そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月21日(日)選挙に行く

2013年07月21日 | 公開

 山陰線、じゃなかった参院選の投票日である。同居人と一緒に近くの小学校に設えられた投票所へ行く。店仕舞いしたカメラ店のご主人が、立ち合い人をなすっていたから、会釈をした。

 娘は期日前投票を済ませたという。日本国民として選挙権だけは行使せずんばあらず…と厳しく教育した。聞き合わせてみると、一家の投票先はてんでバラバラ。ただし、娘と私の投票先だけ、完全に一致しているのは面白い。

 松江の老母から電話がかかってきた。過日は出雲で「ももの会」があったらしい。老母は筒井先生とお話をしたよし。

 

 …しかし、開票速報というのは、あんなにあっという間に決まるものかね? 投票終了後1秒にして、大勢が決まってしまうとは。出口調査とやらの威力らしいが、そんなに早く結果が分かったら、つまらんことこの上もなし。だったら開票作業なんか、無駄だからしなければよいぞなもし(そんなアホな!)。

 高校の同期生が当選した。おいらもそういう年齢に達したということだな。


7月20日(土)おうた文学会へ行く

2013年07月20日 | 公開

 小中高はもう夏休みだが、大学はまだまだ続く泥濘ぞ~♪ 8月4日オープンキャンパスの当番までは、お休みにはならないぞなもし。4日の午後は文学部の質問コーナーに詰めておりますので、私のサインが欲しい方はおでましくだされ。(笑 本は自分で買ってくださいね。❤

 今日は「おうた文学会」の例会のため、渋谷経由で会場校へ行く。後の委員会が面倒そうだが、発表者は大物だし、参会者は多いんじゃないかなと思っていた。A君をKOのSさんに紹介する約束もあった。

 いや~、研究発表は3本とも長かったなあ。皆それぞれ1時間以上だったぞ。最初の発表に質問したが、近世の研究者は中世のことを、ちゃんとカヴァーしていないんじゃないか!と痛感した。結局、資料紹介と単なる現象の指摘だけでは、研究発表にはならんと言うことである。それに、質問した他大学所属者には、休憩時間に軽く挨拶のひとつもしておくのがエチケットであって、博士号を取得した偉い御仁も、こういうことでは指導教授の躾のほどが露呈してしまうわいな。もって他山の石といたしませう。わかったな、ウチの弟子どもよ!

 2本目の発表に対しても、3本目の発表者Wさんから、あんたはいったい何をしたいの?という、実にき~つい質問が出た。これは私が院生の頃、しょっちゅう突きつけられていた言い種で、うわ~、やっぱり厳しいなあと息を吞んだぞ。発表資料の中に、私のボスであるT教授の著述からの引用があったので、吃驚した。

 Wさんのお連れ合いは、大学院の研究室のすぐ上の先輩だった。発表はpptを使って、ちょっと講演みたいな感じになった。

 揉めると思った委員会は、存外スムーズにいった。議事進行に資する発言を数回、意図的に行った。とにかく会議は不必要な時間をかけず、さっさと終わってもらうに限る。一番に会場を後にして、最寄り駅へ急いだが、会場校大学の通学専用道路が作られ、カードマンが何人も立っていたのには驚いた。さすが宗教系の大学は、金があるんだなあ。

 渋谷でK君、A君と待ち合わせる。TさんはN教授のゼミの会に行ったらしい。ハチ公前は参院選の投票日前日で、ものすごい人出。某候補者が演説していた。円形の団扇みたいなものをもらったが、これも選挙用のビラの一種らしい。人混みを抜けて、109のほうへ歩く。こ、これは、もはや老人の近寄れるような街ではない。109のところを左に行った先を、右へ入った「麗郷」へ。台湾料理がやみくもに食いたくなったのだよ。

 今日はもっぱらビールにする。香腸やシジミはおいしかったけれども、O社長と一緒に行った麻布十番の「福琳」のほうが、台湾!という感じのお味だったな。でも、「麗郷」は賑やかで、愉快な気分になった。

