そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月20日(土)おうた文学会へ行く

2013年07月20日 | 公開

 小中高はもう夏休みだが、大学はまだまだ続く泥濘ぞ~♪ 8月4日オープンキャンパスの当番までは、お休みにはならないぞなもし。4日の午後は文学部の質問コーナーに詰めておりますので、私のサインが欲しい方はおでましくだされ。(笑 本は自分で買ってくださいね。❤

 今日は「おうた文学会」の例会のため、渋谷経由で会場校へ行く。後の委員会が面倒そうだが、発表者は大物だし、参会者は多いんじゃないかなと思っていた。A君をKOのSさんに紹介する約束もあった。

 いや~、研究発表は3本とも長かったなあ。皆それぞれ1時間以上だったぞ。最初の発表に質問したが、近世の研究者は中世のことを、ちゃんとカヴァーしていないんじゃないか!と痛感した。結局、資料紹介と単なる現象の指摘だけでは、研究発表にはならんと言うことである。それに、質問した他大学所属者には、休憩時間に軽く挨拶のひとつもしておくのがエチケットであって、博士号を取得した偉い御仁も、こういうことでは指導教授の躾のほどが露呈してしまうわいな。もって他山の石といたしませう。わかったな、ウチの弟子どもよ!

 2本目の発表に対しても、3本目の発表者Wさんから、あんたはいったい何をしたいの?という、実にき~つい質問が出た。これは私が院生の頃、しょっちゅう突きつけられていた言い種で、うわ~、やっぱり厳しいなあと息を吞んだぞ。発表資料の中に、私のボスであるT教授の著述からの引用があったので、吃驚した。

 Wさんのお連れ合いは、大学院の研究室のすぐ上の先輩だった。発表はpptを使って、ちょっと講演みたいな感じになった。

 揉めると思った委員会は、存外スムーズにいった。議事進行に資する発言を数回、意図的に行った。とにかく会議は不必要な時間をかけず、さっさと終わってもらうに限る。一番に会場を後にして、最寄り駅へ急いだが、会場校大学の通学専用道路が作られ、カードマンが何人も立っていたのには驚いた。さすが宗教系の大学は、金があるんだなあ。

 渋谷でK君、A君と待ち合わせる。TさんはN教授のゼミの会に行ったらしい。ハチ公前は参院選の投票日前日で、ものすごい人出。某候補者が演説していた。円形の団扇みたいなものをもらったが、これも選挙用のビラの一種らしい。人混みを抜けて、109のほうへ歩く。こ、これは、もはや老人の近寄れるような街ではない。109のところを左に行った先を、右へ入った「麗郷」へ。台湾料理がやみくもに食いたくなったのだよ。

 今日はもっぱらビールにする。香腸やシジミはおいしかったけれども、O社長と一緒に行った麻布十番の「福琳」のほうが、台湾!という感じのお味だったな。でも、「麗郷」は賑やかで、愉快な気分になった。

 帰宅したら、家を出て言った娘が帰ってきていた。父に似て蕎麦好きの彼女のために買っておいたTシャツを着ている。

 とても気に入ってもらえたようだ。サイズが大きいかなと懸念したが、杞憂だった。バックの言葉がシャレている。

 さて、移動の途中に、竹内一郎『やっぱり見た目が9割』(新潮新書)を読了。前書も面白かったが、思わず膝を打つ箇所がいくつもあった。特に第7章。K元助手には、ぜひぜひ読んでいただきたい。

 

 

 


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2 コメント

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麗郷 (Unknown)
2013-07-21 09:25:05
池尻に勤めていた頃、よく行きました。腸詰が名物でしたね。
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腸詰 (亭主)
2013-07-21 12:10:27
美味しいですよね。
台湾で食うと、もっと美味いです。
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