11:30から一学期の終業式で、高校へ行く。教務副主任が集合を促す校内放送をなさったので、マイクを申し受け、校長である、終業式は定刻に開始する、時間を守れぬ者に成業の見込みは無い、精神的に向上心の無い者は河馬の逆立ちである、繰り返す・・・と放送した。脇にいらっしゃった国語の非常勤講師の先生(女性)が、「心」は二学期にやりますので、よい予習になりますわと仰った。で、定刻7分前には生徒全員が体育館に入り整列した。始業式は5分前だったから、校長の校内放送は存外の効果がある。
最初が校長の訓話。諸君は二流校の生徒である!とやった(また理事や教務部長に叱られるかもしれないが…)。学校創立者は本学を明らかに第二流の学校として作った(反体制の私立学校だったし)、だからこそ、我が校の卒業生が活躍してきた領域はかくかくであり、校風はしかじかであったのだ…と話し、夏休み中に読むべき推薦図書として高島俊男先生の『天下之記者』を示した。生徒諸君はいったいどんな学校に通っているのか、きちんと認識したほうがよろしい。建学の精神というものが、私立学校では大切である。続いて教務主任のK君が、一学期に起こった、ないしは発覚した残念な事案を延々と話した。K君の訓話を聴いていると、心が暗くなってくる。それから、明日母国へと帰る留学生に挨拶してもらったが、これはなかなか立派だった。ほぼ1年在籍したよしにて、最初はほとんど日本語が出来なかったそうだ。それが1000人の全校生徒の前で堂々と日本語でスピーチできるまでになったのだから、たいしたものだ。続いて各種表彰を行う。とくに囲碁・将棋に関しては県内に敵無し。この高校は、どれほど生徒の頭がよい学校かと思う。
その留学生の受入団体の担当者とホストファミリーがお見えになったので、校長室で呈茶申し上げ、懇談した。これが長くかかったので、生徒寮のボウリング大会に顔を出すことは断念し、予定より1本早い新幹線に乗る。
今夕は「どげだ会」。六本木のパブに集合し、後にミッドタウンのサントリー美術館の1階上にあるライブハウスへ行くことになった。「どげだ会」というのは高校の同期会であって、命名は小生による。出雲弁の「どげだかいね?」を掛けてあるのだ。曲が全然わからなかったので、正直ちとつらかったが・・・。
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