ようやく、鹿児島にある「維新ふるさと館」を訪れることができた。
主に、明治維新を薩摩藩からの視点で展示、紹介した博物館で、日本の歴史の中で、明らかに、最大の転換点である明治維新について学ぶ絶好の場所である。
このふるさと館が立地している「加冶屋町」は、にわかには信じられないのだが、維新の三傑の二人、西郷隆盛、大久保利通、そして東郷平八郎の出身“町内”である。
このことを、司馬遼太郎は、「いわば、明治維新から日露戦争までを、一町内でやったようなものである」と述べている。
館内は、大きく1階の「英雄の道」、地下1階の「維新の道」に分かれており、当時の時代の動きを、映像、ジオラマ、各種模型、ロボット等を駆使して、非常に分かりやすく解説されていた。
個人的に、特に印象に残ったのは、薩英戦争後に、戦争当事国であるイギリスに、国禁を破り当時若い留学生を送り込んだ点(薩摩スチューデント)である、力の差を認め、一転、学ぼうとする姿勢である。
やはり、このような風土が、維新を担ったこの地方の背景にはあったようである。 これだけの充実した展示内容にも関わらず、入場料は300円である。
From Face Book: Museum of the Meiji restoration in Kagoshima.
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