 帰宅したら、家を出て言った娘が帰ってきていた。父に似て蕎麦好きの彼女のために買っておいたTシャツを着ている。

 とても気に入ってもらえたようだ。サイズが大きいかなと懸念したが、杞憂だった。バックの言葉がシャレている。

 さて、移動の途中に、竹内一郎『やっぱり見た目が9割』(新潮新書)を読了。前書も面白かったが、思わず膝を打つ箇所がいくつもあった。特に第7章。K元助手には、ぜひぜひ読んでいただきたい。

 

 

 


7月19日(金)豹議員会

2013年07月19日 | 校長は日々是口実

 学校法人の会議があるので、暑い中を出勤する。クールビズでノーネクタイとか言うけれど、別にビジネスをやっているわけではないから、夏のスーツにきちんとネクタイを締めて行く。エストニアのタリンで買ったネクタイを選ぶ。今日は高校の校長としてのお仕事だから、金日成眼鏡をかけて家を出た。ちなみに丸眼鏡をかけている時は、大学教授モードである。

 会議の前に郵便局で振替をやっていたら、S教授とぱったり。豹議員会ですか?と言われた。かつて部長だったS教授に頼まれて、まだB部の委員長もやっていますぜ!と申し上げたくなったが、ぐっと抑えた。郵便局には「Cafe GOTO」のウェイトレスさんもいらっしゃった。ここで会ったが何とやらであるからして、「GOTO」さんのところへ寄って冷コーを飲む。学校案内を置かせていただいたので、その話題でひとしきり。先生は文章が上手いですねって、そりゃ文学部教授であるからして…。

 さて、豹議員会の開かれる会議室へ入ると、J学部長のT先生がお座りになっていたから、その下座に座った。ほどなくS学部長のS先生がおいでになったので、「梅香」の麻婆豆腐が美味しかったとご報告し、お店の名刺をお渡しした。S先生は神楽坂にお住まいで、先日中華バーをご紹介したらすぐにおいでになったよし。「梅香」はそのバーの隣だから、またすぐにおいでになることと思う。予約されたほうが賢明です。

 豹議員会はお水と紅茶と小さなケーキが出る。学校法人の会議で、こんなサーヴィスのあるのは、豹議員会だけだが、それは学外の豹議員がかなり出席されるからであろう。学内は研究費も半減である。

 帰りに神楽坂で買い物をする。豆腐コーヒー豆を買う。

 


7月18日(木)東博へ行く

2013年07月18日 | 公開

 電車の中で英国一家、日本を食べる』を読んでいたら、抱腹絶倒。優先席に腰かけて(老人だから咎める人はいない)、わははと笑ったら、隣席のおばさんに変な顔をされてしまった。これは近来まれにみるお薦め本といふべし。ご推奨申し上げ候。

 さて、卒論ゼミは夏休み前の総括を行い、皆で昼飯を食いに行った。夕方の会議まで時間があり、瓶ビールを3本注文する。このレストランは15階にあって、眺めは抜群だが、ただそれだけの話である。まあ、ハンバーグさえ食っておれば無難なるも、指導教授様はカッコつけて蕎麦とにぎりのセットにした。

 とにかく会議までの時間が空いたので、3日連続で上野へ行き、本日は東博の特別展を観る。手鑑のところを流して観ていたら、博士課程の院生Tさんを追い越した。さらに売店でトートバッグ付きの図録を買っておったところ、同じく博士課程の院生K君に挨拶された。偶然3人が集まったから、西郷会館の「ライオン」へ行ってビールを飲むことにする。ここの「ライオン」、は新しいビルになって初めて入ったが、チープな作りを銀座七丁目店と比べてはなるまい。ウェイトレスのおばさんは実に愉快な方だった。ムール貝の酒蒸しみたいなのが美味かった。

 ちょうどよい時間に会議へ行く。ところが、号館の番号を間違えて、一つ若い建物に入ってしまい、まごついた。アルコールのせいかもしれない(「ライオン」の祟りか?)。でもって一番遅く到着。皆さん、既に弁当を召し上がっていた。

 1時間半ほどで話がつき、トラムに乗って帰ることにする。「鷹ばん」の前を行き過ぎ難く行き過ぎる。

 なんだか体がむくんでいる。塩分の摂りすぎか? 明日は豹議員会である、ガォー!


