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Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

J2第27節 ザスパ草津×ベガルタ仙台

2008-07-20 | ベガルタ仙台

こんな暑い日に前橋。でも3ヶ月ぶりの仙台戦で1年以上ぶりの敷島。(今は名前変わって正田醤油スタ) 登利平のソースカツ弁当は旨いし、たまに来る敷島の雰囲気も楽しくて、試合前から色々と満腹気味。あとは試合だけなんだけど肝心の試合が表現しづらい。

第3者的に見ると、拮抗した展開でどちらにもそれなりにチャンスがあり、最後まで手に汗握る好ゲームでした。J2の上位からやや格落ちするチーム同士の対戦として充分に楽しめる内容。年々力をつけている草津の成長が感じられました。島田・熊林・松下とパスの出所が幾つも用意された草津のサッカーはなかなか見ていて面白かった。どちらかと言えば勝ち点2を失った感が強いのは草津の方。多分草津はこれまでの中で最も勝てるチャンスのある仙台戦だったのでは。

そんな感じで単純に試合を振り返ると見応えはありました。がしかしこれを仙台視点で振り返ると見方は変わります。先にお断りしますが辛口評です。

暑いアウェーで草津の猛攻にヒヤヒヤしてポストに3度も助けられて、その末のドローは決して悪い結果ではない。しかしそれは昇格圏内を目指さないならば、という場合に限定した話。本気で昇格する気があるのか、いつまでもJ2のぬるま湯につかっていたいのか。その辺りに苛立ちを感じました。果たして危機感はあるのか。


守備陣は岡山が負傷退場した後もしっかり守れていて計算が出来ますが、攻撃は草津の方が断然良い展開を見せていました。ボールも人も動いていなかった。ならば単純な縦ポンかといえばそうでもない。

全体的に動きが重くボール奪取してからの展開が遅くパスの出し所が無い。だから基点の永井がミスパスするわけで、それは永井が悪いように見えますが、周りが動いてボールを受けないからパスは通らないので、ボランチからするととばっちりを受ける格好。ならばと楔を入れてそれを平瀬が受けますが、周りのフォローが無い間に囲まれて奪われる。これも平瀬がダメなように見えるが実際は受け手の動きが無いから平瀬を責めるのは酷。中島をヤナギに見立てれば平瀬はおそらく動きやすいと思いますから、2TOPの配列は悪くないと思いますが、中盤との連動性が無くて孤立気味でした。

終了間際の中原がフカしたシュートは惜しかったですけど、そういう有効的なチャンスが少ししか作れなかった事の方が大きな問題でしょう。果たしてナドソンが来れば万事OKなのか。今のままの状態でも仙台は決して悪くは無い。戦力的に見ればJ2の5位以内は外さないだろうし、ユアスタも他のJ2ホームに比べれば客は入る。リャンや関口はJ2ではレベルが違う。J1でプレーするところが見てみたい。でも昇格したいなら全ての面でワンランクの向上が無ければ。

J2第6節 横浜FC×ベガルタ仙台

2008-04-09 | ベガルタ仙台

仙台が勝てる内容のゲームでした。今季の仙台はまだ1試合で2点以上を取った事がないんですね。2点目が入れば更なるゴールの積み重ねがあるだろうけど次の1点が遠い。決定機は何度もありましたし、仙台ペースの時間帯の方が長かっただけに惜しかったです。

先月、セレッソ戦を観た時に比べれば、永井が入って中盤は落ち着いていたし面白い内容のサッカーでした。梁は常に良い所に顔を出してくるし、関口の最後まで衰えない闘志剥き出しのドリブル突破はチャンスを演出していました。それから西山のドリブルはやっぱり巧い。ニシはやれる子だからどんどん使ってもらいたい。

