昨日と変って荒れ模様の一日
四月十六日(月) 雨
気温が昨日と違って大分下がっているようだが、既に四月も半ば、ジャンパー、マフラーもしまいこんでしまったので、ままよと玄関を出る。通りに出るとまともに風を受ける。かなり冷たい。バスの時間もあるし戻るのも面倒と軽装で停留所まで足早に歩いた。バスに乗り込むと数人の客で、みな結構冬支度である。まあいい、寒さも気の持ちようで吹っ飛ぶ、なんといったってもう春のだからと胸を張る。途端に体が温かくなる。なに、バスが発車して暖房がかかっただけである。
バスを降りて病院まで10分ぐらい歩くか、傘が風でとばされそうである。バス停の近くの軽食食堂のシャッターが下り、貼紙がしてある。店主が亡くなりましたゆえの閉店で、長年のご愛顧の感謝が書かれ、長年の箇所に括弧して50年とある。老夫婦二人の店であることは知っていた。残された連れ合いの行き先が案じられる。しきりと朝から身につまされる。そういえば近所のラーメン屋だが、最近店主が交通事故で入院したため当分休業となっている。これは貼紙ではなく、看板と言っていいほど頑丈な造りである。店主は相当の重傷、かなり入院がなが長引くのであろう。まだ開店していくらもたたないでこの災難、気の毒この上もない。あたしは利用したことがないので詳しくは分からぬが、奥さんがいたとしても、女手一つでは営業は無理だろう。まして旦那の看病のこともあるし、それよりかなりの金のかかった店の造りである。100パーセント自己資金でまかなったのであろうか、そうではあるまい、おそらくローンを組んだに違いない。となると返済計画は根本から狂ってしまう。そんなことを考えながら歩く。
例のごとく尿の検査結果が出るまで一時間ほど待たねばならぬ。週刊誌にざっと目を通す。都知事選で、現職の候補者がうって変って殊勝気に、前非を悔いたらしい態度が有権者に好感を持たれて勝利したと書かれている。その変身本物か、それとも上辺だけであればいつ化けの皮がはげるか、興味深々といったところである。それよりそんなこと他県の事、じぶんのことを考えねばと思ったりする。己の頭の蝿を追うのが先決だろうよと。
診察室で先生は些少の血尿が見られるが、まあまあでしょうと言う。なにがまあまあだか知らないが、最初の精密検査で腎臓に石があり、それが血管への触り加減で尿に血が混入するらしい。最初説明をうけたのだが詳しいことは忘れてしまっている。一応痛むときがあるかと訊かれるが毎度ありませんと答える。痛みがきたらすぐ来てくださいと毎度言われる。そして二週間分の前立腺の症状を緩和する薬を処方して頂いて終わる。いや今日は今度尿の出る勢いを調べますから、尿を溜めて来るようにと言われた。
受付に戻ってカウンターのメモ用紙に、日付と要綱をメモしようとしたら、看護師さんがちゃんと書かれたメモを持ってきて渡してくれる。ありがたいことです。年寄りに対してこの気配り肝要である。昔のことはかなりの割合で覚えているのだが、早い話、さっきの医者とのやりとりなんて既に忘れている始末だ。それで直ぐにメモしようとした次第なのである。それより尿を溜めて来いとは難題である。病気が頻尿、そして夜中は排尿困難なのだ、尿意はあってもである。だから昼間の頻尿を我慢して尿を溜めるなんて、あたしにとっては至難の業である。しかし心配したって始まらない、医者がそうしろと言うのだから素直に応じるしかない。なんとかなるだろうと腹をくくって帰る。
溜められなければそれまでよ、あたしが悪いんじゃない、病気がいけないのだ、当たり前の話。
今日 午前中同じ話なりました。私達のはGWは高速混みます。車に乗っていたらどうしよう まめにSAに行った方がいいよ~ 一番困るのは渋滞の時です。行くに行かれません ざあっとこんな話です。 まだまだしあわせですね~。
旅行は専らツァーですので、トイレタイムには出ようが出まいが必ずトイレに行きます。冬は水分を控え、夏は熱中症が心配なので遠出は控えます。