフットボールはいいものだなと再認識しました。高校サッカーのスタンドでは、毎年よく見られる光景ですが、様々な高校のサッカー部が集団観戦していました。そういえば、今日はスタンド内でジェフ千葉サポらしき格好をした方々をちょくちょく見かけました。何でだろ?と思っていたんですが、野洲の青木が千葉に内定しているんですね。これも毎年よく見る光景です。去年の大会で三ツ沢に鵬翔の試合に行った時、鹿サポの姿が見受けられましたし、自分のチームに来る新人の事は、どこも気になるものですね。

準決勝の第一試合は鹿児島実業×遠野。両校とも、応援席に多くの人たちが詰め掛けていました。鹿実の方はスタンドに弾幕や幟が大量に掲げられていた。応援の雰囲気や、周りのサポートを見ていると、鹿実は学校全体が国立慣れしているように感じました。一方、遠野の応援席には河童が出現していた。何でも河童は遠野市のマスコットキャラクターの模様

第二試合は野洲×多々良。パッと見た感じ、この試合の方が客入りが少ないと感じたのですが、こちらのほうが第一試合と比べて2000人弱多かった様子。試合の感想をサッと振り返りますと、どちらもチャンスを決め切れていればなあ・・・、という場面が多く目立ちました。色々な意味で注目されていた多々良ですが、そんな状況下で4強まで残ったのは立派だと思います。しかもその過程で、流経大柏や青森山田を下したわけですから、その戦績は賞賛に値します。ダンの力強いプレーはインパクトを残しましたよ。
試合毎の詳しい感想は明日UPしようと思います。

さて、決勝のカードは鹿実×野洲に決まりました。力関係で言うと横綱vs小結といった図式になるでしょうか。見所は野洲のパスサッカーが、鹿実の鉄壁のディフェンスをこじ開けられるかという点だと思いますが、キーポイントは、鹿実のワイドな攻撃を野洲がどこまで抑えられるのか、鹿実の厳しいプレッシャーに対して野洲がビビる事無く自分達のサッカーを貫き通す事が出来るか、という2点になると思います。

古畑任三郎ファイナルを見て

2006-01-06 | 時事ネタ
2日目と3日目を見ることが出来ました。
まず2日目。イチローの演技力の凄さには、正直驚きましたが、ストーリーはいたって単純なものだった。でも、一つ一つの細かいセリフにまで、事件の伏線が張られているのは、これぞ古畑の醍醐味。最後の大きなターニングポイントに『平常心』を持ってきたのは、まさにこの醍醐味の象徴だと思いました。それにしても、向島さん(またの名を、「えーっと、君誰だっけ?」の人)がイチローの異母兄弟という設定は笑った。こんな展開を用意しているのは、三谷氏ならではという感じ。

そして3日目。姉が妹で、妹が姉。ラストダンスに大どんでん返しのサプライズが、待っていました。内容的には、月と太陽を強く感じるものでした。そういえば、以前読んだジャック・ヒギンズの『双生の荒鷲』という本を思い出すような展開でした。
これで本当に終わってしまうと思うと、実に寂しいものです。深夜番組で「巡査・今泉慎太郎」なる番組をやっていた事が、懐かしく思い出されます。




『国立』を賭けた戦い

2006-01-05 | フットボール全般
◆高校選手権準々決勝の結果
鹿児島実業1-0滝川第二
遠野 3-2広島観音
大阪朝鮮1(PK1-3)1野洲
鹿島学園1-2多々良学園

国立行きの切符を掴んだのは鹿児島実業・遠野・野洲・多々良学園の4校です。
ここまで順当と言う感じで勝ち進んできたのは鹿実だけなのでは!? 今年は混戦模様ですね。

実はまだ、今大会は一度も生観戦していないので、準決・決勝は、国立まで足を運ぼうと思っている次第です。
高校サッカーは、現場で見るのが楽しいんですよね。負けたら終わりのトーナメントだけに、全ての試合にドラマと涙があり、全く見ず知らずの学校でも、気づいたら感情移入して観てしまう。それが一つの大きな魅力でもあるんですが、今年もそんなドラマが、国立で見られたらいいなと思います。



Gyaoでサザン年越しライブ

2006-01-04 | 音楽モノ
1月2日~8日までの期間限定でGyaoで、サザンオールスターズの年越しライブを上映中。
私も早速拝見しました。自分が行ったドームと横アリ初日の興奮が甦ってくるようでした。

改めて動画で見てみると、今回のツアーでのスクリーンの存在感が大きいと感じました。そういえば、横アリに行った時に気付いたんですが、ステージの脇にも、PA卓のような機材セットが置いてありました。全体的に、ステージセットが壮大なものだったので、これじゃステージの後ろにSB席は作れないよなあと、つくづく実感しました。

ちなみに今回、動画配信したGyaoは、音楽のほかにもスポーツや映画などの動画を多く配信しています。そのほとんどが、ネット配信とは思えないほど、綺麗な画で、いわゆる紙芝居状態になる事は、ほとんどありません。広告・CM収入で運営しているため、全部無料で利用できるところもありがたいです。言ってみれば、地上派チャンネルのネット版みたいなものですね。

春頃にはDVDも発売されるようなので、そちらも楽しみに待ちたいと思います。



蹴り初め

2006-01-03 | 日々のこと
地元のコートで、2006年の初フットサルをしてきました。実は3ヶ月ぶり位にプレーしたので、最後の方は体力的にきつかったんですが、晴れ空の下、ボールを蹴るのは気持ちいいものです。大いに楽しみました。
やっぱり楽しむ事は大切だなあと再確認した日でした。というわけで今年は、プレーする際も、観戦時も、エンジョイフットボールを常に忘れず、サッカーと向かい合っていこうと、心に決めました。