横浜の得点パターンは三浦アツのセットプレーとアンデルソン。そのうちアンデルソンは完全に封殺しましたが、要警戒のFK一発で決めてきました。大事なところで飛び道具を持っているのは相手からすると脅威。たとえそれしか無くても、それさえあれば何とかなってしまう。まさに「たかがプレイスキック、されどプレイスキック」です。

都並監督にはお約束通り、仙台サポから手荒いブーイングの洗礼が待ち受けていましたが、前に比べて臨機応変な采配を見せた都並さん。後半、攻撃的にシフトしていく大胆さなどは前はなかった。経験を積んで監督として成長しているんでしょう。05年最終節@博多の森で途中経過に右往左往していた過去も、今にして思えば良いステップになったのか(苦笑)

試合後に西山は横浜ゴール裏へ、中田は仙台ゴール裏へそれぞれ挨拶に。こうやって古巣と関係を築けていて良い光景でした。仙台に数年在籍していた中田はまだしも、西山に関しては横浜に半年しか居なかったのに、こういう行動をとったのは正直ちょっと驚いたのが本音。最後に良いものを見せてもらいました。

桜見ながら

2008-04-06 | ベガルタ仙台
昨日の等々力も今日の三ツ沢公園の桜も綺麗でした。今年は桜を見ながらの観戦はこれが最後かな。

ニッパ球になってビジョンも設置されて三ツ沢がまた一段と良さげな感じになっていました。しかしC自由のエリアの狭さというか人口密度の高さはかなりのもの。18切符も土日きっぷも使える時に所沢で楽天も試合をしていれば、そりゃあ野球・サッカーの抱き合わせで仙台から多数遠征してくるでしょう。

今週はなかなかのハードスケジュールでしたが日に日に暖かくなってきて心地良いです。さて水曜は本業に戻り、重要な決戦です。

J2第4節 セレッソ大阪×ベガルタ仙台

2008-03-24 | ベガルタ仙台

試合の流れが行ったり来たりしていく展開の中で、相手より1回多くチャンスを生かしたセレッソに軍配が上がりました。両チームとも昇格争いに絡んでくるとは思いますが、互いに決定力を欠き、良くも悪くもJ2の戦いでした。

セレッソは前半だけで試合を決められる展開でした。FWのカレカは草津時代はさほど良い印象を受けませんでしたが、意外にもフィットしていてポストの役割を果たしていました。しかし内容は悪くない割りに決定力を欠いたのがマイナス。

仙台はバイタルエリアのチェックが甘くそこをセレッソの中盤に自由に使われました。セレッソの中盤は香川にブラジル人のボランチコンビとかなりの戦力ですから、それを相手にあの守り方ではやられます。あまりにも絵に描いたようにミドル2発に沈むのは妥当な結果。ボール奪取する位置が明確に定まっていないのでしょう。

ただ後半の攻撃は良かったので今年もやれそうな感じはしました。ロペスが移籍して軸を失った感はありますが、新加入組を含めポテンシャルの高いメンバーが揃ってますから期待はできそう。あとはベンチに入っていなかったけど西山や康平を使って欲しい。

出ている選手の中で元川崎だとか元鹿島といったメンバーがたくさん居て個人的には懐かしかったですね。中でも飛弾には頑張ってもらいたい。能力自体は高いからその才能を杜の都で開花させて欲しいです。

セレッソは柿谷や香川など若手が戦力となっていてこれからが楽しみ。香川は初めて見ましたけど良い選手。背格好が巧そうな雰囲気を醸し出している。ファールされて怒っているところなどは若さを感じますが、将来が楽しみな逸材です。

まだ4節だから方向性を定めていくこれからの段階。特に仙台はその印象を強く持ちました。徐々に上がっていくでしょう。今度行く時はまだ仙台では見たことが無い勝利の後の岡山劇場が見たい。

J2第51節 京都サンガ×ベガルタ仙台

2007-11-27 | ベガルタ仙台

今季の全てを決める大一番。天気は快晴と絶好のコンディション。西京極は傾斜の無さとピッチの遠さが絶望的なので、日差しの強さは逆に試合を見辛くしましたが、寒いよりは温かい方がマシです。

