Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

『ALWAYS 三丁目の夕日』を見てきた

2005-11-16 | 日々のこと
心暖まる作品でした。
舞台は東京タワー完成間近の東京。時は昭和33年。私が生まれる遥か前の時代です(笑) でも見てると、この街の暮らしいいなって思うんです。
鈴木オートにテレビが来た日、近所の住人たちが集まって力道山の試合に熱中する。そんな元気で一体となった光景が今の日本にはあるだろうか。

人間的にはどうしようもない売れない作家の茶川と、そこにひょんなことから転がり込んだ淳之介。この二人の関係が強まっていく過程が良い。
自動車修理の鈴木オートに集団就職でやってきた田舎丸出しりんごほっぺの六ちゃん。堀北真希はいいですねー。この子が電車男の今風女子高生役と同一人物とは思えません。
どこか少しだけ大人びた鈴木家の息子一平。
新しい物好きのタバコ屋の婆さん。
辛い過去を背負った宅間医師。などなど
個性豊かで人情味あふれる人達が、活気に満ち溢れ生き生きと暮らしています。
みんないつも笑顔で幸せそうに生活しています。

ストーリーは当時の生活をリアルに再現したもので、特別なものはありませんが、CGによって、違和感なく昭和が再現されていて、「当時」に入り込むことが出来ました。また、笑える場面が多く、リラックスして楽しめます。そんな中にも心動かされるシーンがあって、作品にメリハリがついていました。

いい映画です。見終わった後、もっと頑張ろうという気になりました。