うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート６６

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とんだ災難です

　　　　　　　　　　　　

　鳥取発とあります。広島市で行われた自衛隊パレードに参加して帰隊途中の戦車と民間のライトバンが衝突、民間人２人が怪我をする事故が鳥取県下で起きました。せまい道路を車幅の広い戦車がセンターラインをオーバーしながら走行中の事故でありました。
　ライトバンは中破し、ご夫婦が一週間の怪我を負ったわけです。戦車と衝突してその程度の怪我で済んだのは僥倖というべきでしょう。
　戦車は陸上自衛隊日本原駐屯部隊のＭ４１型で、センターラインから約６０センチはみ出して走行とあります。そのうえ運悪く早朝で暗く、霧もかかっていたため見通しが悪く、ライトバンは戦車に気付くのが遅れ、先頭車両に衝突したとあります。
　それより事故の背景に笑えぬ事実がありました。同部隊からはパレードに戦車８両が参加、広島へは鉄道輸送したが、帰路は国労などの反対で陸路に切り替えました。それで交通量の多い山陽道を避けて、鳥取県警のパトカーの先導で米子駐屯地を出発しましたが、パトカーは過激派の阻止行動などを警戒して、はるか前方を走っていました。
　当時はまだまだ自衛隊への風当たりは強かったのですね。