7月17日(水)点者をつとめる

2013年07月17日 | 公開

 久しぶりに夜のお稽古事に顔を出す。8月3日のイベントのため、点者を仰せつかる。自分の所案はムーミン大のOさんに批点いただいた。新年度からムーミンへ移った坊ちゃんと、お話をされたよし。坊ちゃんは学部1年の時、私がクラス担任だったからな。

 終了後は「AMA」へ行く。A師匠が「オトボケ」で、何やらガツガツと召し上がっていた。開始時間に少し遅れてみえたので、きっと夕食を摂りそびれられたのであろう。

 雨のせいか、お店は混んでいた。「AMA」でカシューナッツフライを頼む場合は、浅く揚げてくれるようお願いするのが正解だ。


7月17日(水)ドナルド・キ―ン氏ほかの鼎談を聴く

2013年07月17日 | 公開

 12:15から会議。原案作成を難なくこなす。それから買い物に行く。昨日どうしても気になった短冊をもとめに「文行堂」へ。「少シミあり」とあるが、「シミ」の確認ができかねた。研究費の立て替え払いにしてもらう。領収書をいただいた。さてさて、「文行堂」のレジの横に飾られている傑作短冊、ついに写真を撮らせてもらった! 売り物ならば、ぜひぜひ購入させていただきたい。

 

 大学へ戻り、14:45からのドナルド・キ―ン氏ほかの鼎談を聴きに記念講堂へ行く。カフェでA君が勉強していたが、一両日後にキ―ン先生の誕生パーティがあるよしで、そちらに出るから彼はパスするとのこと。A君はNYはC大学の博士候補生なのであ~る。会場に入ると、B部の偉いさんが、「関係者席」に案内してくださった。後でE学部のH教授がやって来たので、並んで座る。オタクの学部再編はどうですか?と伺ったが、いろいろ問題が出ているらしい。余所事ながら、気になるところ。

 さて、鼎談はなかなか面白かったが、最後にかなり強烈な高校の国語教育、古典教育批判が出た。大いに共感する。

 雨が降り出した。天気予報は実に正確である。


7月17日(水)武島羽衣短冊

2013年07月17日 | 公開

 A君に贈呈するつもりで買った短冊は、「心からさひしかりけりとしなかく わかゝと訪ひしをしへ子のゆく 羽衣」というものである。今の心境にあまりにぴったり来たからもとめたが、付き過ぎているかもしれない。

 思えば最初に出会ったのがNYで、深いご縁があったと思う。A君の翻訳を披露する集いが来週開かれる。ご関心の向きは、是非ご来聴いただきたい。


7月16日(火)絶品中華!

2013年07月16日 | 公開

 神楽坂辺にお住まいのK教授の肝煎りで暑気払いをする。早めに着いたから、「はとや」で豆を買った。豆屋の店名が「はとや」というのは、いつ見てもつきづきし過ぎて笑っちゃうわい。もう落花生は仕舞いだそうだ。最後の剝き落花生をいただく。

 予約してくだすった中華料理店へは、私が一番早く到着した。10分ほど涼んでいるとA教授、M教授と見えて、幹事役?のK教授が、油断しましたと一番最後に入っておいでになった。

 狭いお店だが、余計な装飾はまったく無く、とても好もしい雰囲気だ。四川料理のようで、ピリリッと辛いお皿が次々と供されてくる。K教授以外は紹興酒をもらったが、ボトルが2本空いた。アルコール度数が高いような気がした。

 実は最近、体調が悪かったのだが、麻婆豆腐を食ったらシャンとした。やはりこの時期は、辛いものに限る。

 次の学部長は誰になるのか?などという生臭い話題も出たけれど、体調が戻られたなら××教授で決まりであろう。××教授はまた立候補するとかしないとか、もう付き合っておれんわい。某基幹委員会が小生を召喚するとかしないとか、そんな昔のことは忘れたわい(確かに委員長は勤めたけれど、肝腎な提言は当時の学部長殿に無視された)。そろそろ臍を曲げて、定年退職準備モードに入るべいよ。しかし、その前に渋谷神道大学へ通って、資格を取らねばなあ。「ちょっかい」出すなよ(笑)。次の学長は?という話も出たけれど、笑っちゃうような候補者の名前があがった。まあ、どうしてもやりたい御仁がおいでだからな。

