そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月2日(金)23:00@Seattle

2010年04月03日 | Seattle日記
 午後から最初のクラスに参加する。拙著をテキストとして販売、儲かったぞ~!? 内容は文法的な分析が中心だが、なかなか高度。梅ちゃんなんか、あなた、ついていけないかもしれないよ(課題とした文法のワークブックは、ちゃんとやったかな?)。「ながながし夜」の「ながながし」は、形容詞の語幹が連体接続している(cf.「うまし国」)だとか、シク活用形容詞の連体形は成立が遅れるなどという説明に、皆さん頷いていらっしゃるのだから…。

 画像はWash大学の教室棟内。確認できないとは思うが、正面にビル・ゲイツのご母堂の肖像画が掛けられている。15:30から言語学のcolloquiumを聴講した。その後、A先生に院生用図書館を案内していただく。金曜で利用者が少ないよし。しかし、巨大。閲覧スペースが十二分、いや十五分に取られている。ウチの大学のK図書館長が訪問して感激したというのは、ここのことだろうか? 世界最大の本というものを見た。また、カラスが文字を加えて飛んでいるモビールがあった。

 帰路はまた雨に遭う。四六時中、降りみ降らずみ、定めなく時雨みたいに降っている。近くのスーバーに立ち寄って、午前中買いそびれたものなどを仕込む。夕食はA先生にお借りした炊飯器でご飯を炊き、生サーモンを炒め、ホワイトアスパラを茹でたものを付け合せた。宿舎の部屋にはキッチンが付いていて、電子レンジもある。ルクエの「スチームケース」を持って来て大正解だったわい。酒はオレゴン産のロゼワインにした。

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