エンパイア・ステート・ビルディングに登るには、もちろん入場料を支払う必要があるのだが、その値段表記が興味深かった。 軍関係者は、4ドルのディスカウント、そして軍服着用だと無料である。 一般の入場料(102階まで)が60ドルということを考慮すると、破格のサービスである。 ふと考えてみた。 もし、日本で軍服着用の自衛隊員の場合、スカイツリーの入場料が無料なんてことにしたら、左系の新聞、私の“大好きな”文化人、知識人を中心に大変な騒ぎになることは想像にかたくない。 これだけではなく、アメリカの空港での、軍関係者の優先搭乗、または軍関係者専用のラウンジなども珍しくない。 さらに、軍服で搭乗する軍人に対して、係りの人が一人一人に、「Thank you for your service」と言っているのを何度か見かけたことがある。 もちろん、ここでのサービスは、ミリタリーサービスである。この点に関しては、世界の中で、日本はやはり「普通の国」ではないような気がする。 このことを示唆している好例がある。 2017年世界幸福度国別ランキングである。 1位がノルウェーで、2位デンマーク、4位スイス、5位フィンランド、9位オーストリア、そして10位がスウェーデンである。 まあ、永世中立国や北欧の国々が上位を占めており、マスコミも政治体制や社会福祉制度について高く評価していた。 ところが、彼らが絶対に書きたくない事実があるようである。 そう、上記6ヶ国、すべて徴兵制がある国である。 1位のノルウェーでは、2015年1月からは女性の徴兵制も始まった。 さらに、スウェーデンでは、7年ぶりに、2018年1月から徴兵制が復活する。 私の“大好きな”文化人、知識人の中には、「徴兵制のある国が幸せな国であるわけがない」との確固たる尺度があることは間違いない。 しかしながら、世界の常識は、全く逆のようである。 そんな国の若者が、「平和、平和」、「基地反対、基地反対」、「戦争反対、戦争反対」、「War is over」等、太鼓と笛を鳴らして、ただ叫んでいれば、国の平和が維持できるなんて思っている日本の若者を見てどう感じるだろうか? 答えは明白である。
From Face Book: The admission of the Empire State Building is free of charge for Military in uniform.
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