夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

新年度に向けて

2013-03-05 06:54:07 | 私と福祉とであいの旅
3月4日(月)晴 3.5℃

 昨年12月着工の「作業棟」の増築工事が、いよいよ山場を迎えている。工事監理者に昨日会い、3月20日竣工とのこと。この工事にともなって、本館の床なども張替えの必要が出てきている。施設ができて10年を超えると、あちこちが痛み始めるということを最近はとよく感じている。

 新年度の準備はもう一つ、新任職員の研修実習カリキュラムづくり。こちらの方も、なかなか職員が予定の期間にそろわないために、頭が痛い問題でもある。

 就労系の計画に反映されるかどうかまだわからない事項に、同じ価値観を持つパン屋さんに昨日お目にかかる機会を得た。天然酵母を使ってパンを焼いているパン屋さんで、自然農の農場のオーナーと以前から交流のある方だった。私はご主人とは初対面だが、S農場では奥さんとお嬢さんには何度かお会いしている。
 パンに取り組んだのは今までで18年間というから、私が無認可施設をスタートした頃と重なっている。今回のオファーは、同じ価値観ということもあるが、オーナーが少し健康面で体調を崩したことがきっかけという。

 6月頃からの予定で法人のパン工房メンバーにて、りんご酵母使用の食パンを焼成することが可能かというオファー。施設内の器具も見ていただいたが、それらは文句はないらしい。天然酵母パンは醗酵だけで9時間を要するというし、何より室温28℃をいかに保つかという課題もあるのだという。

 約2時間半にわたり、オーナーのお話を伺った。天然酵母はもちろん初めての体験になるし、更にパンに使用する小麦のうんちくには知らないことばかりで唸るものがあった。今後わが法人がさらにグレードアップするには、これを超えなければならない。
 イースト菌は天然酵母と違って、「スペシャリスト」であるという言葉をオーナーが使っていた。Yパン製のパンと代わらないほどの威力らしい。つまり誰が作ってもそんなに変わらないということか・・・。それだけにりんごの酵母を使って焼成するのには、季節ごとに水分量の調節やら、小麦の特徴などを考えながら焼かないと美味しいパンが焼けないと言われていたのが頭にこびりついている。

 S農場のオーナーとは、農業での連携を模索している。これから何度か通う必要がありそうだ。
 それにしても今年の雪は半端ではなく、農場のビニールハウスが倒壊したとオーナーはがっくりしている。健康面でも少し不安を持っている様子だった。午後から病院で検査だというが、何事もなければよいのだが・・・。健康が何事においても一番大切であることは言うまでもない。