  中期的な大学運営は、とても難しかろう。舵取りを過ったら、ウチのような大学はたちまち沈没してしまうに相違ない。そうなれば、高校だって沈没である。でも、見た限り、危機感は皆無である。まったく脳天気な学校だよ。結局××理事がアホなのだということで、おいしく食事会を打ち上げとする(呵呵大笑)。 やっぱり金を稼いでいるヤツが偉い!となる。打倒、××学部。

  …そうか、××新理事が学部長になられたのは、40歳台のことであったか。そういうのこそ、いとめやすけれ。やはりプリンスというか、そうした御仁は違うわなあ。まあ、ウチの学部は風土が違うけどな。我らはせいぜい、プリン食って寝ましょうぜ。私しゃプリン体が多くて、弱っているんだがね。(涙

 

 


7月16日(火)社会人向け講座始まる

2013年07月16日 | 公開

 昨宵、居酒屋にてN教授は結構生臭い話をなさったが、もうそういう時期なのかな。そう言われても、下官のごとき、紅旗征戎は吾が事に非ず…である。いやはや、生臭いわい。

 さて本日から社会人向け講座の夏学期が始まる。朝ご飯は松江の親戚から送られてきた野焼き蒲鉾と、レトルトの蜆を入れた汁をいただいたが、後者はいかんともなし難いお味であったわいな。

 昼飯は「菅雅」でりんだもぢる。私の前にお客がドバッと入店したが、あなご天蕎麦を二色で!と、さっさと注文してしまう。しかし、ものすごいご繁盛で、蕎麦もかように人気なら心強いが、田舎の水切りが…と、いささか不満を申し述べておきたい!

 社会人向け講座はリピーターの方と、初めての方とが入り混じっているので、気を遣う。結局、痴楽の山手線一周を喋らせられた。初めて聴いた御方は、なんじゃらほいと思われたことであろうよ。で、本日は足利義尚撰のお話を申し上げたのであった。

 夜に神楽坂で会食のお約束があるが、いささか時間があるので「文行堂」へ。ご主人は市でお留守だった。米国へ帰るA君に差し上げる短冊を物色、武島羽衣の1枚を選んだ。有栖川宮董子の短冊があった。男みたいな力強い字で、背筋がぞくっとするほど素敵だが、ちょっと手が出しにくい値段だった。う~ん、残念。でも、買っちゃおうかな。

 地下鉄を乗り継ぐ飯田橋で、Tea大名誉教授のH先生とすれ違った。大学の廊下では、同居人勤務先の名誉教授、憧れのゲンゴロウ先生ともすれ違った。奇遇、奇遇。「Cafe GOTO」で夕涼みする。


7月15日(月)授業実施日

2013年07月15日 | 公開

 祝日なれど授業実施日である。朝いち演習からちゃんと授業をする。テーマは「氷」だったが、ちっとも涼しくない。「すだの細江」が「つだの細江」の誤写と推定できるなどということは、学部2年生にはちとレベルが高すぎる話かもしれない。続いてA君相手のテクスト講読、次週で今読んでいるものが読み終わる。

 結局昼食に行けず、博士課程の研究指導はUちゃんの発表を聴く。存外面白かったが、KO勢にはフン!と言われるような内容だろう。まだまだまとまりがついていない。修士の演習は猛スピードで進める。続く空き時間は、Uちゃんと博論の話をしていたら潰れてしまった。学生の研究会は来週まで行う。終了後、「かわうち」で飲む。来週はT君の渡仏壮行会を挙行するか。

 E学部のN教授が、卒論ゼミの女子学生を引き連れて入っておいでになった。なんというジェンダー・バランス! 皆で大学近くの神社の夏祭りに行ったそうだ。ウチの学部は学生同士の仲が悪いから?、そういう楽しいことは致さぬのであ~る。

