うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 やっと春らしくなりました

2008-03-09 06:04:02 | 身辺雑記

水戸駅前は春爛漫

 


 こんなに見事に天気予報が当たるとは嬉しさ一番春一番です。気もそぞろに8時50分のバスで水戸まで、といっても観梅ではありませんで映画鑑賞と決めていたのです。先日来テレビで盛んに宣伝していました「明日への遺言」期待は十分といったところなのですが、そんな場合必ず背負い投げを食うものです。映画自体の出来は今ひとつでしょうか。話はB・C級戦犯の横浜裁判のお話なのですが、それなりに目頭も熱くなり、それなりに戦勝国の横暴さにも腹立たしくなりました。戦犯裁判の矛盾醜悪さは周知のことです。しかし素直な気持で見れば、主人公の捕虜処刑の責めを一人で受けてたった気概はやはり涙です。まさに虎は死して皮残す、人間死して名を残す、偉大なる男の物語です。主人公である東海軍司令官岡田資中将が堂々と部下を庇い一身に責を負いました。戦勝国の前で日本人同士醜い責任のなすり合いをせずに、戦勝国の輩に胸を張って渡り合った軍人がいたということは感動ものでした。しかし裁判の過程で弁護人はともかく、裁判官、検事が中将に惻隠の情を抱くといった描写はいかがなものか、彼らは復讐の鬼と化していたはずです。日本人としてはそれなりの恩讐を超えた感傷に誘われるかも知れませんが。
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結果は明白な戦勝国の復讐裁判で極刑は免れないのですが、中将は無差別爆撃の搭乗員捕虜の処刑を復讐と認めず、戦犯としての処罰であったと譲りませんでした。彼は部下たちを極刑から救い、一人13階段を昇りました。<o:p></o:p>

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映画を見終わって表へ出れば12時を廻っています。行き先は言わずと知れた駅ビルの食堂街は寿司屋です。水戸は偕楽園は梅祭り、駅前は各種イベントが盛りだくさん。陽気はよし、人出は大変なものでした。偕楽園の観梅は次回に譲ることと致しました。