朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

自動車燃費

2016-06-20 23:31:24 | 21世紀
自動車燃費
2016/06/21
 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルス郡地裁は1日、購入したホンダのハイブリッド車の燃費が広告よりも悪いため、予想外のガソリン代の出費を強いられたと主張する女性の訴えを認め、同社に9867ドル(約75万円)の賠償を命じた。
 三菱自動車が、軽自動車の燃費試験のデータを改ざんしていた。問題の車を買ったドライバーは、カタログの性能より余計にガソリン代を負担してきたことになる。「何を信じたらいいのか分からない」。ユーザーから厳しい声が上がった。
 昔から、自動車の燃費が、カタログ通りの性能など出ませんでした。
 一定の速度で、加速も停車もせず、何時間も走行するような条件で測定する、燃費など、実際とはかけ離れた数値でした。ですから、誰もカタログ燃費なんか信じるひとはいませんでした。
 三菱自動車の担当者も、そう考えていたのでしょう?
 時代が変わり、数値を信じるデジタル人間が多くなると、チョットのサバ読みも許せなくなると言うことでしょう?
 三菱自動車は、嘘を言ったと告白し、咎められていますが、どこの会社でも同じことやっていると、思います。
 燃費なんて自分で計ってみれば、カタログと違うことは、すぐ分かります。
 グーグルではこんな記事もあります。
 軽自動車でも車種によって燃費は様々です。車種と乗り方によっては10キロ行かないようなものもあります。
あなたがどのような場所をどのように乗っているかで燃費は大きく変わるので一概には言えませんが、街乗りならおおむねカタログの燃費(10・15モード)数値に0.6~0.8をかけたくらいの数値になるのではないでしょうか?
あなたが乗っている車のカタログ燃費が分かるならその数値で実際に走っている11キロを割ってみてください。恐らく0.7前後になってないですか?その0.7前後の数値を他の自動車のカタログ値にかけてみれば実際に走れそうな距離がなんとなくわかります。
でも新車と7年落ちの車の違いや、車種ごとの特徴により実際にはずれてくるでしょう。あくまで目安です。
今乗っている車に長年乗っていて、最初のころに比べて燃費が落ちているのでしょうか?実際に燃費が落ちている可能性は十分にありますが、正しく測れていま すか?例えば燃料満タンを1回分で測ってもかなりばらつきますよ。4~5回満タンの平均を取っていればそれなりに信用できますが。
 私は10年もののハリアーにのっていますが、1リットル当たりの走行距離がメーターに出ています。10.5km/l くらいです。
 建前の 数字は事実と 一致せず    嘘つきは 途中でやめては いけないよ

レトロウイルス

2016-06-20 07:41:44 | 21世紀
レトロウィルス
2016/06/20
「世界のドキュメンタリー」と言う番組で、レトロウィルスの話がありました。現在コアラが白血病で多く死んでいるそうです。それはレトロウィルスが遺伝子に進入し癌を発症させているのだそうです。
 レトロウイルスは悪い病気も起こしますが、人間の遺伝子に入り込み、進化の役割も担っているのです。人間の胎盤は、レトロウィルス感染の結果、出来たもので、この感染が無ければ、人類は卵を産んでいるかも知れないそうです。
 人間は複雑な生命体の一部でしかなく、微生物の集合体と考えるべきとも言います。
 グーグルにはこんな記事もあります。
 哺乳類の胎児の多くは、胎盤によって育まれる。胎盤は、母親と胎児の両方の組織からなり、子宮内で胎児を支える役目を担うほか、互いの血液を混合さ せることなく栄養、ホルモン、ガスなどを交換するという、極めて重要な機能を果たす。一方で、胎盤の形状や構造は動物種によって大きく異なり、その違いが どのようにしてもたらされたのかは、謎のままにある。このほど、京都大学 ウイルス研究所の宮沢 孝幸 准教授らは、ウシの胎盤に見られる現象に着目し、胎盤の進化にレトロウイルスが関与していたことを突き止めた。
ウシ科の動物は、ウシ亜科、ヤギ亜科、インパラ亜科など、7つに分けられる。いずれの亜科も約100個の小さな胎盤節からなる「多胎盤」を形成する が、その際、ウシ亜科とヤギ亜科だけに「胎児側の細胞と母体側の細胞が融合する特殊な現象」が見られるという。こうした母子細胞の融合はかなり以前から知 られていたが、分子メカニズムは分かっていなかった。
 宮沢准教授は、学部生時代にレトロウイルスの研究を始め、その過程で「ヒト内在性レトロウイルス」がレトロトランスポゾンとして機能し、胎盤で発現してい ることを知ったという。内在性レトロウイルスとは、太古に感染したレトロウイルスが「感染先の動物(宿主)の生殖細胞」に入り込み、ゲノムの一部と化した DNA配列を指す。一方のトランスポゾンは、ゲノム中において、自身のDNAの一部から転写されたRNA配列を逆転写してDNAに戻し、それを別の領域に 挿入する転移因子の総称だ。「はるか昔に人類に感染したレトロウイルスの遺伝子がヒトゲノムに取り込まれ、遺伝子として胎盤で何らかの機能を持つように なったのではないか。
人間の遺伝子の8%はレトロウィルスの侵入によるもので、以前は何の意味もない休眠遺伝子と考えられていましたが、人類進化の痕跡と考えるべきだとも言っています。
進化論は、環境の変化に動物が自分を環境に合うように変化させ、進化したと理解していましたが、ウィルス感染が大きな進化の要素のようです。
 私達、現在の人間も、病気に感染し、自分を改変し、成長しているのだ。安楽な環境で苦労もなく、病気もせず、環境の中に安住しておれば、成長などしない。
 子供に苦労をさせ、その中で成長させることがなければ、退化し滅亡すると考えるべきです。地震・津波・火事・親父を、進化の切っ掛けとして、大切にしたいですね。
 次世代は 熊本出身 エリートだ     病気に 打ち勝ってこそ 完成す