うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その524

2012-07-31 08:24:24 | 日記
7月31日         夜更かしは昨日でお終いにしよう

 夕食わ終え7時半からのオリンピック中継、柔道を主にして観戦しました。女子57キロと男子73キロ級の試合であります。女子は松本薫、男子は中谷力選手。昨夜は松本選手に注目でした。試合はそれぞれの級の敗者復活戦やら3位決定戦などが入ってなかなか、両級の決戦が始まりません。両者は既に準決勝をものにしてメタル獲得は確実になっていますが、問題はいつも言われることですが、その色であります。
 時間は刻々と過ぎてゆき、自然と瞼が重くなってきます。かみさんは既に寝息をかいて夢の中、小生もいったんはテレビを消し、楽しみは明日に託して就寝態勢に入りました。だがどうしてどうして寝付けません。しばらく寝返りをうったりしていたのですが、エイッ、こうなったら決勝まで観るぞと肚を据えました。再度テレビをつけるとどっこい、決勝開始寸前、松本薫選手がスタンバイしております。例のごとく眼光らんらん、特異なパホーンマンスでテレビを揺らしかねない動きを続けています。闘争心丸出しで観る人の心臓を抉り出すような迫力であります。
 監督は彼女を「野生児」と評したと言いますが、小生に言わせれば「ウルフ」以外のなにものでもないと思いました。往年の大横綱千代の富士の顔貌そのものであります。横綱も「ウルフ」と仇名が付き、その闘争心は称賛されたものです。彼女も横綱に劣らぬ勝ちを見据える気迫は尋常ではありません。
 試合を待つ間、表情を変幻させ、歯をむき出して吠えるような口元は、呪文を唱えるように開かれたと思えば、ぐっと閉じられたりと変幻自在。まさに曠野で獲物を狙う狼そのものでありました。
 決勝戦は終始彼女の攻勢が息吐く間もなく続けられ、結果として相手に苦し紛れの反則技に走らせ金メダル獲得でありました。
 小さなガッツポーズ、そして監督に見せる涙の笑顔。たまらぬ深夜が過ぎていきました。

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