前半から積極的だったのは仙台。今季を象徴する人とボールが連動して動く美しいパスサッカーが展開されました。サッカーに判定や技術点があれば仙台の勝利だったでしょう。ロペスもボールを持ちすぎず回りと合っていました。この大一番でよそゆきの姿にならず己の道を貫きました。

しかし後半は攻め疲れして足が止まり、セカンドを拾われカウンターを狙われました。取れる時に取れなかったツケが回ってきました。そして最後、前に人数をかけて点を取りに行ったため後ろは手薄に。渡邊が右サイドでボールを持った時、一番遠い所で待っていた石井はどフリー。まるでスローモーションを見ているかのような軌道でクロスが入りダイビングヘッドが決まりました。それは仙台に終戦を告げるあまりに残酷なお礼参りでした。

京都はパウリーニョが居ないために攻撃が組み立てられていませんでした。田原は消えていたし徳重は前半で交代。軸が居ないから攻めに怖さが無く。途中からは完全なドロー狙いでしたけど、最後まで集中を切らさず足を止めなかった事が幸運をもたらしたのでしょう。これも秋田の魂が乗り移ったのかな。こういう諦めない姿勢は勢いが出るし、これで仮に入替戦に回ったとしても、上昇気流に乗って戦うことができるはずです。

当日も書いたけど試合後、ゴール裏を何度も振り返りながら下がっていった岡山の姿が印象的でした。昇格請負人と言われ、昇格宣言して移籍してきたのは数ヶ月前。昨年までは常に昇格してきましたが今年はその目標を果たせず。レンタル契約の身だから自分の意思だけでなくチーム間の事情もあるだろうけど、岡山自身は来年どうするんだろうか。自分としては来年どこに所属していようと、この選手の動向にはこれからも注目し続けるでしょうけど。

こんな時になんですけど中島の来年はどうなるのやら。一時は来年も残留濃厚との話だったけど最近全く点が取れていないし、鹿島の事情を考えると来年は出来るだけ多くの選手を抱えておきたいわけだし。調子が下降気味なのか、相手のマークがきつくて点が取れなくなったのか。動き出しやポストは悪くないんだけど、後半にシュートチャンスでパスしたシーンなど見ていると、良くも悪くも高校の先輩に似てきたというか・・・。本人も最後に秋田の前で点を取りたかったでしょうけど。

昇格争いは上位3チームに絞られました。得失点の関係でヴェルディはほぼ決定でしょう。逆に今年も残留となった仙台。見ていて思うのは毎年監督が交代するから作っては壊しの繰り返しで、毎年標榜するサッカーが違う事。そろそろ一本筋を通した方が良い。今季、望月監督が掲げたスタイルが良い方向に向いていたのは確かだと思うし、それを継続する事が正しい道に進めると信じて継続性を持ったチーム作りをすれば、来年こそは昇格できるでしょう、今年の悔しさを誰一人忘れる事無く来年一年間を戦い抜ければ、その先に自ずと道は拓ける。やれば出来るチームだから絶対にここから這い上がってきて欲しいです。

悲しみと感動のラスト@西京極

2007-11-25 | ベガルタ仙台
3連休に紅葉が重なり、観光にはもってこいの条件が整って京都は人だらけ。そんなわけでほとんど観光せずに試合だけでとんぼ帰りです。

目の前で昇格の夢が潰えるのを見たのは03年最終節の等々力以来、2回目の経験ですけど、勝負の残酷さを突き付けられるこの悲しさや虚しさは何とも表現し難い。涙で濡れた顔をユニフォームで覆っていた関口、何度も何度もゴール裏のサポーターの方を振り返りながら帰っていった岡山。その心中はいかほどか。今年も昇格がお預けになり色々課題もあるけど、この悔しさを忘れず胸に刻んで来年を闘えば、仙台は必ず上がってこれる、新潟も川崎も柏もそうやって這い上がってきたのだから。