 ここのところ、どうも脳梗塞を起こしそうな予感がする。頭の中の回路が切れているような感じもある。亡父は3度、脳梗塞に倒れたが、3度とも目の前に老母が居て、しかも日赤病院が家のすぐ近くだから助かった。私の場合、同居人には手遅れになるまで待って救急車を呼ぶよう申し付けてある。1発で死んでしまおうという所存である。


7月13日(土)終業式と「どげだ会」

2013年07月13日 | 校長は日々是口実

 11:30から一学期の終業式で、高校へ行く。教務副主任が集合を促す校内放送をなさったので、マイクを申し受け、校長である、終業式は定刻に開始する、時間を守れぬ者に成業の見込みは無い、精神的に向上心の無い者は河馬の逆立ちである、繰り返す・・・と放送した。脇にいらっしゃった国語の非常勤講師の先生(女性)が、「心」は二学期にやりますので、よい予習になりますわと仰った。で、定刻7分前には生徒全員が体育館に入り整列した。始業式は5分前だったから、校長の校内放送は存外の効果がある。

 最初が校長の訓話。諸君は二流校の生徒である!とやった(また理事や教務部長に叱られるかもしれないが…)。学校創立者は本学を明らかに第二流の学校として作った(反体制の私立学校だったし)、だからこそ、我が校の卒業生が活躍してきた領域はかくかくであり、校風はしかじかであったのだ…と話し、夏休み中に読むべき推薦図書として高島俊男先生の『天下之記者』を示した。生徒諸君はいったいどんな学校に通っているのか、きちんと認識したほうがよろしい。建学の精神というものが、私立学校では大切である。続いて教務主任のK君が、一学期に起こった、ないしは発覚した残念な事案を延々と話した。K君の訓話を聴いていると、心が暗くなってくる。それから、明日母国へと帰る留学生に挨拶してもらったが、これはなかなか立派だった。ほぼ1年在籍したよしにて、最初はほとんど日本語が出来なかったそうだ。それが1000人の全校生徒の前で堂々と日本語でスピーチできるまでになったのだから、たいしたものだ。続いて各種表彰を行う。とくに囲碁・将棋に関しては県内に敵無し。この高校は、どれほど生徒の頭がよい学校かと思う。

 その留学生の受入団体の担当者とホストファミリーがお見えになったので、校長室で呈茶申し上げ、懇談した。これが長くかかったので、生徒寮のボウリング大会に顔を出すことは断念し、予定より1本早い新幹線に乗る。

 今夕は「どげだ会」。六本木のパブに集合し、後にミッドタウンのサントリー美術館の1階上にあるライブハウスへ行くことになった。「どげだ会」というのは高校の同期会であって、命名は小生による。出雲弁の「どげだかいね?」を掛けてあるのだ。曲が全然わからなかったので、正直ちとつらかったが・・・。

 


7月12日(金)をかしの家

2013年07月12日 | 公開

 グリム童話のヘンゼルとグレーテルは、「お菓子(をかし)の家」を見つけるんだが、そのすぐ近くに、とっても可哀相な家があったのねと、同居人との閨の睦言である。あはは、「あはれの家」と言いたいんでしょ、清少納言で。いや、分かってらっしゃる。閨の睦言に相応しや、枕の草子。

 「江ノ島」の近くに、「安ノ島」「以ノ島」「「宇ノ島」と「於ノ島」が続いているというのも、ウソである。もっとも、「江」は大昔ヤ行音だったから、「也ノ島」「以ノ島」「由ノ島」「与ノ島」と言うべきかもしれない。一緒にベッドインしているお相手が、博士号を所持あそばす音韻学者だと、相当に頭を使はずんば非ず。(汗 こう見えても学部生時代の国語学関係科目の成績は、全優だったけんね。きひみ、けへめ~♪

 今ここで、東京スカイツリーを立ててみようか?と言ったら、後頭部を殴られた! ←きわどいか?

 志ん生の『なめくじ艦隊』を読み直す。


7月11日(木)「体温を下げろ!」?

