ビタミンDの有効性
2015/11/15
毎日新聞への、白澤卓二・順天堂大大学院教授の投稿です。
毎年、在宅高齢者の3人に1人が転倒し、そのうち10人に1人が骨折などの深刻なけがをしている。 けがをしない場合でも、転倒への恐れが身体活動の減少や自立を妨げることにつながる。実際、厚生労働省が2010年に実施した調査によると、介護が必要になった原因の10%は「骨折・転倒」で、自立した生活を送る健康寿命を延ばすために、転倒予防が重要な課題となっている。
一般に高齢期になると、外出の機会が少なくなって日光にあたる量が減り、皮膚でのビタミンD合成が減少する。
このため、多くの高齢者がビタミンD欠乏症に陥っているとされる。 ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を助けるだけでなく、筋力や神経機能にも関与しており、ビタミンD欠乏は重要な転倒の危険因子である。
米ノースカロライナ州のウェークフォレスト大医学部のデニス・ヒューストン博士らの研究チームは、高齢者の転倒予防にビタミンDサプリが有効なのではないかと考え、有効性を検証する臨床試験を実施した。同州フォーサイス郡に住む高齢者68人をビタミンDサプリ群と対照群に分け、サプリ群には5ヵ月間にわたって食事の宅配に1ヵ月あたり10万国際単位のビタミンDサプリを追加した。対照群にはビタミンEを追加し、試験の前後でビタミンDの血中濃度と転倒の頻度を調べた。
その結果対照群では試験の前後で転倒の頻度が変わらなかったが、ビタミンDサプリ群では血中ビタミンD濃度が改善し、転倒頻度が58%も減少した。
研究に参加した人のうち57%は、血中のビタミンD濃度が1ミリリットルあたり20ナノグラム未満で、ビタミンD不足と診断された。
日本でも転倒は介護が必要になる原因の一つとなっており、ビタミンDサプリの有効性を検証する必要があるだろう。(以上・毎日新聞より引用)
私の叔母、坪井せい子は、90才でも元気で一人暮らしをしていましたが、自宅で転倒し大腿骨折で入院しました。退院後リハビリをしていましたが、ボケ症状が出て、福祉施設に入所しました。わずかな時間で亡くなられました。
日に焼けることを嫌がる現在、ビタミンD欠乏症の老人は多いと感じます。
サプリに頼るより、日に焼けたいですね。元気な老人は、散歩などで、日に当たっていることも元気の素なのでしょう。
私は、現在、透析で、月・水・金の午後5時間、ベッドにいます。その5時間でも耐え難い気がします。1ヵ月~2か月も骨折でベッドに就くのは、正常な頭脳でも、ボケてしまうでしょう。
健康寿命の要素は沢山あるでしょうが、骨折を減らすのが1番目に大切な自分で出来る行動でしょう。伝染病や癌などの病気は自分の養生では、どうにもならない部分がありましょうが、骨折・骨折からくるボケなど自分の責任として対処すべきです。
そのうち、サントリーなどが、ビタミンDサプリメントなど大々的に売り出しそうですね? それに頼らないよう陽に当たりましょう(陽のあたる場所・エリザベス・テイラー主演)
やらないぞ 陽のあたる場所 はテイラーに 骨折は ボケにつながる 一里塚
2015/11/15
毎日新聞への、白澤卓二・順天堂大大学院教授の投稿です。
毎年、在宅高齢者の3人に1人が転倒し、そのうち10人に1人が骨折などの深刻なけがをしている。 けがをしない場合でも、転倒への恐れが身体活動の減少や自立を妨げることにつながる。実際、厚生労働省が2010年に実施した調査によると、介護が必要になった原因の10%は「骨折・転倒」で、自立した生活を送る健康寿命を延ばすために、転倒予防が重要な課題となっている。
一般に高齢期になると、外出の機会が少なくなって日光にあたる量が減り、皮膚でのビタミンD合成が減少する。
このため、多くの高齢者がビタミンD欠乏症に陥っているとされる。 ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を助けるだけでなく、筋力や神経機能にも関与しており、ビタミンD欠乏は重要な転倒の危険因子である。
米ノースカロライナ州のウェークフォレスト大医学部のデニス・ヒューストン博士らの研究チームは、高齢者の転倒予防にビタミンDサプリが有効なのではないかと考え、有効性を検証する臨床試験を実施した。同州フォーサイス郡に住む高齢者68人をビタミンDサプリ群と対照群に分け、サプリ群には5ヵ月間にわたって食事の宅配に1ヵ月あたり10万国際単位のビタミンDサプリを追加した。対照群にはビタミンEを追加し、試験の前後でビタミンDの血中濃度と転倒の頻度を調べた。
その結果対照群では試験の前後で転倒の頻度が変わらなかったが、ビタミンDサプリ群では血中ビタミンD濃度が改善し、転倒頻度が58%も減少した。
研究に参加した人のうち57%は、血中のビタミンD濃度が1ミリリットルあたり20ナノグラム未満で、ビタミンD不足と診断された。
日本でも転倒は介護が必要になる原因の一つとなっており、ビタミンDサプリの有効性を検証する必要があるだろう。(以上・毎日新聞より引用)
私の叔母、坪井せい子は、90才でも元気で一人暮らしをしていましたが、自宅で転倒し大腿骨折で入院しました。退院後リハビリをしていましたが、ボケ症状が出て、福祉施設に入所しました。わずかな時間で亡くなられました。
日に焼けることを嫌がる現在、ビタミンD欠乏症の老人は多いと感じます。
サプリに頼るより、日に焼けたいですね。元気な老人は、散歩などで、日に当たっていることも元気の素なのでしょう。
私は、現在、透析で、月・水・金の午後5時間、ベッドにいます。その5時間でも耐え難い気がします。1ヵ月~2か月も骨折でベッドに就くのは、正常な頭脳でも、ボケてしまうでしょう。
健康寿命の要素は沢山あるでしょうが、骨折を減らすのが1番目に大切な自分で出来る行動でしょう。伝染病や癌などの病気は自分の養生では、どうにもならない部分がありましょうが、骨折・骨折からくるボケなど自分の責任として対処すべきです。
そのうち、サントリーなどが、ビタミンDサプリメントなど大々的に売り出しそうですね? それに頼らないよう陽に当たりましょう(陽のあたる場所・エリザベス・テイラー主演)
やらないぞ 陽のあたる場所 はテイラーに 骨折は ボケにつながる 一里塚
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