引退する秋田のセレモニー。秋田は落ち着いた語り口だった、現役生活に悔いなしなのでしょう。鹿島を出て4年。その月日が秋田にとってかけがえのない時間であった事がひしひしと伝わってきました。一つの旅は終わりました。本田の引退試合の時のメッセージで言っていた事、引退後はまた何らかの形で家に帰ってくるのを待っていますよ。本当にお疲れ様でした。そしてまだ戦いが残っているから最後の闘魂を見せてください。


帰りの飛行機が諸事情で遅れてまた混雑していて参りました。思えばここ最近は人の少ない時に搭乗する機会が多かったから久々に満席の便に乗ったような気がする。IC搭乗券が乗り慣れてない人にまだ浸透してないなあ。

そんなわけで待ちぼうけを食らっている間は伊丹でウロウロしていたんですが帰仙するベガルタの選手を見ました。もちろん遠くから眺めていただけですが。今日だけは選手を見ているのが辛かった。最後にそんな事がありながら満席の飛行機で帰ってきました。

J2第49節 東京ヴェルディ×ベガルタ仙台

2007-11-12 | ベガルタ仙台

痺れる試合でした。これぞまさにJ1行きをかけた壮絶なサバイバル。

仙台のサッカーが素晴らしくて、今季序盤に見た人とボールが連動して動く良い時の仙台の組織的なサッカーが展開されていました。ブラジル人の個人技に対してスタメン11人が全員日本人の組織力で立ち向かう姿は、贔屓目抜きに見ても勇敢でした。フッキを封殺した守備陣の粘りと、運動量豊富に動き回り前線で体を張り続けた萬台・中島の2TOPの頑張りが良かったです。ロスタイムの萬台のシュートが決まっていれば最高でしたが。その萬台は開始直後の不用意なイエローで(あれは貰う必要のないカード)2試合出停。終盤にこれは痛い。代役はロペスが戻ってくるんだろうか。

ヴェルディにとっては一歩前進のドロー。後半、あれだけ堅く守られたら焦れて単調な攻撃をしがちですが、そこで落ち着いてサイドが使えるだけの冷静さを持っていたのは、このチームの強みでしょう。ただフッキが今季終了になるのは痛い。余談ですけどフッキにイエローが提示された時のアウェー側スタンドの盛り上がりは凄かった、さすがに皆さん事情を知っていらっしゃる。

最終的に結果はドロー。ヴェルディにとっては上出来と言える結果も仙台にとっては必ずしも良しとは言えない、ただ悪い結果でもありまえせん。確実に言えるのは京都戦を含めた残り3試合全勝するしかないという事。その先に道は開ける。

J2第29節 モンテディオ山形×ベガルタ仙台

2007-07-22 | ベガルタ仙台

お互いの意地と意地のぶつかり合い、これぞ東北ダービーという試合の真骨頂を見せてもらいました。個人的にはこれが4度目のダービー観戦(仙台の1敗3分)でしたが、毎回このカードは特別だと実感します。J1が中断中なので予定が無いわけですが、それでも時間とお金をかけて遠く山形まで駆けつける価値のあるイベントです。

前節のヴェルディ×山形を見て予想していたとおり、中盤でのせめぎ合いが激しかったです。そこから山形は守備、仙台は攻撃と互いの持ち味を出し合う好ゲームが展開されました。仙台は前線が流動的に動き、パス回しで崩す展開。良い時の仙台らしい攻撃という印象でした。しかしシュートを打たせる前にブロックする山形の堅守の前にスコアは動かず。このまま0-0で折り返すかと思われた前半終了間際、財前の粘りから北村が先制。財前の意地や気迫が伝わってくるプレーでした。

