捕らえて見ればわが子なり
東京は府中発であります。事件は府中署管内で起きました。借金苦から狛江市に住むこの男、仲間とかたらい、運送会社に勤める母親が、会社近くの信用金庫から社員の給料190万円を下ろしてきたところを、その仲間を手引きし襲わせたのであります。
仲間がひったくりの際90万円は路上に落ち、100万円を奪って逃げました。息子は物陰に隠れていたといいますからお笑いであります。お笑いはまだ続きます。この仲間なにも通らなくてもいいのに、府中警察署前を通ります。立番中の警官が挙動不審のこの男を任意同行して取り調べ、男は犯行を自供。息子もあっけなく逮捕されるといった、物悲しくも滑稽な事件でありました。
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世間は色々といって看過することの出来ぬ現状です。
この事件、最大の被害者は母親です。
どんな風当りだったのでしょうか。
想像を絶するものがあったと思います。
母親に借金の相談することが出来なかったのでしょうか?それが憐れでなりません。
一方で、会社のお金を奪われた、母親の立場の苦しさを思いやることの出来ない、お粗末さ。
どう育てたら、このような子になってしまうのでしょう。
此の頃、人間の愚かしさや悲しさ、親と子のつながりの稀薄さなど、全てが涙になってしまいます。
我が家では今の処は大丈夫すですが、独り立ちする
らしい孫が心配になります。
肉親同士が信じ合うということの具体性、難しいものを感じています。