平成27年7月5日に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」であるが、本学の所在地である北九州市からは、1901年に創業した官営八幡製鐵所の関連施設がその中に入っている。
具体的な建物は、官営八幡製鉄所旧本事務所、これは八幡製鐵所創業2年前の1899年に竣工した初代本事務所で中央にドームをもつ左右対称形の赤煉瓦建造物である。
そして修繕工場、これは1900年、製鐵所で使用する機械の修繕、部材の製作加工等を行う目的で、ドイツのグーテンホフヌンクスヒュッテ社の設計と鋼材を用いて建設された現存する国内最古の鉄骨建造物で、何と現在も使われている。
もう一つは、旧鍛冶工場、これは1900年、製鐵所建設に必要な鍛造品の製造を行う目的で建設された鉄骨建造物で、現在は製鐵所の史料室として使用されている。
ただ、これらの官営八幡製鐵所の関連施設は、製鐵所の構内に立地していることから立ち入ることはできないが、旧本事務所を眺望できるスペースがあるというので、行ってみた。
スペースワールド駅から徒歩10分のところにあるのだが、行く前は、単なる展望デッキがあるだけと思ってた。
ところがVRゴーグルも準備してあり、時間を遡るちょっとした旅も楽しむことができ、ちょっと驚いた。 こんな裏切られ方は楽しい。
From Face Book: World Heritage Site in Kitakyushu.
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