後半は守る山形・攻める仙台の構図がより鮮明に。守りを固めた相手を崩すのは苦しいですが、仙台の良かったところは焦れずにパスを回してキチンと攻撃を組み立てた事。ロペスの展開力が効果的に生きていました。田ノ上の投入で更に攻撃のスイッチが点火された後は、右の関口・左の田ノ上とサイドから猛攻を仕掛け、残り3分で遂に同点。決めたのは去年まで山形に在籍していた永井。一番決められたくない男に決められてしまった山形。そのまま試合は終わり両者痛み分けのドロー。



仙台としては結果だけ見れば手痛いドロー、実際のところ京都との勝ち点差が開いたわけですから。しかし内容的には相手の術中にハマって勝ち点3を失う寸前までいったところを、自分達の形を見失わずに粘り強く攻め続けた結果、最後に勝ち点1を拾うことが出来ました。もしかしたら終盤戦にこの勝ち点1がモノを言う時が来るかもしれません。いずれにしても次に繋がる勝ち点1を得ました。

1年前に天童に来た時は、試合後にモヤモヤしながら高擶まで歩いたんですが、今年は同じ高擶までの帰り道を気分良く歩いていく事が出来ました。素晴しいゲームが見られて満足です。

1年後の天童

2007-07-21 | ベガルタ仙台
山形 1-1 仙台

山形でのみちのくダービーを1年ぶりに観戦。今年は内容的に良かったので来た甲斐ありました。去年は散々な試合だったので1年間モヤモヤした気持ちがあったんですが、それがようやく取り払えました。

そんなわけで外に居ましたのでアジアカップはワンセグで見てPK勝ちを確認した次第。便利な世の中になったと実感するところです。

J2第24節 水戸ホーリーホック×ベガルタ仙台

2007-06-28 | ベガルタ仙台

水曜の笠松、霧がかかって湿度の高いコンディション。客席には2000人程の観衆が入っていましたが、競技場全体に妙な静けさがあり、どちらのサポも応援していない時間は場内が水を打ったように静まり返っていて独特の雰囲気に包まれていました。

水戸が標榜するポゼッションサッカーが色濃く出ていました。セカンドボールを拾ってポゼッションを高め、村松や小椋を中心にテンポの良いパス回しで攻め込みました。内容は良かったです。次に求められるのは内容の良さをいかにして結果に結びつけるか。少なくとも、これまで見てきた水戸×仙台と違う内容の試合であることは確かでした。

逆に仙台は低調なパフォーマンス。それでも数少ないチャンスをモノにする集中力は見事ですが運動量が少なかった。1点取る前のロペスはミスが多くて機能していなかった。点を取った後は気を良くしたのか、前から積極的にプレスをかけていましたけど。

それでも勝ち切れるのは後ろがしっかりしているから。千葉・木谷・ジョニウソンのトライアングルが堅い守りでゴール前を塞いだことが大きい。長丁場を戦い抜く上でこのセンターラインの安定感は非常に重要。また中盤では富田が守備だけでなく攻撃でも良いアクセントになっていて更にはゴールのおまけつきと元気なところを見せてくれました。連戦であることを考慮すればどんなに不恰好でも勝ち点3取れたのは評価できます。

札幌との勝ち点差が9に縮まったという事実、これが最大にして唯一、この試合で仙台が得たもの。まだまだ先は長いです。水戸のサッカーの完成度が更に高まった時、是非またこの対戦が見てみたいものです。

霧の笠松

2007-06-27 | ベガルタ仙台
年に1度は行きたい笠松。ここを逃すと今年は行けなそうなのでグルメを堪能すべく平日の小旅行にゴー。しっかり坦々麺をいただいてきました。去年食べて美味しかったティラミスが見当たらなかったのが残念だったけど、今年も楽しませてもらいました。

試合は負けたけど水戸の方が良いサッカーをやっていた、仙台は序盤の立て続けの2点で良くも悪くも(悪い意味が強いが)落ち着いてしまった。勝っただけと言えばそれもあながち間違いではない、アウェー側スタンドの試合後のリアクションも微妙な感じ。

