最初は汚染なしと
そんなニュースがあって、先ずは一安心とそう思っていたのですが、ここ二三日の間に福島のあちこちの農家で国の規定基準を上回る汚染数値が出て、出荷停止とか自粛の処置がとられております。農家にとって泣くに泣かれぬどころではありません。死活問題であります。一年近くも丹精込めて育てたお米が、廃棄処分にするしかないとはこれ以上の悲劇はありません。
それは東電や政府、自治体の賠償や援助はあるかも知れませんが、右から左とは参りません。農家にとって、よく耳にする話ですが大型農機具のローンの支払いが待ったなしで控えており、収穫による収入が唯一の頼みであった筈です。お正月の支度もあるでしょう。多少の蓄えがあったにしても、それでどうにかなるもんではないと推測されるわけであります。
かみさんと話しました。この事態をわが身に振り替えてみたらどうなるといった話です。日々の生活費で貯蓄ゼロ、待ったナシの秋の収穫を当てにしての、農協からの借り入れの支払い。ダメだなカアサン暮らしちゃイケナイな。そんな万事休すといった結論でありました。
福島では漁業も当分ダメとのこと。この先どうなるのでしょうと、絶句する漁師の、皺の刻まれた頬に泪が流れていました。天を仰ぐ苦痛の表情、たまりませんね。陸もダメ海もダメ、八方塞がりとはこのことです。
大阪都とかで騒いでいる場合ではないと思うのですが。
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汚染されたものを食しても、今すぐどうということがないのが、困りものです。
風評被害、これが難物であります。