「ものづくり」精神2008/01/12
平成19年を象徴する漢字として「偽」が採用されました。
牛肉・耐震・年金・自動車クレーム隠し・食品賞味期限偽装などが報じられ、嫌な国だなぁと思わされる年でした。
平成生まれも今年は成人式、昭和も20年で一区切りだったし、平成もこの20年で「偽」から脱却せねば との思いを新たにしました。
この偽装事件は、日本のものづくりの伝統を忘れた結果だと思います。
私達はものづくり いわゆる製造業で働いています。
製造業は、偽装やごまかし・うそつきがあっては、成り立ちません。
そんなことしたら、ちゃんとした製品は出来ず、会社は倒産するでしょう。
日本の国が、他の国と違って安定しているのは、ものづくりの伝統・精神があったからだとつくづく思います。
その理由を挙げてみますと、
① 嘘つきを淘汰する常識が出来る。
② 製造の現場には、製造の責任者がちゃんと会って、部下はその責任者の統制で生産する
(昔は、製造現場以外でも、立場立場で責任者がハッキリしていた。
③ 製造の世界では、加工の方針・施工の方針は責任者が決める。多数決とか作業員の都合で変更はされない。
④ 製造は基本的に、自分の手・身体を動かして行う。
⑤ 製造の現場では、自分が動かず、他人に仕事を押し付ける方式は嫌われる。
欧米・中国・韓国では、身体を動かしてものを作るのは奴隷の仕事とされています。韓国では両班の習慣も残り高学歴エリートのみが偉いとされ、受験戦争・大卒失業者の社会現象もあります。
⑥ 製造業では、お客さんがその製品を使って心地よくなることを製造の目的とします。
お客さんが心地悪ければ、その製品は売れ行きが悪いでしょう。アメリカ・中国では、売れなければダンピングが先で、製品を使いやすいように改善する発想にならないようです。(設計と製造は別)
⑦ 製造業ではお客様のことを考え、継続的に生産します。ですから信用を大切にしています。「老舗企業」という本によりますと、100年以上の歴史を持つ企業の数は、圧倒的に日本が多いそうです。
⑧ 製造業は、原料に付加価値を付ける仕事であって、常に努力が要ります。そして行き着く先は芸術品になります。
安物使い捨てという分野もありますが、それも材料の節約・使い易さの追求にと進歩させています。
お役所や政治の世界に不祥事が多いのは、製造の素養がないからだと私は思います。
ものづくり精神を、日本の国是として学校・お役所・政治に生かせば、日本は、美しい国になると感じます。
テレビの政治家の座談会番組がありますが、相手の話を聴かず、相手の話を遮って自分の話をするのが当たり前になっています。その場の目的は何かなど忘れて自分の宣伝をいいつのる政治家は恥ずかしくて見ておれません。
1+1=2, 2x2=4という自然の法則を持って仕事をしている製造業が力を発揮出来ない日本は、アメリカ・中国に遅れをとるでしょう。
私達は製造の現場にいます。ここで修行しものづくりの心構えを身につけることは大切なことです。
私達一人一人がものづくりの習慣に染まることは、会社・社会の発展につながり、個人としても成長することと私は考えます。
まとめますと
●うそをつかない。
●自然の法則で考えよう。
●自分で身体を動かして仕事しょう。
●責任を他人に押し付けない。
のがものづくりの精神であり、美しい国日本の基本的考えと思います。
平成19年を象徴する漢字として「偽」が採用されました。
牛肉・耐震・年金・自動車クレーム隠し・食品賞味期限偽装などが報じられ、嫌な国だなぁと思わされる年でした。
平成生まれも今年は成人式、昭和も20年で一区切りだったし、平成もこの20年で「偽」から脱却せねば との思いを新たにしました。
この偽装事件は、日本のものづくりの伝統を忘れた結果だと思います。
私達はものづくり いわゆる製造業で働いています。
製造業は、偽装やごまかし・うそつきがあっては、成り立ちません。
そんなことしたら、ちゃんとした製品は出来ず、会社は倒産するでしょう。
日本の国が、他の国と違って安定しているのは、ものづくりの伝統・精神があったからだとつくづく思います。
その理由を挙げてみますと、
① 嘘つきを淘汰する常識が出来る。
② 製造の現場には、製造の責任者がちゃんと会って、部下はその責任者の統制で生産する
(昔は、製造現場以外でも、立場立場で責任者がハッキリしていた。
③ 製造の世界では、加工の方針・施工の方針は責任者が決める。多数決とか作業員の都合で変更はされない。
④ 製造は基本的に、自分の手・身体を動かして行う。
⑤ 製造の現場では、自分が動かず、他人に仕事を押し付ける方式は嫌われる。
欧米・中国・韓国では、身体を動かしてものを作るのは奴隷の仕事とされています。韓国では両班の習慣も残り高学歴エリートのみが偉いとされ、受験戦争・大卒失業者の社会現象もあります。
⑥ 製造業では、お客さんがその製品を使って心地よくなることを製造の目的とします。
お客さんが心地悪ければ、その製品は売れ行きが悪いでしょう。アメリカ・中国では、売れなければダンピングが先で、製品を使いやすいように改善する発想にならないようです。(設計と製造は別)
⑦ 製造業ではお客様のことを考え、継続的に生産します。ですから信用を大切にしています。「老舗企業」という本によりますと、100年以上の歴史を持つ企業の数は、圧倒的に日本が多いそうです。
⑧ 製造業は、原料に付加価値を付ける仕事であって、常に努力が要ります。そして行き着く先は芸術品になります。
安物使い捨てという分野もありますが、それも材料の節約・使い易さの追求にと進歩させています。
お役所や政治の世界に不祥事が多いのは、製造の素養がないからだと私は思います。
ものづくり精神を、日本の国是として学校・お役所・政治に生かせば、日本は、美しい国になると感じます。
テレビの政治家の座談会番組がありますが、相手の話を聴かず、相手の話を遮って自分の話をするのが当たり前になっています。その場の目的は何かなど忘れて自分の宣伝をいいつのる政治家は恥ずかしくて見ておれません。
1+1=2, 2x2=4という自然の法則を持って仕事をしている製造業が力を発揮出来ない日本は、アメリカ・中国に遅れをとるでしょう。
私達は製造の現場にいます。ここで修行しものづくりの心構えを身につけることは大切なことです。
私達一人一人がものづくりの習慣に染まることは、会社・社会の発展につながり、個人としても成長することと私は考えます。
まとめますと
●うそをつかない。
●自然の法則で考えよう。
●自分で身体を動かして仕事しょう。
●責任を他人に押し付けない。
のがものづくりの精神であり、美しい国日本の基本的考えと思います。