朝礼の話題

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何故? この子は荒れるの?

2006-07-07 11:36:55 | 健康
子供の凶暴性を軽減する食事2006/07/04
「アメリカはなぜガンが減少したか」(森山晃嗣著・現代書林)の一章からの抜書きです。 文部科学省はこんな調査をして下さい。

カリフォルニア州立大学ショーエントーラー博士の研究グループは1980年代、子供を凶暴にする食事について実験調査しました。
ヴァージニア州少年院で300人の収容少年の食事内容を分析し、炭酸飲料を生ジュースに、砂糖や添加物の多いデザート・スナックを果物・チーズ・ナッツ類に換えました。
その結果、少年同士のケンカ・脅迫、看守への反抗、自殺などのトラブルの発生回数は48%も減少しました。
その他三つの州でも同様の結果が出ました。そして凶暴な行動をする少年たちの食事を調査したところ、9つの栄養素の不足がありました。
それは、ビタミンB1/ビタミンB2/ナイアシン/ビタミンB6/葉酸の5つのビタミン そしてカルシウム/マグネシウム/鉄/亜鉛 の4つのミネラルでした。

この結果3ヶ所の少年院で56人の札付き暴れ者にこの9種類の栄養素を補給し、同時に脂肪分・砂糖・各種添加物を減らしたところ、トラブルは以前より40%減りました。
2000年には6才~12才の児童80人を二つに分け、40人にビタミン・ミネラルを十分与え、他の40人に何の効果もない偽薬を与えて行動を観察したところ、反社会的行動は47%減少した結果を得ました。

キレたりムカ付いたりしやすい子供は、朝食を摂らないケースが多いと言う
データもあります。

現代っ子のいじめや暴力、登校拒否、引きこもり、自殺願望などを、心の問題としてのみ考えるのは誤りだと思います。
「精神的な不健康さは身体的な不健康さ以上に、食生活と密接につながっているのではないか?」とさえ感じます。

2006年の日本では、高校生の男子が家族を放火殺人します。19才の女性が父親を放火殺人します。
日本でもこんな実験・調査をする意味は大きいと思います。