うたのすけの日常

日々の単なる日記等

熊本地震から半年、そして五輪騒動

2016-10-17 08:57:56 | 一言

 新聞に熊本の現況が載っている。半年たって仮設暮らし1万人、高齢者のいる世帯74パーセント。住民の暮らしは窮乏そのものと想像できる。それより地震による直接死50人、関連死55人、二次災害死5人。建物損壊18万5466棟、避難者ピーク時18万3882人。そして被害はそれに止まらず、最近の阿蘇山噴火で火山灰による農作物の被害が莫大という。
 東日本の震災の復興も未だままならず、原発の汚染水のコントロールもできずにいる。東も西も復興の掛け声は聞こえてくるが、実際はどうなっているのか真っ当な話は聞こえてこない。
 そんな中、東京五輪の競技施設の莫大な費用が日夜取り沙汰されている。そして飛び交う金額は100億単位。そして費用削減から新たな施策がこれまた飛び交っている。識者や関係者があれやこれやと選択肢の方向を模索しているが、中止といった選択肢はないのかと言いたくなる。なにしろ総費用が何兆というのだから。そう言いたくもなる。
 競技者の中にもあっけらかんと、世界のアスリートを迎えてよりよい環境で競技してもらいたいと述べる人もいた。気持ちは分かるが先立つものは金である。震災の復興もままならず、貧困家庭、社会の底辺でさまよう貧困婦女子、貧困児童の対応も出来ずにいるのにと。
 多少の不便や施設が見劣りしていても、既存のものを最大限に利用して競技ができないものなのか。
 復興五輪 節約五輪 窮乏五輪 どんとこい五輪、そして仮設五輪。掲げるタイトルはいくらでもある。
 

 



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