先日、以下のような内容の学内メールが回って来た。 民主党の概算要求見直しに伴う科学研究費補助金の一部公募停止である。 特に、金額の比較的大きな若手研究(S)も対象になっている。 大学関係者の中にも民主党を支持した人も多いと思うが、まさか、科学研究費補助金がカットされるとは想像もしていなかっただろう。 ダムとか道路の中止とは、全く意味が違う。 結局、財源の目途もないまま、人気集めの政策を約束してしまった結果であろうが、基礎科学を重視しない政府には、ほんとうに、将来の不安を感じる。
以下メールの内容
平成22年度科学研究費補助金の新規募集課題の公募停止について平成22年度科学研究費補助金については、一部研究種目を除き本年9月から公募を開始しておりますが、平成22年度「概算要求の見直し」に伴い、下記研究種目については平成22年度の新規募集課題の公募を停止することとなりました。
つきましては、本件を貴研究機関に所属される研究者に周知いただくとともに、今後、応募研究課題(研究種目)の変更を希望される方の手続き等に際し、貴研究期間内における締め切り等についてご配慮くださいますようよろしくお願い申しあげます。
なお、下記研究種目の「研究計画調書」の提出(送信)が既に完了している方については、当該応募情報を取り消すことを予定していますが、その方法等については、準備が整い次第あらためて通知させていただきます。
平成22年度新規募集課題の公募を停止する研究種目
(1)「新学術領域研究(研究課題提案型)」(文部科学省より公募)
(2)「若手研究(S)」(日本学術振興会より公募)