美術館めぐり

カキツバタが咲く頃公開される国宝「燕子花図屏風」（六曲一双）を観に行ってきた。
根津美術館では尾形光琳300年忌記念特別展が開催されており、今回は国宝「紅白梅図屏風」（二曲一双）、「孔雀立葵図屏風」（二曲一双）も同時展示されていた。
併せて伝俵屋宗達「蔦の細道図屏風」（六曲一双）、尾形乾山の陶芸作品、小西家文書なども含めて、デザイナー的資質が理解できそうな展示構成だ。
この美術館は庭園もすばらしいが、中国殷代の保存状態の良い青銅器コレクションも素晴らしく、展示品の「双羊尊」（紀元前13-11世紀）が入館チケットの図案になっている。
このあと近くの岡本太郎記念館（旧邸宅）にも立ち寄った。
アトリエ、居間、お庭には独特の作品が展示されている。
さらにこのあと、新築工事のため長期休館するブリヂストン美術館の「ベスト・オブ・ザ・ベスト展」へも行ってきた。
青木繁の「海の幸」「わだつみのいろこの宮」、藤島武二「天平の面影」、セザンヌ「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」などじっくり観覧してきた。
このところみょうに美術系に足が向く。