朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

下剋上は、世界で一般的な事です。

2007-11-17 11:23:15 | 21世紀
下剋上が世界の進歩
 NHK高校講座の生物・地学を見るのが楽しみで、チャンネルをよく教育テレビにあわせます。歴史の授業もありまして、丁度その時間にあたると暇つぶしのように、観ていましたら歴史について自分なりの概念が出来た気がしてきました。
 歴史上の出来事に、良い悪いはない。
人間の中に強いもの弱いものがいて、強いものが支配者に、弱いものが被支配者になっている。
支配者は悪ではない。被支配者すなわち弱いものが善でもない。
人間は本来、怠惰なもののようで、力を持った支配者は被支配者を管理・指導することに飽き、自分の権限を第2位の者に委嘱し仕事をさせる。
1位の者はそのうち名目上の支配者になり、実質的な権力は2位の者に移ってしまう。
源氏の鎌倉幕府は執政の北条が支配することとなり、将軍は名のみになる。

権力が名目と実質に分離し、実質が第2の名目になる時期には、被支配者の中に有能な力のある者が出現し、いわゆる革命や戦乱の時代になる。
 
 日本の政治でも、小泉首相以前の実質権力者は、各省事務次官であり、彼らの承認しない議題は内閣の閣議にも上げられなかったという。
 日本での代議士は、本来権力者ではなく、天皇の代理人たる総理大臣に対する批判勢力というものであった。
 
 日本での支配者は、内閣総理大臣であるべきであり、彼の指導する官僚(事務次官)が実行部隊として従属するべきです。
 そして、総理大臣の政策は、国会・野党が認めないと実行出来ないというのでは、何の権力も持っていないと同じです。
 日本では、支配者がいないから、色んな不祥事が起こる。

 アメリカやベネゼラの大統領のように、認められた任期の間、被支配者の反対があっても、自分の政策を実行出来る権限のある支配者が欲しい。

 民主主義とは、支配者を被支配者が選ぶ政治形態であると、私は思います。
 被支配者が多数決で、政策を決めるのは、所謂 衆愚政治であり、国が滅ぶ前兆に感じます。
 中国や韓国が歴史認識が違うと日本を非難します。日本国内でもそうだそうだと同調する人がいます。
 何を見ても、人によって、置かれた立場によって物の見方、即ち認識は違うでほう。
 それが一緒でなければならないというのは、子供の考えです。
 60年前の賠償金が少なかったと思うなら、ハッキリ言うべきことです。

 福祉・博愛主義は、地球上に人間が増えすぎた現代、通用しないのではないか?
 伝染病・エイズ・寄生虫など防止するため、医療援助するのは、人口増加に拍車をかけ、地球温暖化や新たな戦争を促進しているのではないか?
 イラク・パレスチナ・アフガニスタンなどへの援助は、それぞれの国を破壊する手助けではないか?
 他国が干渉しなければ、それぞれ、落ち着くところに落ち着くのではないか?

 意図的に何かを改善しようとする政策は、失敗することが多い様に感じます。
 農業振興政策・減反政策は時代の流れに乗っていない政策でした。
 百姓したい人はいないのに、補助金出して百姓やらそうたって一時しのぎです。
 「ものつくり」振興政策も上手く行かないでしょう。工場や生産場所を都会では作ってはいけないと言う、事業所税を掛けて都会から追い出す政策をしながら、工業振興といっても、田舎暮らしを好む若者はいないですもの。

 厚生年金政策も行き詰まるでしょう。パート・アルバイト・人材派遣・業務請負など、厚生年金を掛けないでいい雇用形態を政府が認め、大企業が正社員を減らしているからです。

 時代にそって、被支配者の喜ばない政策こそが、正しい政策と感じます。
 ローマ帝国も民衆の好む人気取り政策で滅亡しました。

 歴史の勉強は面白いですよ。
 「歴史は繰り返す」から歴史の勉強は役に立つと子供の頃習いましたが、歴史はヒントを与えてくれます。そこに、歴史勉強の意義があると感じます。
 年代を覚え、昔の偉人の名を覚え、いい点取るのが、歴史勉強ではない。

 民主党の諸君は、歴史を作っていると気概を持ち歴史を勉強するように!