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胃液の働き

2014-06-30 00:44:49 | 21世紀
胃液の働き
2014/06/30

 胃液は、強酸性で、pHは通常 1 - 1.5 程度。塩酸および酸性条件下で活性化するタンパク分解酵素(ペプシン)が含まれており、これによってタンパク質を分解し(ペプトン)小腸での吸収を助ける。また同じく酵素のリパーゼは主に脂肪を分解する。胃液分泌には脳相、胃相、腸相がある。
胃液はまた、感染症の原因になる細菌やウイルスを殺菌したり、あるいは一部の有害物質を分解することで、これらから身を守る生体防御システムとしての役割も担っている。例えばコレラ菌は胃酸によってほとんどが死滅してしまうため、大量の菌を摂取しないかぎり感染は起こらないが、胃酸の分泌が少ない低酸症の患者などでは少量の菌でも発症する。
ウィキペディアの解説には以上のように書かれています。
私(渡邉)が疑問に思ったことは、健康食品として身体に良いと言われる物質が強固なバリアーを無事通過し人体に吸収されるか?ということです。
乳酸菌は、そのままでは胃液ですべて殺され腸には届きません。そのため胃液で溶かされない物質に包んで飲みます。ヤクルトなどの液体の乳酸飲料は胃液で死滅し効果はないと考えられます。糖分としての栄養はありますが。
蛋白質も分解されアミノ酸になり、腸に運ばれます。蛋白質の一種である酵素・コラーゲン・蜂蜜抽出成分・鮫肝油などは、胃液で分解され単なる栄養素である、アミノ酸になっているだけと推察されます。
栄養学者は、カロリーが幾らあると言うような話でなく、胃酸と同強度の塩酸にこれらの健康食品を浸し、どう変化するか? 効能はあるのか? 人体実験の結果、血中濃度があるのか?などの研究をして欲しいですね!
その点、タンパク質や脂肪ではない、ミネラルやファィトケミカルとも呼ばれるポリフェノール類は、胃酸の影響を受けず人体に吸収され血中濃度が測定出来るようです。
ファイトケミカルは、かたい細胞壁に守られているため細胞壁を破ることがポイント。すりつぶしたり、刻んだり、ジュースにしたりすると効果的に摂取できます。また、比較的熱に強いため、炒めたり、煮込んだりしても大丈夫。生のまま食べるよりも細胞壁が壊れて有効成分が抽出しやすくなります。カサが減るため量がたくさん摂れて一石二丁です。
アメリカでは、ファイトケミカルの抗酸化力に対する指標づくりが進められています。まだまだ、未解明な点も多いファイトケミカルですが、非常に期待できる成分だということがいえます。


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