朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

良い習慣をつける。

2007-01-13 14:03:03 | 成長
継続の力 2007/01/13
どんなものでも、動いているものを止めるには、動き始める時より沢山のエネルギーが要るように思えます。
 大東亜戦争を止めるには、原爆とご聖断が必要でした。
 楽な方法を考えると今まで通りが一番良いことになります。
 心理的な慣性の法則は、人間を縛り、中毒症状を起こす迄続けます。

 「人間、変わらねばならない」「進歩しなくてはいけない」「変化こそ成長だ」
とあおるけど、現状維持の安定から抜けるには大きな力が要ります。
 東京の外資系会社員が、新年 奥さんに殺されバラバラに解体され、団地に棄てられました。
 嫌な結婚生活を終了するには、これほどのエネルギーが要るのかと怖くなります。

 何か継続していたものを、中断する時、事件が起こります。
 「赤軍派の総括殺人」「オウムのサリン事件」「尼崎の鉄道事故」「山一證券」
「雪印乳業」「不二家期限切れミルク使用」などです。
 世間を騒がす事件は地震のようなものです。太平洋プレートの圧力で、日本列島の東側先端が下に押し下げられ、ストレスが溜まり、地震でそのエネルギーを放出するという仕組みが、事件になるのでしょう。。
 そう考えると、石田純一のように不倫で結婚関係を簡単に切れるのは、変化の時代に事件を起こさぬ大きな才能にも見えます。

 一つの仕事をコツコツ続ける職人仕事が、ものづくりの時代と、持て囃されています。
 職人仕事は昔風を守り、変化をしてはいけない職業で、今までどうりを続ける人に適性がある。それならアルコール中毒・ニコチン中毒・仕事中毒・活字中毒と呼ばれるような中毒人間・熱中人間はこの時代必要とされている性格ではないでしょうか?
 そして今、職人仕事に脚光が浴びせられているのは中毒人間が少なくなったとも言えそうです。
 何年か前までは、ワーカホリック(仕事中毒)は病気であると言われましたが、社会のためには無くてはならぬ存在だったのですね。
 
 職人を養成すると言っても、テレビ・ゲーム漬けで小学校の授業もまともに出来ない現在、難しいだろうと感じます。
 松尾芭蕉は「月日は百代の過客」と変化の時代を表現し、「予もいずれの年よりか片雲の風に誘われて漂泊の思い已まず」と変化に生きる事を理想としました。
 今、【奥の細道】が何度目かのブームで、写本するキットがベストセラーになっています。これも変化の時代が激しくなると人々が感じているあらわれかもしれません。

 人間は習慣の動物であります。
 良い習慣を持つ人が、成長し成功するのです。
 新しい良い習慣を付けようとすると、古い習慣を捨てなければなりません。

 習慣を捨てるのにどうすれば良いか?
 ジェームス・スキナーさんは、「成功の9ステップ」でこう言います。
 人間は誰しも同じ動機で行動をしている。
 ヒトラーもマザー・テレサも全く同じ目的・同じ動機付けで人生を送った。
 それは、痛みを避けて、快楽を得るということでした。
 自分で止めたい習慣について、それを続けていたら最悪の事態になるという連想が働く条件反射をつくと、痛みを避ける行動をとり、その習慣を止めることが簡単に出来る。

 禁煙は簡単なことで、煙草を続けて何本も吸い気持悪く嘔吐すれば、喫煙とその痛みが結びつき煙草は止められる。

 新しい習慣をつけるには古い習慣を棄てるのが肝要です。

 持続力のない私や、現代の子供たちも、こんな方法で良い職人になれそうだ。
 しかし、職人よりなりたいものがあるものな!

感情の選び方

2007-01-13 09:23:06 | 成長
感情のサラダバー2007/01/11
 「ポリアンナ」を覚えていますか?
 テレビアニメもありましたし、デズニーの実写映画もありました。
 楽しい言葉探しで、暗い牧師さんに聖書の中には、楽しい言葉が900個もあると教え、明るい教会に変え、街全体を明るくしてしまいます。

 「成功の9ステップ」セミナーでポリアンナ式実習があり、なるほどと感激し自分の習慣にしようと訓練しています。
 ジェームス・スキナーさんは「感情のサラダバー」と題をつけています。
 「感情のサラダバー」には沢山の種類の感情が並べてあります。
 私達はそれを取り自分の好きな感情を味わうことが出来るのです。
 他人がひどいことを私にして、それで悲しくなったりするのではありません。
 出来事に意味はありません。自分が悲しくなりたいから悲しいのです。
 自分で味わいたい感情を選び、今日はその感情を楽しみましょう。

 私達は幸せになろうとして、お金を稼ぎ、物を買います。
 買った時は幸福感がありますが、すぐ別のものが欲しくなります。
 物では幸福になれません。
 物を手に入れた時の気分の変化・心地よさを幸福感と混同しているのです。
 幸せの気分をサラダバーから選び、その気分を楽しみ、人にも与えているとこんな楽しいことはありません。
 先日、ある新年会に参加しました。最初から今日は楽しむと決め、回りの人にも楽しい気分を伝え、相手の人が楽しくあるように話しかけ、話を聴きました。友情が一層深くなり、幸福な気分で帰りました。

 上原先生から指導を受け、ミツワ製作所のモットーの①は
 ミツワ製作所は、「お客様に心地よく感じていただく会社をめざす」です。
 心地よく感じていただくには、自分が心地よく感じようと決め、感情のサラダバーからそれを取って味わい、その心地よさをまわりの人に伝えることです

 「感情のサラダバー」に例として書かれてある、味わいたいうれしい感情を言葉で表した表にはびっくりしました。
 沢山の言葉があり、私は普段思ったこともないものもあり、私自身の感情は薄っぺらなものだなぁと恥ずかしくもなります。
 私も負けずにやろうと辞書から探しました。
 こんな感情を毎日感じれば、こんな幸せなことはありません。
1嬉しい:望んでいたことが実現し、満足し、良い気持である様子。
2喜ばしい:状態・環境が喜ぶほど良い。
3有り難い:自分に恩恵を与えてくれたものに嬉しく感謝したい気持である
4運が良い:偶然よい状況に出会う様子。
5大喜び:大変喜んでいる。
6喜色満面:顔一杯に喜びの表情をたたえている。
7有頂天:喜びのあまり我を忘れている。
8満ち足りた:足りないものがなくて、心が十分満たされている。
9満足:自分の望む状態・結果になり、不足のないと思える様子。
10幸せ:(不安や心配がなく)喜びに満ちている様子。
11幸福:苦しみ・悲しみ・不安などがなく精神的・物質的に満ち足りている。
12ハッピー:楽しくて幸せ
13ラッキー:幸運のくだけた言い方。
14ついてる:自分ではどうしようも無い物事が運よく都合の良い結果になる。
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きりがないから、ゆっくり自分なりの辞書を作ろう。
その常用辞書には、ナポレオンのように、暗い言葉はないものにしよう。