Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

J1第12節 清水エスパルス×鹿島アントラーズ

2008-05-12 | 鹿島アントラーズ

今年一番フラストレーションの溜まる試合でした。一体何しに清水まで駆け付けたのか。雨が降らなかったのとパルちゃんショーが見れたと思えば行った甲斐もあったと言えるか(苦笑)

見るべきものは何もない。相手が引いて速攻を狙う展開で先制点を許した時点でアウト。7割方勝てる気がしなくなった。劣性を挽回できるだけの力が今はない。ならばどこかのようにシュート3本でも手堅く勝てれば良いけどそれも出来ない。どうすれば勝てるのか、どんどん負のスパイラルに深く堕ちてしまっている。

自分達のCKから逆襲を食らうパターンは前節もやられているわけで、そういった場面でのリスク回避や隙を与えないといった事をしないといけない。あの先制点の場面だって左から攻められた時、本田拓はファーでフリーでしたから。

攻撃面で一番期待が持てたのは新井場の左からの突破とクロス。そこは点に繋がる気配がありました。逆に右の篤人は病み上がりで試合勘が戻っていない事が見てとれました。こればっかりは実戦を重ねていくしかないです。ダニーロ・増田の交代組も持ち味を出して点に絡もうとする動きはまずまず。欲を言えば増田にゴール前でシュートを打たせる態勢を、もっと周りに作ってもらいたかったです。

しかしフィニッシャーの威力が弱くて期待が持てません。マルキ一人居ないだけでここまでゴールが遠くなるのは本当に情けない。特に田代の調子の悪さは明白。上手くいかずに考えすぎてプレーに迷いが出ているんだろうけど、一つだけ言いたいのは誰も田代に格好良いプレーなんて求めていないと言うこと。サイドでこねくり回すのではなく、シンプルに捌いて中で勝負しないとお話にならない。泥臭く体ごとネットに突っ込むくらいの気迫を見せてみろ。また2TOPの位置関係は終始逆でした。

連戦の疲労という言葉が呪いのようになっていて、さも疲れているかのような錯覚を起こしているのではないだろうか。蓄積疲労があるにしてもGWはどこも連戦です。確かに運動量は低下していてあと一歩、半歩が出ていない。まずは全体がハードワークする事です。それを取り戻すことが重要。相手よりも多く走ること、気持ちで負けないこと。そういった原点に立ち返った姿勢で挑むチームを次のホーム・柏戦で見せてもらいたいです。