うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 山頭火の日記を読む その228

2009-03-20 06:00:07 | 日記

山頭火、俳友の虹果君から聞いた酒飲みの話を紹介しています。北国ではよく飲む、冬篭りともなれば毎日毎晩欠かさず飲むそうで、酒でも飲まなければやり切れないそうです。そんなわけでして一升飲むとか二升飲むとかは言わず、二日飲めるとか三日飲めるとか酒量を日数で表すそうです。山頭火、兜を脱いだでしょうか。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

五月三十一日 雨。<o:p></o:p>

越後をうたふ<o:p></o:p>

くもつてさむく旅のゆふべのあまりしづかな<o:p></o:p>

湯あがりの つつじまつかに咲いて<o:p></o:p>

春がいそがしく狂人がわめく人だかり<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

六月二日~六月二十二日<o:p></o:p>

 出立。銀汀、稲青両君に長生橋まで送られます。さよなら、さよなら。<o:p></o:p>

 良寛和尚の遺跡めぐり。良寛墓、良寛堂。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

あらなみまへになじんでゐた仏<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

国上山中<o:p></o:p>

青葉分け行く<o:p></o:p>

  良寛様も行かしたろ<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

出雲崎泊。寺泊へ、それから国上山へ。<o:p></o:p>

水は滝となつて落ちる荒波<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

弥彦神社。バスで新潟へ。新潟滞在。砂無路居。おわかれ、村上<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="08:東町;" Address="東町">東町</st1:MSNCTYST>の詢二居へ。詢二宅で飲み会。瀬浪温泉にて。ぼうぼうばくばく。<o:p></o:p>

鶴岡へ。秋兎死居。秋君と一緒に湯田川温泉へ。散歩。<o:p></o:p>

酒、女、むちゃくちゃだった。「秋君よ、驚いてはいけない、すまなかつた。こういう人間として、許してくれたまへ。湯田川温泉行。<o:p></o:p>


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (■かわぐち えいこう)
2009-03-20 17:21:14
秋君という方にご馳走になり、酒、女、メチャクチャデゴザリマスルというのは、山頭火も大変な豪傑ですね。山頭火母性本能には弱いようですね。
返信する
Unknown (やまちゃん)
2009-03-21 05:39:04
越後に入り 好き友に会えて嬉しかったのか メチャクチャのよう 好き解釈も難しいかな~?
山頭火変な人になりそう~
返信する
Unknown (うたのすけ)
2009-03-21 08:02:47
かわぐち えいこうさんへ。
お早うございます。
秋君、憧れの山頭火に接して、驚くなと言われても、その実像にいかなる感想を持ったか興味ありますね。
返信する
Unknown (うたのすけ)
2009-03-21 08:06:31
やまちゃんへ。
お早うございます。
むちゃくちゃな行状、驚くなと言われましても、たまには一歩引いて眺めます。
返信する

コメントを投稿