Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

J1第17節 京都サンガ×鹿島アントラーズ

2008-07-18 | 鹿島アントラーズ

してやられた。その一言に尽きる。鹿島の長所を消して、耐えてワンチャンスにかける、京都が勝つにはそれしかないという形。その術中にまんまとハマった。特に後半はこちらが流れを掴んでいたところに落とし穴がありました。

味スタで観た時と同様で京都の守備ブロックが堅くてボールを回して揺さぶっても穴が空きませんでした。攻撃時にサイドで数的優位が作れず、キープ力のあるダニーロやマルキには必ず2枚のマークがついてきて、かわしてもかわしても相手の足が出てきました。しかしそういう戦い方をしてくるのは想定内。ならばそれでもこじ開けて、相手より一つ多くの得点を奪えば良いだけ。

ただ京都もそこまで守備的だったわけではなく、ボランチが攻撃参加してきてサイドも渡辺・中谷・角田などが代わる代わる上がってきました。勇人は前後に走りまくっていて、攻守に幅広く貢献していました。決勝点が無かったとしてもこの人がMOMでしたね。あの暑さであれだけ走れるんだから、やはりオシムのDNAは伊達じゃない。シジクレイはセカンドボールを拾っては前に運び、邪魔な位置にずっと居て嫌でした。わかっているが見事な残念っぷりだった。

前半は田代へのロングボールが目立って、抑え目に試合に入り後半に勝負をかけるやり方は見てとれました。野沢・本山が動きを控えているように見えましたし。ですが後半になってもこの二人がブレーキで野沢は早々に交代。本山は80分位プレーしましたが後半途中からは完全に消えていました。そこに増田が欲しかったですね。

手痛いお礼参りを食らいました。ヤナギの素晴らしさは日本中の誰よりも鹿島サポが最も良く知っているけれど、相手がその良さ・持ち味を存分に発揮されるのがどれだけ嫌か、敵になって初めて知りました。これで柳沢は本当の意味で敵になりました。京都には10月のホームで必ずやり返す。ただ負けはどこかしらで発生するので、今はまずすぐ次に切り替えて連敗しない事です。