井筒屋閉店（４月１日） Ｎｏ１１０

　　　　　　　　　　

桜の満開を迎えつつあるのだが、今日は、強風に見舞われ、午後には雨も降ったようだ。　今日で３月も終わるのだが、それと同時に、博多駅ビルにある井筒屋というデパートが閉店した。　デパートの閉店自体は、それほど特筆することではないのだが、今回の閉店は博多駅再開発に伴うものであり、一つの時代の終わりを象徴している。　確か、今の博多駅の駅ビルができたのは４０年以上前だった。　今では、古ぼけたビルであるが、竣工当時の写真を見ると、ほんとうに驚く。　すなわち、現在、ビルが林立している博多駅周辺であるが、その当時は、何にもないのである。　ぽつぽつと、普通の瓦屋根の民家が見える程度である。　その中に、今の駅ビルが、唯一つできたわけであるから、きっと、当時の人はかなり違和感を覚えたであろう。　私だったら、一番に見学に行ったかもしれない。　さらに、高架鉄道になっている。　この先見の明は素晴らしい。　おそらく、あんなに広い土地があるのに、わざわざお金をかけて、鉄道を２階建てにしなくても良いのではないか、という意見もあったであろう。　現在、地上に敷設された鉄路を高架化するのに、どれだけ大変な工事であるかを考えれば、あの判断は、ほんとうに適切であった。　２０１１年の九州新幹線博多開業と同時に、新駅ビルも完成するらしい。　ただ、新幹線と在来線との共存は、なかなか困難であろう。　楽しみと同時に心配でもある。　現段階では、阪急デパートと東急ハンズの入居が決まっている。　博多駅に、関東と関西の電鉄会社名の店が入居するのも、興味深い。　夜は、また、スポーツジムに出かけたが、この時期には温度も湿度も高く少し疲れた。　こうやって、また１日が終わった。　（０７年３月３１日の日記）

　　　　　　　　　　

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