うたのすけの日常 好みのテレビ番組その二

「ポチたま」<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

　長年飼っていた親子の猫が、続けてともに老衰で死んでから生き物は飼うまいと心に決めております。それは当たり前のことで、老猫が徐々に衰え死期が近づいてきた段階で、まさに老々介護を短い期間ではあったが続けたわけです。新しく猫なり犬を飼っても、もう最後まで飼いつづけることが不可能なことは明らかです。生き物を飼ってその最後までみることが出来ない以上、ペットを飼うことは諦めるしかありません。<o:p></o:p>

ですから今は散歩の途次に行き会う犬の飼い主に挨拶し、なにかと話しこんで犬に触りコミュニケーションをもち、一時の癒される時間を持ったりしています。また鉄柵に囲まれて庭に放し飼いになっている犬に声をかけます。早朝です。家の人はまだ寝ているのでしょう。柵の間から思い切り鼻先を突き出す犬の顔を撫でます。犬は声も出さずにひたすら甘えてきます。一軒の事務所には囲いがなく、繋がれた犬があたしたちの歩いて来る姿を遠くから認め、じっと座って近づくのを待っています。傍に寄ると鎖を一杯に張って飛び掛ります。この犬は勝手に白と名づけています。子犬の時からかまっていますのですっかりなついています。今は成犬になっていて大きな体を仰向けにしてお腹をさすれと催促するのです。一時かまって帰ります。白は吠えもせずじっと見送ってくれます。<o:p></o:p>

　そんなわけで「ポチたま」なるペットを主題にしたこの番組を好んで見てます。犬や猫に限らずあらゆるペットが登場します。とにかくペットブームということで、いろいろなペットが登場して楽しませてくれます。とかく過剰な可愛がりようで、顰蹙を買う人が世間にはいないわけではありませんが、当人がそれで満足なのですから、はたでとやかく言う問題ではないと思います。いろいろ意見が分かれるところでしょうが。いずれにしても大いに笑わせてくれますし、時には飼い主とペットの交流にじんとさせられることもあります。<o:p></o:p>

　こころ和む番組ではないでしょうか。少なくとも切った張った殺されたのお話より、ずっとよろしいのではないでしょうか。タレントが一匹の犬を連れて全国を旅する企画もあって、日本の津々浦々の路地を巡って犬マークのあるお宅を訪ねます。飼い主が飼犬の紹介や芸を披露したくれます。なかには芸とはいえぬ代物もありますが、犬より飼い主のが一生懸命なのが笑いを誘います。同時に各地の風物人情も映し出されて楽しめるのです。別段動物に興味のない方には、どうということはない番組ですが、結構人気があるようであたしは欠かさず見ております。<o:p></o:p>