【12/14 Superfly『Superfly 2009 Dancing at Budokan!!』@日本武道館】
1年ぶりの参戦。前とは随分LIVEの形式が変化したように感じた。それにしてもSuperflyの圧倒的な存在感は増した。どういう状態も関係なし。ステージ中央にSuperflyが立って歌う事で全てが成立する。逆に言うとステージ上で志帆に戻る瞬間がない。隙のない完璧なディーバだった。
15分押しでの開演は焦らされた感が強かっただけに、一曲目から『Hi Five』で来たのでいきなり興奮が爆発した。そのまま前半はアゲてアゲて。中盤は逆にじっくり聴かせる。
後半はもう一回アゲる。『Alright』の前にタメてタメて入ったのが良かった。それと前回の教訓から開演前に物販でタオルは購入しておいたので、『嘘とロマンス』のイントロが鳴った時はキターッという感じで喜び勇んでタオル回しに参加した。
前回見たのが渋公だったから今回の武道館はやっぱり距離を感じた。アリーナクラスの大会場でやるというのはそういうもの。一体感よりは最強ディーバに酔いしれる感が強かった。そしてSuperflyにはこの大会場がよく似合う。
しかし他人のLIVEを見ながら逆説的に思ったのだが、アリーナクラスになっても距離感を感じさせないステージングで一体感を保とうとするPerfumeのLIVEの凄さと異質さを感じた。あれはやっぱり決して普通ではない。
ロキノン系のフェスにも出るようになってワンマンの客層に変化は出るかと思いきやそれは無かったように感じた。コアな人・ライト層・完全な一般人とバラバラ。『愛を込めて花束を』で手拍子したり終演後にステージを写メするような悪マナーの客には辟易したが、そんなのもお構い無しで全部吹っ飛ばすだけの勢いと迫力がSuperflyにあった。
爆発的な声量に圧倒され楽しく見れた。今度はできればもう少しキャパの小さいハコで見てみたい。この公演はただただSuperflyの完全勝利だった。