うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 介護現場の現状

2008-03-11 05:48:03 | 怒り

腹立たしく憂慮つのる話<o:p></o:p>

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 賃金は月給制で基本給が17万3千円。残業代がついても手取りは月15万円強にしかならず、家賃と光熱費、携帯電話の支払いを済ませれば手元には現金はほとんど残らない。このお話何処の国の誰のお話と思いますか。なにを隠しましょう、日本国は神奈川県の訪問介護事務所で働く27才になる男性の現状です。男性は学生時代にボランティアで障害児に係わっていた経験から、福祉の世界に飛び込んだといいます。そして昨年末にお年寄りを支えたいが、自分の生活が成り立たないと上司に退職の意思を伝えたといいます。重労働なのに低賃金、若者の離職が相次ぐ介護現場のこれが実態で春闘からほど遠い世界なのです。15万円強の手取りでいかに生活していけるのか、あたしなりにざっとですが算盤をはじいてみました。先ず家賃10万、光熱費2万円、携帯電話代2万円として残るのは1万円。これでは煙草代も缶コーヒー代もはじけません。第一食費はどう工面するのですか。<o:p></o:p>

春闘の見通しは経営が苦しい事業所がほとんどで賃上げは「極めて難しい」といいます。寝たきりの老人の入浴や施設などの送迎等、介護の現場は体力勝負でして若い男性を必要としています。しかし離職率の高い職場なのです。多くの若者が「家計を支える男性が働ける職場ではないのです」と見切ります。「高齢者介護は社会に必要な仕事。生活できるだけの収入があれば続けたいが、現状では辞めざるを得ない」と苦汁の結論なのです。(3月10日読売新聞夕刊より)<o:p></o:p>

 75才以上の年寄りを、後期高齢者と位置づけ姥捨て山に葬るのもいいでしょう。しかし志高く老人介護に邁進する若者に、地獄をなめさせるような真似は控えてもらいたいのです。いえ絶ってください。為政者はもっと自らの足元を見直して予算を組み立てて頂きたい。財政が苦しいなんて世迷言は聞きたくありません。先日中国の国防費が何兆円とかで騒いでいましたが、それに劣らぬ国防予算を日本も計上しているではありませんか。<o:p></o:p>

それだけではありませんよ、今度は社会保険庁に代わってのモンスターの登場です。道路特定財源で国土交通省所轄の各法人は、何様のつもりか勝手放題好き放題で税金の使い放題。おまけにあまたの天下りの超高給取りが、なんら自分らの所業を悪びれずにシレッとした厚顔無恥振り。あたしだったら一日、いや半日もそんなところの椅子に座っていられませんよ。もっともお呼びじゃございませんか。全く情けないです日本という国は。少しは自分の国をこの年寄りが誇らしげに語れるように、政治家諸君なんとか真っ当な国にして下さいよ。頼みますよ。<o:p></o:p>