最近何かと忙しいのに(月曜からマリンに行ったりと)無理に笠松行ったので疲れました、でもカシマの帰りよりは少し早く帰れるから楽は楽です、交通費は倍違うけど。色々な意味でなかなか楽しい日帰りでした。

J2第20節 東京ヴェルディ×ベガルタ仙台

2007-06-11 | ベガルタ仙台

お互いに勝つならこの形というイメージを持って試合に臨んでいると思いますが、その形を実行できたのがヴェルディ。逆に仙台はやりたいサッカーをやられてしまいました。

仙台は内容的には悪くなく、守備陣は安定していてフッキ・ディエゴをしっかり抑えていました。そんな中でヴェルディ側に流れを手繰り寄せたのがボランチのゼ・ルイス。この人が中盤の底でバランスを取りながら、こぼれ球を拾い続けることで、ゲームの流れは次第にヴェルディへと向かっていきました。ゼ・ルイスに負けたという感じです。同じような存在で言えば仙台ではジョニウソンが奮闘していましたが、彼にかかる負担が大き過ぎた。千葉を一つ前のポジションで使えれば、それが少しは解消されるでしょうが、怪我人などのチーム事情もあるから難しいところです。

後半の仙台の攻撃は迫力があり見応えがありました。後半の内容だけ見れば全く下を向く必要は無い敗戦。むしろ今後へ向けて先行きは明るいと言えます。萬代投入後は前線に基点ができ、関口を右ハーフに配置する事でサイド攻撃が活性化されました。また中島に代わって入った中原も高さ・強さを見せ、ヴェルディの高さあるDF陣を手こずらせました。追撃の1点は豪快なヘディングでした。中原の今後に期待したいです。

この試合でJ2は第20節。まだ20節、先は長いです。札幌がやや抜け出した感がありますが、まだまだどうなるかわかりません。今は紙一重の勝負でヴェルディに負けても仙台はまだ大丈夫。次節以降も福岡・京都と厳しい相手との対戦が続きますが、まずは連敗しない事が大切です。それにしても試合終盤から終了しても鳴り止まなかったアウェーゴール裏の「Ready Go~」の大声援の迫力。あれは凄かった。試合前からどっちのホームゲームか分からない状態ではあったけれども、あの時は完全に逆になっていた。スタンドもピッチも熱い試合でした。

J2第16節 ベガルタ仙台×徳島ヴォルティス

2007-05-22 | ベガルタ仙台

審判がゲームをブチ壊すのが何よりも嫌です。どちらのチームが勝とうがそんな事は関係ありません。フットボールが見たいのに審判の一人相撲によってそれが奪われることに納得がいきません。競り合いはすぐファール、クイックスタートは一切認めず、萬代の退場は意味不明、千葉の1枚目の異議によるイエローは不必要なカード。スタジアムに居た誰もが見ていた明らかなハンドはノーファール。この試合(もはや試合と呼べる代物ではなかったが)は北村ワールドそのものでした。

試合内容ですが徳島の積極性が目立ちました。もっと腰の引けた戦いをするのかと思いきや、全く逆に攻撃的な戦いを挑んできました。羽地を中心に2列目・3列目がボランチとセンターバックの間のスペースに次々に侵入してくる。また新加入の塩川が右サイドで効いていました。彼はさすがに幾多のチームを渡り歩いているだけの経験がある。しかし徳島はラストパスやシュートの精度を欠いて得点を奪えず。この辺が下位に低迷している所以なのでしょう。ただやっているサッカーの内容自体は非常に良いです。

