旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

安くなってしまった日本

2021-08-28 13:19:34 | 日々思うこと

     
    (オレゴン州)

米国で活躍する大江千里氏の記事を読んで、同意するところが多い。 一部を引用すると、「日本と米国を行ったり来たりしていると、日本の物価の安さは「お手頃でうれしい」を通り過ぎて心配になるほどです。 コンビニエンスストアでどっさり買い物をしても1000円にならない。 日本には500円で買える「ワンコインランチ」という言葉がありますが、ニューヨークだと5ドルじゃサンドイッチ一つだって買えません。大人気のラーメンだったら1杯20ドル(約2200円)以上。替え玉やトッピングをして、ビールも飲むと50ドル(約5500円)です。 だいたい、ワンコインランチって常軌を逸していると思います。 500円のお弁当の背後には、おかずをせっせと詰めている人がいるわけです。その人たちはちゃんとした時給をもらえているんだろうか。心配になります。」 私が渡米した、約30年前は、アメリカの物価の全体的な安さに驚いた。 まず、ガソリンは1ガロン(約3.8リットル)が約100円~150円、20ドル紙幣1枚で満タンにしてお釣りがきた。 また、フリーウェイ(高速道路)は無料だったので、500キロ移動する場合、コスト的には、日本の約15分の1程度だった。 ところが、過去30年の間、賃金がほとんど上がっていないのは、主要国では日本のみで、ほぼ逆転されてしまった。 経済的なことはよくわからないが、頑張って稼いだ1万円を握りしめてラーメン屋に行っても、二人分にしかならないのはやはり情けない。 まあ、数円の時給値上げでもめているようでは、前途多難である。

From Face Book: The lower prices and lower wages.

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