朝礼の話題

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砂漠の中の未来都市

2008-03-13 11:27:51 | 21世紀
砂漠の中の未来都市2008/03/12
 みずほコーポレート銀行のCMで見るドバイの市街地には、びっくりします。
 アメリカ人女性と日本人男性が、各地に営業に行き、成功すると女性が「yes!」とガッツポーズをするあのかわいいコマーシャルです。

 人工島を海に造り、高層建築・高速道路が幾何学的に配置されています。
 眼を外に向けると砂漠です。
 石油の高騰で儲けた金の使い道が、これとは、寂しい気もします。
 この都市は、維持するのにお金の掛かるように出来ています。
 建替えの必要な50年後、次の世代の人は、オイルマネーをこの都市のために使うだろうか? マチュピチュの空中都市のような廃墟になるのではないかな?

 お金の使い道がないからと、軍備にお金を掛けるより、平和な都市環境を作る事は誉められることかもしれないけれど、何だかピント外れでもったいない気がします。
 自分の国だから、砂漠がそんなに好きなのだろうか?
 どうせ人工都市に住むのなら、気候が良く人の住んで居ないところメキシコ領カリフォルニア半島などに設備した方がいい気がします。

 お金が十分あり、使い道がないなら、私だったら、海水淡水化プラントを設備し、砂漠を緑化・農地化し、その自然の中に低層住宅の街を作るでしょう。

 あの人工都市には低所得者は住めそうにありません。
 東京でも何処でも、自然に出来た街には、居酒屋・雑貨屋・遊技場などもあり、低所得者の十分生活出来そうですが、超高層都市では無理に感じます。

 高所得者・飛車角金銀だけで、歩の無い社会では、昔の遊牧民時代の家族のように、ただ一緒にいて娯楽もなくてテレビでも見ながらひっそりしているのではないかな?

 あの高層建築では、改造もままならず、廃墟になるのが眼に浮かびます。
 みずほコーポレート銀行は、あんな都市を理想とするのだろうか?
日本人なら、賛成し、投資してはいけないプロジェクトに感じました。