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文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

日本の食文化

2012年01月09日 | 食物

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 子供のころは海を見たことがなかった。

 小学三年のころに、はじめて海を見た。遠い水平線を見て、その広がりに感動した。このような山育ちの自分でも、食べ物は海産物が多かった。週に一度や二度は、スルメを丸ごと一匹ぶん囓っていた。祝い事があれば、お膳にはマグロの刺身がつく。

 日頃はイワシの目刺しとか、鰺の開きを炙って喰っていた。

 鯨の肉はご馳走であって、それが日頃から喰えるのが嬉しかった。

 

 それがいつの間にか、捕鯨禁止で喰えなくなった。

 豚肉はかなり食うことがあったが、牛肉などは高級品でこれをはじめて喰ったのが、はじめて海を見たころのこと。これが戦後2~3年後に生まれた、団塊の世代の食生活なのだ。それが最近はごく普通に、牛肉を喰う。何故是ができるのかは、一般の日本人は考えないのだろう。ところが農家の育ちで、農業では喰えなくなった、その身分では思うこともある。アメリカや豪州あるいは、ニュージーランドから安い穀物が輸入される。それを牛とか豚に喰わせて、育てて肉にして喰う。

 

                        鯨の「タレ」 鯨の「タレ」


 牛肉も美味いと思う。

 しかし鯨の肉もうまかった。


 これが喰えなくなったのは、はっきりいって面白くない。

 昨日の宮家の話もそうだが、アメリカは日本のことにクチ出し過ぎる。 

 

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  国民ひとりあたりの耕地の広さは、アメリカは日本の十倍以上もある。

 安い食糧輸入が日本の農村人口を圧迫して、その余剰人口が都市部での工業従事者の供給源となった。日本は産業の工業化に成功して、世界で押しも押されもせぬ、先進国となった。これで目出度し、メデタし。などと日教組は教えてきた。

 本当にそうか。

 昔の農家では、12月から2月あたりまで、仕事をしなかった。

 仕事が無かったのではなく、仕事をしなくとも生活が出来たのである。

 犬を何頭も連れて、猟銃かついで山歩き。これが仕事というより、楽しみだった。

 

枯葉が落ちれば、狩猟の季節
 枯葉が落ちれば、狩猟の季節

 

 そして今では都市生活者でも、仕事が無くなって正規正社員のクチを探すのは、かなり困難になっている。戦後すぐのころは外国からの安い穀物が、日本の農家から人手を都会に狩り出していった。そして今は、外国からの安い輸入雑貨とかが、人々の生活の糧、就業機会を奪っている。難しい経済政策のことは、今回は書かぬが 「 経済植民地主義の犠牲 」 ともなれば、日本人一般は牛馬の如くに、酷使されて息抜きが出来なくなる。


 当たり前に働いて、当たり前に良い生活をする。

 是ができて当たり前。この当たり前の維持、あるいは回復が当ブログの望みではある。しかし最近はその当たり前が、困難になってきた。鯨を喰えなくしたのは、米国とか豪州の食肉輸出業者のタクラミの結果であろう。そしてその事を日本国内の、マスコミははっきりとは書かない。マスコミの広告主には食品加工業者が、かなり多く含まれている。ミルクは輸入品の脱脂粉乳でつくる。乾麺などの多くの主食品は、これまた輸入の小麦とかトウモロコシなどを原料とする。10円で仕入れた穀物が、スーパーに並ぶときには、100円ほどの商品となる。日本の食品はおよそ、25兆円の規模があるという。そして加工業者は、その原料のほとんどを外国から輸入する。

 なので外国の政治情勢といおうか、さまざまなクチ出しに反発できない、ヘタレの雰囲気がある。食品加工業社は外国のふんどし担ぎ。そのうえに最近、ネットで顕らかになったこと。マスコミは在日朝鮮人が、そのほとんどを担っている。日本人を虐げて、その上前をはねる。これに密かな喜びを感じているのが、朝鮮キムチ族なのだ。そして彼らの二世代目になり、三世代へとすすむにつれて、コイツラは図に乗ってきた。はなしはチョットずれるが、昨日のNHK大河ドラマは酷かった。やはり天皇を 「 王 」 などと呼んだりもしていた。平清盛は、法王の御落胤などとトンデモな話を捏造する。まるで韓国の歴史を好き勝手に弄くり廻して、トンチキ韓流ドラマを仕立て上げるのと、まったく同じ恥知らずではあった。

 

 

 


 鯨などの漁獲禁止は、鯨は可愛くて知的な動物などと、情にうったえる誤魔化しをしている。それを言うならば、牛馬も知的であり、名を付けて呼べば応える知能を有している。鶏でさえ飼い主の顔を覚える。こちらが行けば、相手もよってくる。これを喰う喰わぬは、個人の都合で勝手なこと。だがこれを政治のレベルで考えれば、『 鯨肉は喰ってはならぬ 』 とすれば、日本の食文化が米国などの食文化に干渉を受ける こととなる。

 『 捕鯨禁止 』 をイタズラに長引かせては、日本の食文化どころか、政治までも米欧の下に置く。これで良しとなってしまう。ズルズルの悪弊は、このあたりで断ち切るべし。


 鶏ばかりではなく、豚も牛も喰う。これ、食文化の多様性が広がって、結構なことだと思う。しかし捕鯨禁止をいつまでも、つづけていてはならない。日本は日本の食文化を、誇らしく世界に発信すべきなのだ。

 

 鮪は世界の市民権を得た。


 次は鯨の尾の身は、鮪に劣らない。これを宣伝すべし。

 

 日本の経済専管水域の広さは、世界第六位の豊かな資源の宝庫なのだ。

 そのうえに南氷洋などの、公海での漁場を含め十全に活用する。日本国の食料自給率は、飛躍的に高まる。これを妨害しているのが、アメリカや豪州なのだ。

 

 

 今回の調査捕鯨監視船への、不法な押し込みは、オーストラリアの沖合40㎞の地点で行われたという。マスコミはこれが、オーストラリア領海内なのか、それとも接続水域でのことなのか報道していない。ともかくも日本の公船たる監視船への、暴力的な乗り込みは極めて悪辣である。公船の上は日本領土と同じ。なので不法な乗り込みは、不法入国と同じ明々白々の犯罪なのだ。豪州政府の対応とかも、注意深く監視すべきと思う。

 SENGOKU38氏のいた海保の方々は、粛々と仕事をしておられる。

 しかし仙谷由人をはじめとして、野田佳彦などの屁垂れ能無しは、なにをしでかすか判らない。ネットでも厳重に監視して、現場の保安官各氏への応援となれば良いと思う。 

 

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本日の話題の記事

2012 01 09  日本の捕鯨監視船に3人が乗り込み、水産庁が事情聴取 【朝日】

 

 

 

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