e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

インド3連発!

2006年07月25日 21時25分29秒 | インド
ビデオに録画してあったインド関係のものをまとめて見る。

TBSの世界遺産『チャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅(ムンバイ)』、NHK BS『2006 特派員報告 ITはインド社会をどう変えるか』、NHK BS『世界のニュース 変わるインド映画』などなど

ムンバイ(旧ボンベイ)には3度ほど行っている。2回はケニアのナイロビから飛行機で戻ってくるとき、インドに入るのだがその時はボンベイを使うことが多い。大都会ムンバイは嫌いじゃない、物価が高いとかいって通過する人もいるみたいだが、けっこうじっくり楽しめる所だ。最初、ムンバイのチャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅ってどこだ?って思った。ムンバイは大きな街なので東京のように駅といっても新宿や新橋や有楽町などがあるように、いくつもの駅があるのでオレが行ったことがないところか??と思ったりした。

でもビデオを見ているうちに、昔のボンベイ・セントラル駅(ボンベイ・ビクトリア・ターミナス駅)のことであった。あのヨーロッパ風の荘厳な風格ある造りの立派な駅のことだ。とくに夜はライトアップされて、下手な観光名所よりぜんぜん美しい。あそこはインドで最初につくられた駅であることがわかった。

ちなみにビクトリア・ターミナス駅から名称が変更されたのは、5~6年前にインド各地の地名や駅名、その他の名称をインド古来のものに戻そう、ヨーロッパ的なものから戻そうということになり、たとえばマドラスといわれていた南インドの大都市の地名もチェンナイになったり、ボンベイもムンバイになったり、その一環で駅名も変ったらしい。

それにしてもきれいな建物だ。イギリス人建築家が植民地での自由な雰囲気に触発され、南欧風、イギリス風、インド風、イスラム風といろいろな様式を混ぜて、ヘタな型にとらわれることなく造り上げた最高傑作だ。

『2006 特派員報告 ITはインド社会をどう変えるか』経済評論家で某総合研究所の研究員である伊藤洋一氏がインドを訪れ、ITを基軸として高い経済成長を続ける一方で、カーストなど旧態依然とした格差社会をどう乗り切っていくか等レポートしたもの。

まずはインドと中国の経済成長の歴然とした差である。インフラ整備の進まないインドでは、それほど資本のかからないITが発展した。それと国家の政策として外資が入りづらいシステムであり、そのため国内でまかなえる産業としてITに絞られた。同時にインド人の驚異的な数学能力は有名で、これらの要因が重なってITインドは世界の代名詞となった。

ITだけではないが、新しい産業は旧来から続くカースト(現在、法律上は廃止されている)の枠にあてはまらず、そのため能力主義で人材を登用する傾向が強く、社会的なシステムそのものも変える力を内在している。一方でグローバリゼーションに対応してゆくには、技術的な側面だけではなく、国家としての政策能力がもっとも問われるところでそう云った意味でインドは発展を続けてゆけるのだろうか・・・といった話など。

インドはカオスだとよく言う。本当に頂点から底辺、白から黒、右から左までといったように、あらゆるものが混在し混沌とした雰囲気に包まれながら、俯瞰して眺めると整然とした世界を構成している。本当に不思議な社会だ。いったいインドはどうなっていくのだろうか??日曜の朝、テレビ朝日で放送している「サンデープロジェクト」で経済評論家の財部ナントカ氏がインドを訪れレポートする番組をやっていたが、彼はインドの成長を否定的に捉え成長を上回る壁があることを述べていた。インドと中国の成長には明らかな差があると。確かにそう思う。けれど、なんかインドは中国とは違った勢いがあると思うのだ。

2050年頃には、インドもアメリカ・中国などと並ぶ経済大国になっているらしい・・・

「世界のニュース 変わるインド映画」ハリウッドを越える本数の映画を撮影しているインドの映画産業は、技術的な面でも海外進出が盛んになってきており、それに踊り唄う独特の映画は最近は日本でも有名だ。

そんな中、もっとインドの真実を、ちがった側面からインドを捉えようとドキュメンタリー映画に取り組む若い世代が増えているとのこと。映画を勉強しているあるインド人学生が、日本にやってきてドキュメンタリーを撮影するようすをやっていた。オレは真面目そうなインド人の若者が大好きだ。列車の中などで出会った若いインド人との真面目な会話は本当に面白い。インド人が持つ‘静’のイメージにとても好感が持てる。

あとはずいぶん前に録画した『世界ふしぎ発見』のインドの仏教徒についての話。フジテレビの深夜にやっているドキュメンタリー「NON-FIX」でも紹介されていたが、インド仏教界の頂点にいる人物は何と日本人なのだ。半世紀近く前にインドに渡って以来、ヒンドゥー教徒の優位な社会のなかで仏教徒の地位向上に尽力し、今では最高の地位にあり国政をも動かすほどの力を持つまでになっていた。

彼は新たな仏教遺跡を発掘し、仏教の歴史に新たな1ページを加えるような所まで来ているとテレビで放送していた。数年前に見た彼は刺々しくて、まるで強烈なインド人のようであったが、このビデオに出ている人物は同じ人とは思えないような丸さがあった。

かなりまとめてインド関係のものをみたのでスッキリした。どうにかしてインドに行きたい、少しでいいから行きたい。







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