現代の松陰

現代の松陰¬＝ねずさん
2014/01/23
　ブログ「ねずさんのひとりごと」の発行者、小名木義行さんが本を出されました。「昔も今もすごいぞ日本人」彩雲出版発行・星雲社発売・1400円です。
　松下村塾・萩は近いので、私（渡邉）は何度も行った事があります。吉田松陰の思想が明治維新を起こす原動力だったと教えられても、「何故だろう？」「そんな実行力ある生徒が何故ここに集まったのだろう？」「吉田松陰は、アメリカに密航しようとした夢想家ではないか？」などと考えるばかりで、「時代がそれを求めていたのだろう」と中途半端な納得をしていました。
　ねずさんの御本を読みながら、日本の古代の有様が眼に浮かび、「そうなんだ。日本の政治形態はこうだったのだ。日本の在り方の基本は古代にある。私達の習った歴史は、歴史学者の自説の固執や、我田引水的発言に導かれた、代物で、真実とは程遠いものだ」との感慨を抱き、なずさんの情熱が伝わり、そうだ
明治維新をもたらした吉田松陰の教えはこんな雰囲気の授業であり、目覚めた弟子たちは、そんな日本を再興しようとして、活動したのだと改めて納得し、うれしくてたまりません。
　群馬県新田郡笠懸村（現、みどり市笠懸町）岩宿遺跡で相澤忠弘さんと言われる民間考古学者が三万年前の磨製石器を発掘されました。学者はそれを無視し続け、そんな時代に日本人に人間は居ないとしていました。
　今から五千五百年前の縄文時代の集落跡とされている青森県の三内丸山遺跡では、有名な六本柱建物跡が発見され、それを復元した構造物も作られています。鐵のない時代、石器によって大木を伐採し構造物を造る文明があったと考えられます。島根県出雲市の砂原遺跡からは１２万年前の磨製石器が発見されています。
　平成２３年、福井県若狭町の鳥浜古墳から出土した漆の木の枝は約一万二千六百年前の縄文時代のものであると東北大学鈴木三男教授［植物学］によって証明されました。
　青森県の大平山元一遺跡では、一万六千五百年前の土器が発見されています。
　岡山県朝寝鼻貝塚からは六千年前のプラントオパールが大量に検出され稲作は縄文時代から行われていたことが判り、灌漑施設もあったようです。
　縄文文明とも言える文明が日本にはあり、日本は武器の出土はないが土木工事工具の出土はあり、無血の統一、神武東征が行われたと推定されます。
　仁徳天皇の仁政・好太王碑文の記述・民度の高さなどから、日本思想の原点は縄文時代にあり、現代に続いていると悟れます。
　歴史教育は、韓国朴槿恵（パク・クネ）大統領の言うように、勉強し直そう。

新しい原発

新しい原発
2014/01/22
　日本の原発を廃止することを、小泉元首相が言い出して、原発継続が言い難い環境になりました。投資した資金をすべて捨て、廃炉に費用を掛け、残留放射性物質の永久処理をするのにどれだけ予算が要るのでしょう？そして、燃料を買い続けなくてはならないのです。
　それらの試算を、関係者は実行してみてください。そして電力料に割りかけると電気代は何円になるのでしょう？

　今後、原子力発電所を新設するのに、絶対安全を前提にするとどんな配慮が要るのでしょうか？
　想定津波高は、福島原発の２５ｍ以上の津波でも電源の切れない事。
　地下水流の影響を一切受けないような構造にする。敷地をコンクリート地下連続壁で遮断し、土砂を除いた岩盤上に設置する事。
　海岸から離し、冷却水は少なくし、空冷式にする事。
　耐用年数が来た時、核燃料を除去し残り設備はその場で土砂埋設、鉛保護層等により現場処理できる事。

　こんな条件で新設原発を認めることにしましょう。
　実際の所は費用が掛りすぎて採算取れないことになり、原発は終了となるでしょう。
　海洋温度差発電・風力発電・海流発電・潮汐発電・酸水素ガス発電・ゲオバクター発電・バイオマス発電など新しい発電方法を研究開発しましょう。
　太陽光発電も地上の平地を広く使って発電するのは、砂漠に限定するか、海洋上で常時湾曲しても壊れない発明でもしないとコストが高く実用発電にはならないでしょう。
　左翼の言う原爆と原発を同じに考える攻撃は、遊びと考え、あくまで損得勘定で話を勧めたいですね。
　火力に頼っていれば、台風は多く発生し巨大化します。昨年のフィリッピンの台風３０号の風速は最大９０ｍだったそうです。来年・再来年の台風の風速が１００ｍを越えるようになるでしょう？　私達の住むところに来ない事を祈るばかりです。
　災害死亡の責任を施設管理者に負わせるのが、近年の裁判判決です。台風が来ると、高速道路など、通行止めになるのでしょうね？鉄道も航空機もすべて停止が常識になるのでしょうね？