朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

たてまえ国家・やらせ国家

2011-08-10 08:59:11 | 21世紀
たてまえ国家・やらせ国家
2011/08/09
 夏の甲子園大会は若さあふれ、頼もしく見ています。
 しかし、NHKや朝日新聞の指導と思われるインタビューや、キャプテンの抱負・選手宣誓など発言部分は、頂けない。
 佐賀県や九州電力・原子力保安院などで問題となっている、やらせメールと同じ構図で、美談仕立ての優等生発言に話す生徒も後ろめたい気持ちになっているようだ。何かというと、震災を受けた方々を勇気付けたい、震災に負けない、などと言わせる。
 選手宣誓など、訳の分からない単語を大きな声で聴きにくくして、男らしくも若々しくもない。
 大体、高校生野球部員は、プロ野球予備軍として訓練されている野球エリートで、出場選手は部員100人以上の中から選ばれている20人です。身体を鍛え、真っ黒になって練習しているのは素晴らしいけれど、趣味でしているわけでなく、その高校への生徒募集の客寄せパンダとして、授業料も免除され、入学試験も免除されて、地元以外からスカウトされた生徒が多いのです。
 その彼らに、純粋無垢の高校生として振る舞わせ、優等生発言をさせる演出は、何でもタテマエの社会組織を教育しているようです。
 やらせメールだ、仕組まれた公聴会だと、佐賀県知事や九電社長をマスコミ・民主党・共産党は非難していますが、過去の議会・委員会等官公庁の集まりは全て、前もって決められた演出で、すべて行われています。
 自分たちに批判が向けられないように、すべてにシナリオをつくり、そのように演技させる。それが日本のたてまえであり、高校野球の選手発言に嫌な形で表れています。
 震災に結び付けて発言するのは、もう聞き飽きました。マスコミは、事故・事件を報道し、視聴者に自分の安全を悦ばすのか、他人の不幸を楽しませる目的かで、事件報道を使命としています。善人ぶって、タテマエ・やらせ報道は、自分で九電や佐賀県知事を非難していることと同じことをしていますよ。
 日本は、根回し国家と定義され、百姓の村落経営と同じ方式を国家にまで広げています。各省庁の省益重視の姿勢も昔の村落の水争いの姿に似ています。
 民主党は、組合運営の姿を国会にも持ち込み、多数衆愚の我儘が多数の幸福だとし、国家の発展や外国との利害調整などは、頭の中にありません。あるのは現在の揉め事が通り過ぎて、自分が行動しないでいいという考えのみです。
 これらの政治家の有様は、高校野球のあり方の影響かもしれません。野球を見ながら、美談の解説に怒りを感じましょう。日本を滅ぼすのはマスコミだと。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