2013年07月11日 | 公開

 連日の熱帯夜で寝苦しい。娘が家を出て行ったので、閨の中では同居人と大声で会話しても憚ることがなくなった。寝苦しくてたまらない、ちょっと冷房をつけてよとのたまふ。南方戦地の兵隊さんの苦労を想ふべきだが、「体温をさげろ!」とおっしゃるので、エアコンのスイッチをいれた。そりゃまた「太陽にほえろ!」みたいだねと言ったが、同居人はこの有名なTV番組のことをご存知ではなかった。じぇじぇじぇ!

 夜半に目がさめたから、いろいろちょっかいを出すと、「変態、バカモン!」と怒り出す。そりゃ「天才バカボン」のことですか?と、トボけてやった。さすがにバカボンはご存知であらせられた。おいおい、バガボンドは違いますぞよ。万事、聞きなしである。

 神楽坂の「jokogumo」へ立ち寄る。購入した岩手県一戸町産の籠が茶盌入れにぴったりだとお話ししたら、女ご店主がご覧になりたいとおっしゃる。そこで持参した次第。岸野寛さん作の彫三島「美川波倶舞」を更紗に包んで、籠に突っ込んできた。ご主人、ちょうど新しいカメラの講習?を受けておいでで、何枚か写真を撮ってくださった。

 さて、18:30から月曜朝いち演習のコンパを「かわうち」で催行する。予測通りの参会者であった。さすが、助手からの叩き上げは違うだろ。E学部のO教授ご一行様4名が後から入っておいでになったので、ご挨拶した。21:00近くまでわいわいやって、散会とする。

 

 


7月11日(木)南方戦地の兵隊さん

2013年07月11日 | 公開

 恐ろしいような炎暑である。南方戦地の兵隊さんの苦労を想い、我慢するしかあるまい。

 UW図書館司書のSさんが、遠路舎路からサクランボを送ってくださった。遙かにレニア山を思いつつ頂戴する。黒いのと赤いのと、ふたいろ入っていた。

 舎路ではサクランボ食いまくったなあ。スーパーでアーティチョークを買って来て、自分で調理して食ったのもよき想い出である。


7月10日(木)夜は委員会

2013年07月10日 | 公開

 18:20開始の委員会の打ち合わせのため。17:40にB部を訪ねるよう要請されていたので、17:30頃急な階段をのぼる。Mさんにお願いしていたグッズを頂戴してお金を払い、事務部長殿には高校地元のお菓子を差し上げ、ご苦労半端でない担当のYさんには団扇をプレゼントした。委員長、箇所長たるものは、かやうに気を遣うのである。

 この委員会では軽食が供され、いつも「まい泉」のカツサンドだったが、本日はなぜだか「たん熊北店」の華弁当だった!じぇじぇじぇ! い、一体どうしたのだろう?と訝しんでおったら、担当理事と常任理事が出席されたので、さてこそ奢ったのか?と勘ぐったけれど、とにもかくにもお零れでも何でも豪華なものが頂戴出来て、ラッキーといふべしよ。この次は「人形町今半」のステーキ弁当にして欲しいと申し上げたが、即座に却下された。(涙

 定刻に委員会を始め、面倒な議案がいつもの半分だったので、20:00頃に終えることができた。最後の意見交換は、「そんなことは、この委員会が決めることではない」と常任理事がぴしゃり仰ったが、その通りで、理事会の専権事項であることは百も合点承知之介である。ともあれ予定より30分早く散会する。長い会議は犯罪だと思う。私の取り得は、会議を短くすることに尽きるかもしれない(高校ではそれでも怒鳴られたがな)。

 委員の一人である図書館長殿に別件で少しお話ししたが、あまり詳しい事情はご存知なかった。来週、教頭と事務長からお話しさせていただきますと申し上げておく。ふう、神楽坂のバーにでも立ち寄ろうかと一瞬思ったもののそのまま直帰。娘が家を出て行ったので、同居人と二人でワインを飲む。同居人は、お菓子をやめたら3㎏減量したそうである。私はちっとも体重が落ちない。それでいて疲れたような顔をしているから、みっともないことこの上もなし。