逆にやりたいサッカーをやられてしまったのが仙台の方。立ち上がりからペースを握られ萬台退場で止むなくリアクションサッカーに。それでもワンチャンスで先制したのはお見事でした。失点せずに追加点を奪えれば理想的でしたが後半の早い段階で同点にされたのが痛かった。最後の決勝点については仕方がない。9人しか居なければどうしようもないです。ただどちらが勝ちに相応しい内容だったかと言えば、徳島の方が勝利に値するサッカーをしていました。

今年の仙台戦を見ているとナカシの成長ぶりが本当に良く分かる。鹿島に居た頃よりフィジカルが強くなって逞しくなった。この試合もたった一人で前線で体張って基点を作って孤軍奮闘してました。「鹿島はユウキを手放さないのか、完全移籍で欲しい。柳沢より使える」という仙台サポの会話を少なくとも2組は聞いた(苦笑) こちらは今すぐでも帰してほしいですけど(笑) という余談はさておき萬台との和製2TOPは魅力的です。

草津戦に続いて2週連続で仙台を見ましたが、今は第1クールでのハードワークの疲れが出ているように感じます。あの札幌戦の時のパスサッカーがまた見たい。体力的にキツいだろうけど、あれが出来れば足踏み状態は脱せると思います。あとはこの衝突事故のようなアクシデントを引きずる事無く、早く次の戦いに切り替えて欲しいです。

こんなのフットボールのゲームじゃない

2007-05-20 | ベガルタ仙台
仙台 1-2 徳島

土日きっぷ使用2日目は仙台へ。ユアスタに行ってきましたが、さて自分はそこで何を見たんだろうか。サッカーの試合を観に行ったはずですが、そこで行なわれていたのはピッチ上で一人だけ違う服を着た人のワンマンショー。北村は小学生の試合から審判をやり直せ。それから萬台退場の理由を明確に説明せよ。

J2第15節 ザスパ草津×ベガルタ仙台

2007-05-15 | ベガルタ仙台

小瀬と敷島とどっちに行こうかと考えていて今回は前橋へ。3回目の敷島来訪です。過去2回は高崎線に揺られて行っていましたが、今回は前日カシマから帰宅した時には日付が変わっているような状況で疲労も溜まり気味で、キックオフが13時と早かったのでちょい奮発して高崎まで新幹線利用。そんなわけで移動はあっという間。

この試合のキーポイントの一つは草津DF陣対仙台の2TOP。草津の浅いディフェンスラインとFWへのマンマークを萬台・中島がどうかいくぐるかに注目していましたが、仙台はショートパスを捨てDFラインの裏にロングパスを蹴りこんでこれをかわす。ウラへの飛び出しが得意なFW二人にこの戦法は効果抜群。こうして試合は完全に仙台ペースに。決めるべきところでチャンスを逃したため一度は点差を縮められましたが内容的には完勝。終了間際の熊林のボレーシュートは素晴しかった。

草津が良い流れになったのは松浦を投入して3TOPにしてから。システム変更した後は、FWが外に開いて空いたスペースに2列目が飛び込む形が見られるようになってきました。高田が左に開いて折り返したボールを仙台DF・渡辺がゴールライン寸前で掻き出したシーンは一番良い形でした。

草津の試合に行くとサポーターの声量の大きさをいつも感じるんですが、今回は氏原の振りつきのチャントに目を奪われました。メロディはどこかで聞いたような気がしたんですが思い出しました、鹿島でやってた鈴木隆行のチャントだ。逆に仙台の方はウィリアンのチャントが気になって、これも過去に聞いたような記憶があったんですが森保のそれ。それにしてもアウェーにあれだけ駆けつける仙台サポ同様に草津サポも熱心ですね。

13時キックオフだと出発は早いですけど、その分早く帰れて楽です。帰りは少し渋滞につかまりながらシャトルバスで新前橋に出て、そこから帰りも鈍行は使わず在来線の特急に乗車。普通列車のグリーン車が750円で特急の自由席が900円だったので、そこまで差は無いかなと思い特急利用。そのおかげで時間短縮してそそくさと帰りました。